先週のニュースより

運動靴の「靴底の剥がれ」が原因で転倒する事故が発生 消費者安全調査委員会が注意を呼びかけ

消費者安全調査委員会は、スニーカーなどの運動靴の「靴底の剥がれ」が原因で転倒し負傷する事故が起きているとして、靴底に関する情報提供をすると同時に注意するよう呼びかけています。事故は「10年前に購入し、最近は週1回程度履いていた 靴(スニーカー)を履いて歩行中、靴底の剥がれが原因で転倒し負傷した」といったもので、2010年~2016年の間に集められた事故情報の中で類似事例は34件ほどあり、継続的な発生が見られています。
(以上引用)

今週来店したエターナルの営業さんもスニーカーのコレクターで、相当数の高額品をサランラップで巻いたりしてストックしていたらしいが、結局ソールが全部ダメになり、泣きながら処分したそう。
ほとんどのスニーカーは、ソールにポリウレタン(PU)の緩衝材を使っているので、当たり前といえば当たり前。
使おうが使うまいが、ポリウレタンは空気中の水分を吸って勝手に分解が始まります。
一見どんなに状態が良くても、10年も経過していればスカスカになっていて、履き出せばすぐ底が崩壊します。高額なスニーカーだって物性的には同じです。そして、平底のローテクスニーカー以外は、ほぼ修理不可能なのです。
スニーカーは、新品を買ってすぐに履き、3年くらいで履き潰すというのが、正しい扱いかと個人的には思います。