店長日記

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本日の修理品/ケルト&コブラ ジーンズ
穴開き部分をタタキでリペアし、脇を元通り閉じて作業完了。

画像1/今回は黒の接着芯で裏張り。

画像2、3/穴は完全に塞いでありますが、先染め生地で退色しているため、タタキの跡は目立ち易いです。
本日の修理品/ケルト&コブラ ジーンズ
画像1、2/割り縫いになっている両サイドを切り開いて作業を行います。

画像3/穴周辺の生地の伸びをアイロンで抑え込み、接着芯を裏張り。

画像4/色味の近いカタン糸で芯地を固定。

画像5/穴周辺を返し縫い。
本日の修理品/ケルト&コブラ ジーンズ
先染めチャコールグレーのブーツカット。
細く絞り込まれた左右の膝の穴開き。
裏張りしてタタキで補修しますが、穴の周辺が伸びきっているので、先ずはプレスで平面を出してやる必要があります。
ヒップバッグリメイク
バトラーバーナーセイルズのヒップバッグ。
余裕をもって斜め掛け出来るよう、レザーのストラップを延長しました。
本日の修理品/タンデムベルト
オートバイのダブルシートは、このタンデムベルトの装着が無いと、いまだに車検にも通らないようです。
実際上はあんまり意味が無いと思いますが、昔の基準がそのまま残っているということでしょうか。ともあれ、リプロ品らしきこのタンデムベルトは、ステーにボルト&ナットで不細工に留めてある状態。これではシート本体にガリ傷も付いてしまうので、コンチョで代替出来るものはないかとお持ちになりました。
結局15ミリのスナップで留め付けた方が良かろうということで、ハンドプレスを使ってしっかりと固定。
本日の修理品/ファニー スマホケース
画像1/割れた樹脂のケースを取り外し、解れているコバステッチを掛け直し。

画像2/内ポケットの付けの部分は返し縫いしております。

画像3/同サイズのケースを合わせ、裏側まで貫通縫い付けで固定。

画像4/作業完了。
本日の修理品/ファニー スマホケース
旧型(と言ってもほんの数年前)にお買い上げいただいたラティゴレザーのスマホケース。
四隅と折り曲げ部分の合わせ縫いが解れ、樹脂のケースの下部も割れてスマホがずり落ちてしまう状態です。
全周のステッチを入れ直し、樹脂のケースは取り外して同サイズの汎用品(お客様持ち込み)に交換します。

*現在ファニーが生産するスマホケースは、撮影の際に本体が上部にスライドする仕様になり、固定式のものは廃番になりました。
型代わりの早いスマホは、すぐにレンズの位置や形状が変わってしまうため、型が多少変わっても対応できる仕様になっております。
A-2カスタム
他の作業を挟んだことで間が空いてしまいましたが、描き上がったパッチをコットンボディのA-2に取り付け。
今回はお客様のご要望で右胸に配置しました。
ジーンズ裾上げ
セレクトショップさんの国産レプリカ製品をチェーンステッチでの裾上げ。
糸色は当店が販売する製品に合わせたラインナップですので、その中で近似色を選択しております。
今回は上糸イエロー×下糸イエローで、共に20番手。

製品持ち込みの場合/¥1650(ただしカット分3.5センチ以下の場合、縫代出しの為プラス¥550)

*製品持ち込みの場合、予め採寸し、仕上がり位置をご指定下さい。当店でアシストはいたしません。
*裾線の汚れ、ほこりは機械の故障原因となりますので、製品は必ず洗ってお持ち下さい。
*煩忙時、持ち込み品の裾仕上げはお断りする場合がございます。
*当店で通常扱うジーンズの生地に合わせてミシンをセッティングしています。他社製品で極端に生地の厚いものには対応出来ません。
A-2カスタム
安城市のお客様からの依頼品。
手描きしたレザーパッチには、シボの多い牛革のリムを取り付けてあります。
本日の修理品/リーバイス ビンテージ501
タタキの作業を終えたら、両脇を元通り閉じて作業完了。
今回の501は、生産から半世紀を経て、さすがに生地も弱っています。
穴の周囲だけ補修しても、すぐにその上下がパンクしますので、広範囲に裏打ちしております。

参考価格/17600円(税込み)

デニム製品のリペアについて、電話やメールで料金、納期等お問い合わせをいただくことがありますが、以下の点をあらかじめご了承ください。

*料金について
修理品の状態は千差万別ですので、正確な金額は店頭で見積もってみないとわかりません。ご呈示した見積もり金額でご了解いただいてから作業に入ります。

*納期について
可能な限り迅速、丁寧を心がけておりますが、人手もスペースも限られた中で対応しておりますので、いつでもすぐに対応出来るわけではありません。また、たて込んでいる時期には、当然ながら自店で販売した商品を優先的に扱います。

*リペアをお受け出来ないケース
洗濯されていない製品の汚れ、ほこりは機械の故障原因となりますので、洗い上がりの状態以外はお受けしかねます。
本日の修理品/リーバイス ビンテージ501
広範囲に接着芯地で裏打ちし、裂けている箇所は細かくタタキを入れていきます。

画像1/大きく裂けているところは周辺の生地も伸びているので、作業前にアイロンで追い込んで平面を出してやる必要があります。

画像2/接着芯地が剥離しない様、等間隔でステッチを入れています。

画像3/前身頃脇の穴を補修。

画像4/後ろポケット口の裂け目を補修。
本日の修理品/リーバイス ビンテージ501
半世紀前のビンテージ501の修理を進めていきます。
今回、大きく裂けている部分には右綾織りの生地を裏当てし、その上を大きく芯地で固定してタタキを入れます。
作業は脇の縫い目を一旦開いた状態で行います。
梅雨の三ヶ根山・殉国七士廟再訪
昨日の休業日、梅雨の合間を縫って車で三ケ根山山頂を訪れた。
この時節、山頂にまで続く三ケ根山スカイライン沿いには、たくさんの紫陽花が咲き誇る。いつものウイークデイはほとんど車の往来が無いこの道も、花見で訪れたと思しき人たちとすれ違う。
梅雨時にはガスが発生することも多い三ヶ根山だが、この日は遠方までクリアに見渡せた。
参拝後は、近くの吉良海岸にオープンしたレンタルキャンプ場 「MOON」さんに立ち寄った。
ここのオーナーには、平成元年に個人事業を立ち上げた時からお世話になっている。
凪の海岸線を一望できるデッキでアイスコーヒーを注文して一休み。たまたまオーナーの知人で、プロのギタリストの方が来店していて紹介を受け、話し込んでいたらいつの間にか夕刻になっていた。
思えば、このオーナーの多彩な人脈で、どれだけ人間関係が拡がったかわからない。
この歳になると、良縁が人生のかなりの部分を決定付けるということが良く分かる。

画像1、2/山頂に至る路側帯の紫陽花。

画像3/岸信介元首相の揮毫による石柱。

画像4、5/三河湾国定公園を一望できる「MOON」さん二階のカフェ。
本日の修理品/リーバイス ビンテージ501
週末にお預かりした501は1970年前後のもの。
ボロボロ過ぎて、現状では着用できる状態ではありません。これを何とか穿ける程度に修復します。
前見頃は左右共全面的に裏打ちし、大穴はタタキで塞ぎます。
後ろポケット口と、擦り切れた裾線も、破れが拡がらない様タタキを入れる予定。
エアフォースパッチ鋭意製作中
下地のオフホワイトの上に、薄い色から順に重ね塗り。
インスタグラムに動画を上げてみました(短いですが…)→jetrug66
エアフォースパッチ鋭意製作中
出来上がった530thのスコードロンパッチと対になる第5航空群のショルダーパッチを追加オーダーいただきました。
こちらは定番商品として継続販売していますが、店頭の在庫も薄くなっているので、この機会に4枚製作します。
定番商品は、複数枚一度にペイントすることで、単価を抑えて販売しております。
スコードロンパッチ鋭意製作中
バランスを見ながらハイライトを加えることで絵が引き締まります。
完成間近。
ebayのセラー登録は、あと一歩のところであらたな不具合が出現して、セラーサービスに問い合わせ中。
レスポンスが遅くてウンザリ。
サンクチュアリ -聖域-
ネットフリックスで高評価のエンタメドラマを鑑賞したが、非常に完成度が高い作品だった。
ヤンキーあがりで「相撲道」などにはとんと興味がなく、お金のために上京して入門した主人公。
強烈なシゴキにあっても態度は改まらず、慣習にとらわれない喧嘩殺法で白星を重ねていく。しかし強豪相手に完敗を喫し、精神的にも追い詰められ、ついには他の相撲部屋を巻き込んだトラブルを引き起こしてしまう。
周囲の助力で廃業の危機を脱し、そこからは人が変わったように求道者として研鑽を重ねていく。
劣悪な環境から角界に身を投じ、成り上がっていく若者のサクセスストーリー。
脚本がしっかりと練られている上に、演者がそれぞれの役にピッタリとはまり、物語を盛り上げる。
相撲という国技は、純然たるスポーツではなく、「神事」の一部でもあり、それゆえの「聖域」も存在する。忽那汐里演ずる女性記者が指弾する不合理で時代遅れの体質も「伝統」の一部ではあるのだ。そして綺麗ごとばかりでない伝統の暗部もしっかり描かれている。日本人にしか描きようのない世界で、それが海外での評価にも繋がっているのだと思う。
8話で完結したとはいえ、続編に含みを持たせるような終わり方だったので、シーズン2の製作にも期待したい。