店長日記

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本日のニュースより
国勢調査装う詐欺に注意呼び掛け 預貯金や口座、教えないで

居住地や就業状況を尋ねる5年に1度の「国勢調査」が始まったことに伴い、調査員を装って年収や貯金額を聞き出そうとする虚偽の訪問や電話が増加する恐れがあるとして、消費者庁は注意を呼び掛けている。
担当者は「詐欺や強盗の前兆となるアポ電(アポイントメント電話)の可能性もある。本当の調査は預貯金や口座番号などを尋ねない」と話した。不審な問い合わせがあった場合、消費者ホットライン(局番なしの188)への連絡も求めた。
(以上引用)

先週末、当方にも自治体の調査員(アルバイト?)が来て、一通り説明して調査票を置いていった。
5年に一回とはいえ、対面・手渡しが原則で、人海戦術で配布するのだから人件費も膨大。
私はネットで回答するが、郵送で回答する人も多い。以前は、わざわざ回収に来ていたこともあった。
マイナンバーも整備したことだし、もう少しムダのないやり方もあろうかと思うんだが…。
カバーオール制作
つい先週まで暑かったのに、いきなり秋の訪れ。
この時期、店頭では実需として長袖ワークシャツや、カバーオールが動き出す時期。
便利で使いまわしの利くカバーオールは、個人的にたくさん持っているが、地厚なものが多い。
今の時期にさらりと羽織れる程度のものが欲しくなったので、前掛けを作るときに使ったライトデニムで、自分用を作ることにした。
裏地無しで一枚仕立てのカバーオールは、縫製が最も簡単な部類。
カフスや台衿が無い基本的なデザインなら、ワークシャツよりも工程数が少ないのだ。
2020年テーラー東洋&ホワイツビルカタログ
テーラー東洋のスカジャンと、ホワイツビルのアワードジャケットを一纏めに掲載したカタログが入荷しました。
平素当店でこれらの製品をご愛顧いただいているお客様に限り、店頭で差し上げております。
冊数に限りがありますので、ご入用の方はお早めにどうぞ。
安倍晋三前首相が靖国神社を参拝

安倍晋三前首相は19日午前、靖国神社(東京・九段北)を参拝した。自身のツイッターに「本日、靖国神社を参拝し、今月16日に内閣総理大臣を退任したことをご英霊にご報告いたしました」と写真を添えて投稿した。
安倍氏は首相在任中、平成25年12月26日に1回だけ靖国を参拝している。
(以上引用)

在任中に参拝していただきたかったが、政権運営上のしがらみから解放されて、一議員の立場で参拝されたということ。
まずは良かった。
大多数の国民は、素直にメッセージを受け止めていると思う。
本日の修理品/シュガーケーン ワークベスト
パイピングのやり方は何通りかあるのですが、今回は短冊状にしたダンガリーの生地を表側から取り付けました。
ダンガリーの生地は、色の薄い裏側が表になるように使っております。
衿端をくるみ込み、内側の端は解れ止めにロックミシンをかけています。
見栄えの問題で、第一ボタンの脇から一周パイピングしました。

画像1/衿ぐりとパイピング布を重ねて地縫い。

画像2/パイピング布を裏に巻き込み、表側からコバステッチで押さえ縫い。

画像3、4/作業完了。
本日の修理品/シュガーケーン ワークベスト 
シュガーケーンのヒッコリーストライプのワークベスト。
衿ぐり端が擦り減ってパンクしかかっているのをリペアします。
使用するのは薄手のダンガリーの生地で、短冊状に裁断したもので端をパイピングして補強します。アールのきつい衿ぐり周囲をパイピングするので、生地はバイアス方向に裁断します。
こうすることで、平織りの綿布でも、ある程度伸縮性を持たせることができるのです。
ジーンズ裾上げ
持ち込みのブラックデニムをチェーンステッチで裾上げ。
当店ではインディゴデニム用の黄色~オレンジ系以外に、オフホワイト、ブラック、ネイビー、オリーブの糸をご用意しております。

製品持ち込みの場合/¥1,500(ただしカット分3.5センチ以下の場合、縫代出しの為プラス¥500)

*裾線の汚れ、ほこりは機械の故障原因となりますので、製品は必ず洗ってお持ち下さい。
*煩忙時、持ち込み品の裾仕上げはお断りする場合がございます。
*当店で通常扱うジーンズの生地に合わせてミシンをセッティングしています。他社製品で極端に生地の厚いものには対応出来ません。
米、ウイグル自治区の製品一部輸入禁止 少数民族に強制労働の疑いで

米税関・国境警備局は14日、中国新疆ウイグル自治区で暮らすイスラム教徒の少数民族ウイグル族らが中国当局の関与で強制労働させられているとして、毛髪や綿花の加工製品などの一部中国製品の輸入を停止する命令を出した。対象となるのはウイグル自治区の綿花生産・加工会社1社と衣料品会社2社の製品や、同自治区ロプ県にある工業団地で製造された毛髪製品など。「再教育施設」に強制収容されているウイグル族や他の少数民族、受刑者の労働力が使用されているという。
米政府はウイグル族など100万人以上の人々が施設に収容され、強制労働させられていると判断している。ポンペオ国務長官は14日の声明で、「中国は国家主導の強制労働をやめ、全ての人々の人権を尊重するときだ」と指摘した。
(以上引用)

かつて黒人奴隷をシバキ倒して綿花畑で働かせていたアメリカが言えた義理でもないんだが、トランプの本気度の現れ。アメリカの武漢肺炎の被害は甚大で、時代が時代なら戦争になっていてもおかしくない。
日本はここまで出来ないまでも、アメリカと協調して支那からの輸入には高関税をかけるくらいやったらどうか。
ウォッチブレスレットの電池交換
コードバンの帯が付いたモデルの電池交換。
年初にお買い上げいただいたもので、半年余りで電池切れとなってしまいました。
販売時にご説明していますが、当初に組み立て工場でケース内にセットしてあるのはモニター電池で、寿命については補償の限りではありません。当たり外れがあり、販売時にスイッチを入れて作動させますが、このように半年ほどで止まってしまうこともあれば、2年以上そのままご使用いただけることもあります。電池の寿命がくるまでは一定の電圧できちんと作動しますが、寿命になると突然ピタリと止まってしまいます。
新品の電池に交換すれば、その後2年ほどはご使用いただけます。
当店では常時交換用の電池をストックしておりますので、即時対応いたします。

*工賃込みの価格500円(税別)

*当店で販売した商品のみの受付とさせていただきます。
ジ・アメリカンズ
米国のスパイスリラーの連続ドラマをレンタルで視聴。
これまで同じようなテーマで数多の作品がつくられてきたが、これは良く出来ている。
脚本がしっかり練られているし、登場人物がやたら多いが、それぞれのキャラクターや置かれた立場を丹念に描いており、感情移入しやすい。
80年代の東西冷戦下で、ワシントンで夫婦として生活するKGBの工作員。長年かけて米国社会に溶け込んで、二人の子供も儲けているが、結婚そのものも偽装工作である。それぞれがスパイとしての指令を受け、情報収集から暗殺まであらゆる工作を担当する。引っ越してきた隣人は偶然にもFBIの職員で、家族ぐるみの付き合いとなる。それぞれの事情を抱え、葛藤しながら、東西の最前線で戦う「アメリカン」たち。
この作品には安穏とした人生を送る人は一人も出てこない。忠誠心が、必ずしも報われるとは限らない過酷な世界が広がっている。
全6シーズンにも及ぶシリーズだが、実はまだ第2シーズンまでしか観ていない。面白いので、レンタル屋で第3シーズンも借りてきた。しばらく読書を控え、この作品を鑑賞する。
本日の修理品/バズリクソンズ ジャングルクロスバッグ
東洋エンタープライズに発送依頼しておいた交換用のパーツが昨日届いたので、さっそく交換作業。
ジャケットのフロントの場合はオープンタイプのファスナーになるので、スライダーのみの交換は比較的容易ですが、バッグの場合は要領が違ってきます。
ファスナーを閉じた状態で、ファスナー下部の「下止め」をテープから取り外し、その状態で破損したスライダーを下側に抜き、新品を嵌め込まねばなりません。このクラウンファスナーの「下止め」はダイキャストで、テープにガッチリ食い込んでいるので、テープを傷めずに脱着するのに注意が必要です。

画像1/破損したスライダーと新品の交換用スライダー。

画像3/交換完了。

*バズリクソンズ製品の修理についてお問い合わせいただくことが多いのですが、パーツ交換(ジッパー、リブ、スタッド等)を伴うメーカー対応修理につきましては、当店で販売した商品以外はお受けしておりません。お買い上げになった販売店にてご相談ください。当店に販売記録のある商品につきましてはメーカーへの発送、修理代の見積もり、納期管理等責任をもって承ります。
*パーツ交換の必要がない修理、カスタムワークは、都合のつく限り持ち込み品にもSHOP内で対応しております。
お辞めください大村知事
先月、西尾市の三ヶ根山に出向いた折、御大から受任者登録の申込用紙をいただいて帰った。
さっそく発送したのだが、なかなか署名用紙が届かないので、どうしたものかと思っていたら、本日やっと届いた。
美容外科の高須院長のお声掛けで始まったリコール運動。
税金を食みながら、中韓のためにせっせと働く大村愛知県知事。武漢肺炎への対応も、無能としか言いようがない。
すでに先月25日から署名期間はスタートしているが、地上波や、中日、朝日新聞は黙殺しているので、ジジババではリコール運動自体知らない人が多い。さらに、事務局は(組織的に)サイバー攻撃を受けていて、ホームページも一時ダウンしていた模様。
これから一か月強の期間、私共でも署名収集を行いますので、お志のある方は是非。
ご本人様の直筆と、押印(シャチハタ不可、拇印は可)が必要です。
同一の選挙管理委員会(半田市)の方のみになります。

本日の修理品/バズリクソンズ ジャングルクロスバッグ
クラウンのファスナーで時々あるのが、スライダーの引手が根元から取れてしまうケース。
特にこのL-2Bと同じ5号のオートロック式で起こりがちです。ムシには異常がないので、スライダーのみ新品に交換します。
本来メーカーで対応するケースですが、時間と輸送コスト削減のため、スライダーだけをを当方に送らせて、店頭で交換を行います。
ジャケットのフロントのようなオープンタイプファスナーとは取り付けが異なり、ファスナー下部の「下止め」を脱着しなければならないのが、少々面倒です。

*バズリクソンズ製品の修理についてお問い合わせいただくことが多いのですが、パーツ交換(ジッパー、リブ、スタッド等)を伴うメーカー対応修理につきましては、当店で販売した商品以外はお受けしておりません。お買い上げになった販売店にてご相談ください。当店に販売記録のある商品につきましてはメーカーへの発送、修理代の見積もり、納期管理等責任をもって承ります。
*パーツ交換の必要がない修理、カスタムワークは、都合のつく限り持ち込み品にもSHOP内で対応しております。
パッチ縫い付け/M-65
お買い上げいただいたバズリクソンズのM-65フィールドジャケットを「タクシードライバー」仕様に。
刺繍パッチとピンバッチはお客様の持ち込みで、大阪のマッシュさんの製品。
左腕の「キングコング・カンパニー」の刺繍パッチは、肩線から6,8センチで取り付け指示があり、映画のショットで確認すると、確かに低い位置に付けられています。
もうずいぶん昔の映画で、リアルタイムで見た人は少ないんじゃないかと思いますが、ロバート・デニーロが、戦争後遺症で偏執的な運転手を演じていました。ティーンエイジャーだったジョディ・フォスターの出世作でもあります。冒頭のシーンで、「ゴッドファーザー」で殺し屋役だったジョー・スピネルも出ています。
ジーンズ裾上げ
持ち込みでチェーンステッチでの裾上げ依頼。
リーバイスのテーパード505で、工場出しでシングルステッチされているものを、チェーンステッチで丈詰めします。
強度を持たすために内側のシームが二本針ミシンで巻き伏せ縫いされており、その部分が厚く(巻き伏せで4枚×三つ折り=12枚)なっているので、地縫い(シングルステッチ)での縫製のほうが望ましいのですが、あえてチェーンでというご要望です。ちなみにビンテージ系ジーンズでは、ほとんどインシームは縫い代を片倒ししているので、ここまでの厚みになることはありません(片倒しで3枚×三つ折り=9枚)。
何が問題かといえば、穿いているうちにインシームで糸切れしやすいので、チェーンステッチの場合はそのまま糸が縫い始めの方向に滑脱することが多いのです。
石破氏が地方行脚開始 「1人1人に居場所のある日本を」

安倍晋三首相(自民党総裁)の後継を決める総裁選(14日投開票)に出馬した石破茂元幹事長は9日午前、地方遊説を開始した。埼玉県ふじみ野市を訪れ、幼稚園のホールで約30人の支援者に「1人1人に居場所のある日本を作ることが私の使命だ。私なんていなくてもいいという社会を作ってはいけない」と語り、支持を呼びかけた。
(以上引用)

ずいぶん前に読んだこの人の著書「国防」は、当たり障りのないことを書いているだけで、全く琴線に触れるものがなかった。
安倍総理のような明確なビジョンや、政治家としての熱量を感じられないのだ。
風采が上がらないし、しゃべり方も鬱陶しい。なによりオールドメディアがこの人を推しているのだから、碌な仕事が出来るはずはない。
やっぱりここは菅さんに引き継いでもらい、積み残しの課題を粛々と進めていってもらいたいと思う。
本日のニュースより
台風10号 九州・中国はまもなく暴風域から抜ける 四国から関東は激しい雨に警戒

大型で強い勢力の台風10号(ハイシェン)は、7日(月)10時の推定位置で、対馬市の北の海上を北上していると見られます。九州・中国地方はまもなく暴風域から抜ける見込みです。一方で、西日本から東海の広い範囲が強風域に入っています。
(以上引用)

当地も午前10時過ぎには土砂降りで、一時前の道路が川のようになったが、開店前にはすっかり収まった。
12時現在、風がやや強い程度。
本日も平常通りの営業をしております。
トレンチコートも丸洗い
先週ポリバケツで水に浸して揉み洗いしたカウハイドのトレンチコート。
日陰干しして程よく崩れた感じになった。
油分がすっかり抜けている状態なので、全体に薄く乳化性オイルを塗ってメンテナンス。
10月に入れば、着る機会もあろうかと…。

*レザーのウエア類の水洗いを何度か記事として載せていますが、あくまでも自前の衣料を自己責任で扱ったものであり、お客様にそれを推奨しているわけではありません。…念の為。
名著であるため、ご紹介
『原節子の真実』 石井妙子著 新潮社

原節子といえば、戦前から戦後にかけての銀幕の大スタアというぼんやりしたイメージしかない。
作品としては、モノクロの小津作品を一本観たくらい。引退後は完全に表舞台から姿を消し、マスコミからの取材は一切オミットする徹底ぶりがかえって神秘的な印象だった。著者の石井妙子さんも何度か晩年の原節子にアプローチを試みたが、親族に阻まれてインタビューもかなわず、生死すらわからなかった。訃報が流れたのも、個人の意思によって、亡くなった数か月後の発表によるものだった。
それでも丹念な周辺取材によって、この女優の人となりを解き明かしていく。
裕福な生糸商の家に生まれながらも、世界恐慌の波にのまれて家業は没落し、成績抜群であったにもかかわらず進学を断念。さらには母親の精神疾患もあり、10代で大家族の稼ぎ手となるべく映画界に飛び込む。節子には全く馴染めぬ世界で、当初はその世界の住人と交わることなく、空き時間はひたすら読書に熱中する日々だった。女優としての意識もないまま、大監督に抜擢され、スタアとして歩み始める節子。戦中は軍部の求めるまま戦意高揚映画に出演し、女優として本格的に開眼するのは、戦後しばらくたってからのことだった。仕事に対しては真摯に取り組みながら、スタア然としたところは無く、暮らしも地味なままで、読書を欠かさない生活。年齢とともに、娘役から母親役となるが、従来のイメージを打ち破るような役のオファーはなかなか来ない。一方で、キャメラマンとなった実兄が目前で事故死したり、強烈な照明を浴び続けたことで片目の視力を無くすような不幸にも見舞われる。
引退後は、完全に社会との関わりを断ちながらも、社会に対する関心は持ち続けていた。
阪神淡路大震災の時は、真っ先に高額な寄付をしている。
昭和を代表する美人女優が、本当に望んだ人生は銀幕の中には無く、むしろ早期引退後の家族との穏やかな時間こそが、彼女が追い求めたものだったのではないか。
原節子の生涯とともに、戦前から戦後にかけての日本映画の勃興期を知ることのできる一冊。
ジーンズ裾上げ
セレクトショップさんからの持ち込みでチェーンステッチでの裾上げ。
糸色は、手持ちの綿糸の中で近似色で対応。
ジーンズがメインアイテムではない所謂セレクトショップでは、ミシンを置いているお店はほとんどありません。したがって販売商品の裾上げは外注(稀には製造メーカーに依頼)ということになります。
経営的に考えても、たまの裾上げのためにミシンを導入するお店はありません。設備投資しても回収出来ない上に、業務用のミシンを置けば、ほぼ一坪のスペースが必要になります。
それを毎月の家賃に換算すると、バカにならない金額になるのです。
鋏や糸を揃え、メンテナンスも必要なことを考えると、外注したほうが合理的なのです。