店長日記

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木製ドア鋭意レストア中
旧店舗で正面扉に使っていた無垢材のドア。
長い間寝かせたままになっていたが、来春に店内を大幅に改装するときに再利用すべく、化粧直し中。
内扉として使用するか、もしかしたらショーケースとして利用するかもしれないが、とにかく金属パーツを外した状態で色だけは塗っておこうという事になった。
店内で塗装する為、臭いの出ない水性ペンキを使用。ホワイトにブラウンを少量混ぜて調色した。
こういうとき、もっぱら利用するのが百均で購入した台所用スポンジ。ハケと同じ様な表現も出来、パタパタと押し付けるようにすると微妙に塗面が艶消しになるのだ。全く異なる色を被せて部分的に下地の色を見せる様なテクニックを用いる時にも重宝する。
それに、なんといっても使い捨て出来る手軽さが良い。水性にしろ油性にしろ使った筆をしっかりと洗ってコンディションを保つのは結構大変なのだ。
お客様のランドクルーザー
人跡未踏の岩山や河川を走破することを前提にプロショップが製作した車両。
極めてコンディションの良い古いボディに、機関系をすべてブランニューで組み込んだカスタム車。
アメリカンポスト
年末も近いので店舗内外の清掃を徐々に進めているが、埃だらけだったポストを外して丸洗いした。
デザインだけで選んだカマボコ型の郵便ポスト。
アメリカでは最もポピュラーなもので、映画にも良く登場するデザイン。これは西三河の雑貨屋さんで新品を買い入れて、もう10年以上使っている。
ポールに固定するのが一般的だが、タイル壁にL字ステーを取り付けてガッチリ固定している。風雨にさらされて色がボケてきているがいい感じだ。
後で書き入れた番地のステンシルが薄くなってしまったので外したついでにちょっとリペイントしてみた。
ところで側面に羽根のようなものが付いているが、郵便局員が配達時にこれを上げて郵便物が届いていることを知らせるサインとして使われるらしい。
しかし(あたりまえだが)日本の郵便局員はそんなの知った事じゃないので、この羽根はいつも降りたままになっているのだ。

付記/今年になってからなぜかツタが異様に伸びて壁面を覆い出した。カットするかどうか思案中。
名著であるため、ご紹介
『愛国者は信用出来るか』鈴木邦男著 講談社現代新書

生長の家信徒として学生時代を送り、産経新聞の記者を経て新右翼団体・一水会を結成した鈴木邦男氏は以前からTV出演も多いので、一般の方にも良く知られた存在であると思う。
朴訥な東北弁で優しげに語り、激昂したところなどまず見たことがない。しかしかつては極めてラジカルな民族派で、公安事件での逮捕歴も数知れない活動家であった。
「腹腹時計と狼」以降のこの人の著作は大体読んでいるが、その鈴木氏が昨今の傲慢で偏狭、押し付けがましい「愛国心」の押しつけを憂い、その危険性すら訴えているのが本書である。
いわゆる右翼や保守派の政治家とは異なる立場で論陣を張っているのだ。
もともと女帝論、外国人参政権にも寛容で、極左活動家とも交流があり、このあまりに融通無碍な姿勢が同じ陣営からも批判の的になっている鈴木邦男氏。
現一水会はじめ新右翼の人達も、女帝論や外国人参政権には明確に反対しているはずである。また死刑廃止論に与するなど、一般的な保守の思想とも相容れない言動が多い。
40年以上の活動歴で誰よりも多く国旗を掲揚し、靖国神社に参拝し、君が代を歌った鈴木氏が辿り着いた思想、氏が考える「国柄」とはなにか。
独自の視点で現代の「愛国心」、「愛国者」を語り、デリケートなテーマにも踏み込んだいるだけに、すべて肯首出来ないまでも問題提起として読みごたえがある一冊。
パッチ縫い付け
続けて九州のお客様からの依頼でパッチの縫い付け。

画像上/バズリクソンズの57年型MA-1にレザートリミング付きの刺繍パッチを縫い付け。右腕と左胸はお客様持ち込みのレザーパッチを縫い付け。

画像下/同様にバズリクソンズのB-10にも縫い付け。
B-6バックペイント完成
人体まで一通り描き上がったら、全体のバランスを見て多少色を整えて完成です。
今年も残り10日ですが、現在進行中の加工案件は全て年内に収めさせていただきます。
本日のニュースより
北朝鮮うわべの哀悼…陰では正恩氏を「ガキ」と

金正日(キムジョンイル)総書記の死去発表後の北朝鮮内部の様子が20日、ソウルの脱北者らに伝えられた情報で明らかになってきた。
厳冬の中、食糧難にあえぐ住民の様子について、「心底悲しんだ金日成(キムイルソン)主席逝去時と異なる雰囲気だ」との指摘が出ている。金日成主席よりカリスマ性において劣る金総書記と比べても、実績や住民への浸透度が乏しい金正恩(キムジョンウン)氏の新体制は今後、人心掌握で多くの困難に直面すると予想される。 
(以上引用)

もっと早くくたばればよかったのに…。
拉致被害者を奪還するのにはまたとないチャンスだが、担当大臣がマルチ野郎の山岡じゃーな…。
早く罷免してもっとマシなのを充てろよ!
B-6バックペイント鋭意製作中
やっと人体に色をのせるところまできました。
革表面のボコつきに筆を取られるのと、背中心の接ぎ目のテープがちょっと厄介です。
B-6バックペイント鋭意製作中
下地が出来上がったら色を入れていきますが、今回は人体より先に背景を塗っていきます。
表面がボコボコしている羊革はあまり繊細な表現は出来ません。色合いは全体のバランスを見て最後に修正する事もあります。
S君のその後
9月19日の日記に記載したが、炎天下の交通渋滞が元で路上で市役所職員と喧嘩になり、パトカーまで出動する騒ぎを引き起こしたS君が久々に来店した。
そこで事の顛末を訊くと、当初市役所にカチ込むつもりのS君であったが、絶対的な権力者である奥様に厳しく叱責され、しょんぼりと矛を収めたようだ。
…ちょっと残念な気もする。
だが血の気の多いS君は、その後も通勤途中に駅のベンチを占拠して寝そべる高校生にキレて、その顔を踏みつけたりと、侠気か狂気かわからないような振る舞いを続けている。
今後もいろいろと話題を提供してくれるに違いない。
B-6バックペイント鋭意製作中
下絵に基づいて地塗りをおこないます。
上塗りの定着性を高めるのと発色を良くする為です。乾燥するまでしばらく放置し、並行して進めている別の案件に取りかかります。

画像下/A-2へのパッチ縫い付け。これは福岡県のお客様の依頼。
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本日のニュースより

「日本までのトンネル検討」=サハリン架橋計画で言及—ロシア首相
【モスクワ時事】ロシアのプーチン首相は15日、大統領選を控えて国民と行ったテレビ会見で、極東のタタール海峡(間宮海峡)に架橋して本土からサハリンへ鉄道を通す計画に関し「(サハリンから)日本までトンネルを建設することも可能で、われわれは検討中だ」と語った。
サハリンへの架橋は経済面で「重要な計画」と指摘。その上で、計画は「シベリア鉄道を日本の貨物で満載することにつながる」と期待感を示し、日ロ間をトンネルでつなげる構想に言及した。ただ、外交筋は「日ロ政府間で検討している事実はない」としている。 
(以上引用)

バカじゃねーの。このハゲ!
自分の政権基盤が揺らいでいるからって勝手な妄想をブチあげるんじゃない!

…チェチェン人にでも暗殺されればいいのに♡
本日の修理品
今回はファニーのライダースワレットのファスナー破損に対応しました。
コインケースのファスナーのスライダーには小さな板バネ式のカンが付いており、そのカンに引き手を留めて開閉するようになっています。このカンの部分が破損するとスライダーのボックスごと交換しなければなりません(引き手部分の破損であればスライダー交換の必要はありません)。
WEBで通販した遠方のお客様でしたので、ワレットを送って頂き、修理後返送させていただきます。

画像上/豆ナスカンが破損し、引き手も紛失した状態。

画像中/交換用の新品のスライダーボックス&引き手と本体から取り外した破損したスライダー。

画像下/新品交換して修理完了。

*この修理は当店で販売した商品以外はお受けしておりません。
B-6バックペイント鋭意製作中
ハンドペイントのベースとしては羊革は向いているとは言えません。
一枚断ちの羊毛を内側に使い、革の裏側がジャケットの表面となっています。ラッカー仕上げされた表面は凹凸が大きく、あまり細かい表現は出来ません。
その旨お伝えした上でお客様がお持ちになった絵柄をアレンジして製作に入ります。
パッチ縫い付け
今日はお預かりしたマッコイズ製のB-10に当店で製作したパッチを縫い付けます。
レーヨン刺繍のパッチは渋で丸染めしてくすませた色合い。これにタンニン鞣しの革でトリミングしたものを縫い付けます。
外周が大きくなるのでARMY AIR FORCESの文字に端を被せた仕上りになります。

刺繍AFマークパッチ(渋染め)/1800円

レザートリミング/1000円

縫い付け/1500円

そういえば明日は東京から東洋エンタープライズで当社を担当する優秀な営業マンが来店の予定だ。
酒食の用意をしておかねば(うそ)。
駐車場にて
しばらく見かけなかったが、久々の陽気に誘われたのか、姿を現した黒猫。
パッチ縫い付け
週明けもいくつかの案件を同時に進めています。
B-15Aは身頃の中心よりやや右側にセットされたフロントファスナーと、酸素マスクのホースを留める三角タブが特徴です。フォルムはB-10よりややゆったりとつくられています。
左胸のタブを覆うようにストックのモスキートの刺繍パッチ、左腕には第5空章を縫い付けて精悍なイメージに仕上がりました。
パッチ縫い付け
ミシン作業は出来るだけ営業開始前の時間に集中して対応しています。
マッコイズのA-2(レザーの空章)とN-1(刺繍パッチ)は奈良県の方からの依頼です。
画像下のヌメ革のベストは、地元のモーターサイクルクラブの方からです。
先頃隣町のセントレアでバイブス・ミーティングがおこなわれ、かなり盛況だったようですが、地元のクラブメンバーはボランティアで交通整理などにあたっていたようですね。
パッチ&ネームプレート縫い付け
さて、B-6のカスタム製作の続きです。
ペイントの仕上がった第八空章の胸パッチと刻印を入れたネームプレートを縫い付けました。
毛足のあるシープスキンへの縫い付けは他のボディとは要領が違います。あらかじめパッチとネームには下穴を開け、位置を固定したら同じ穴を拾って正確に縫っていきます。シープスキンはあまり強度がないのでテンションが強過ぎないようミシンを調整してあります。
エクステリアもDIYで
連日のように集中力を要する細かい作業が続くので、突然だが、ちょっと気分転換に土木作業を入れてみた。
ウッドデッキに続くアプローチのレンガを一列積み増して幅を拡げてみたのだ。
朝、ホームセンターでレンガを買い込み、小一時間かけてモルタルで接着しながら三段積みとした。最後はざっくりとコテで荒仕上げ。
植栽のスペースがさらに狭まってしまったが、メキシコ万年草は強靭で、酷寒の中でもこんもりとその葉を拡げているのでボリューム感はそれほど変わらない。