店長日記

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パッチ縫い付け
こちらの二点は愛知県内のお客様から店頭でお受けしました。

画像上/以前付いていたネームを剥がした痕を覆うようにネームプレートを製作、縫い付け。

画像下/珍しいバズリクソンズB-15Bのモディファイド。店頭ストックのモスキートの刺繍パッチを縫い付け。
パッチ縫い付け
こちらも九州の方からご依頼いただいて製作したネームプレートとAFパッチです。
こうした仕事はほとんどメールと宅急便を利用してお受けしており、店頭に持ち込まれるケースよりも割合的にずっと多くなっています。
ネームプレート鋭意製作中
A-2、B-10用のネームプレートを製作中。
文字はお客様に任意で決めていただいています。

画像上/刻印後、縫い付けの為の溝切り。

画像中/今回持ち込まれたA-2は古いマッコイ製で、以前付いていたネームを剥がした痕が残っていますが、新しいネームで覆い隠します(画像のブロンズ色は、材料の関係でこれをもって終了です)。

画像下/これは別口で同時進行しているデッキジャケットへのペイント。お客様がお持ちになったエド・ハーディ風の絵柄を右胸に直接ペイントします。
パッチ縫い付け
今日は九州からご依頼いただいていたジャケット2着からとりかかります。

画像上/CWUの背中全面に刺繍パッチを縫い付け。表地と、浮いている状態の中綿、裏地の中心が出るように最初に真ん中の大型パッチから縫い付ける。滑りが良すぎて逃げやすく、非常に扱いにくい生地。

画像下/コットンサテンのジャケットにFIGHTER31(フィリックス)のパッチ縫い付け。
本日のニュースより
死刑執行は「慎重に判断」=オウム事件で法相

平岡秀夫法相は22日午前の記者会見で、オウム真理教による一連の事件の死刑囚に対する刑の執行について「非常に重大な判決が出ている。一般論だが、慎重に判断していかなければいけない問題だ」と述べた。
 (以上引用)

刑が確定したところで規定通り執行されなければ意味がない。
法相のポストに就いておきながら、その職責を果たしていない税金泥棒平岡秀夫。
今日もリベラル全開で、被害者よりも、法秩序よりも、犯罪者の人権を優先しております。
B-10カスタム進行中
新品購入された赤リブB-10をそのままお預かりし、フライングタイガース仕様に仕上げていきます。

バズリクソンズB-10/47250円
刺繍ブラッドチット/19000円
レザークラフト飛虎パッチ/12000円
刺繍AFマークパッチ/2500円
刺繍CBI章/3500円
ネームプレート/3000円

他の案件と並行して進めていきます。
パッチ縫い付け
1960年代に入るとMA-1はリバーシブル仕立てとなり、裏面は鮮やかなレスキューオレンジとなります。
今回はそのあたりの年代をレプリカした製品をフルデコレーションしました。
この時期はジャケットの加工案件を県外からもたくさんいただいており、順次仕上げていきますが、見込み以上に時間がかかることも多く、どうしても遅れ気味になってしまいます。
多少の余裕を持ってお待ちいただけますようお願い申し上げます。
コルビネックス・オールインワン
昨日のB-2は米陸軍航空隊(ARMY AIR FORCES)のヘビーゾーン用でしたが、同様に米海軍航空局(U S NAVY)にもヘビーゾーン用のフライトスーツがあります。
こちらはセパレートになる前のオールインワン(ツナギ)でCOLVINEX社のもの。ただしリプロ品ではなく当時の本物です。COLVINEXは当時の先端技術でフライトジャケットを作っていたメーカーで、バズリクソンズでも以前B-15などをリプロダクトしています。
これは昔から店内に展示してあるものですが、SHOP所有ではなく、知人がディスプレイ用にと持ってきてくれたものを借り受けています。アメリカ本土で買ってきたもので非常に状態が良く、左右の袖口リブは傷んでいるもののゴートスキンはしなやかでボアの抜けもほとんどありません。真鍮のTALONファスナーがたくさん付いていますが全て正常に作動します。
このモデルは、ウエストバンドのところでカットしてモディファイドしたジャケットが古着で売買されていたりしますが、完品というのはなかなか無く、資料としても貴重な一品です。
パッチ縫い付け
バズリクソンズのB-2に、当店でトリミングを付けた刺繍パッチを縫い付けます。
いにしえの飛行機乗り達が極寒地で着用したB-2は1930年代のフライトジャケットです。それ以前は革のツナギだった飛行服が上下に分割され、セパレートとなったのです。この後継がB-3ですが、B-2も大戦末期まで支給されたようです。裏地は全面モケット張りで、A-2よりもタイトな着用感です。
本日のニュースより
永住外国人の地方参政権、法案提出に鳩山氏意欲 

鳩山元首相は18日、都内で行われた在日本大韓民国民団(韓国民団)の創団65周年記念式典であいさつし、永住外国人に地方参政権を付与する法案について「来年の通常国会では皆様の気持ちが届いたとなるように、私としても民主党としても努力する」と述べ、法案提出に意欲を示した。
地方参政権の付与については、野田首相が慎重な姿勢を示している。
(以上引用)

菅直人の出現によって歴代最低の評価を免れたルーピー鳩山は最近影が薄い。
しかし、ここぞというところでは抜群の存在感を示している。
…バカはやっぱり死ぬまでバカでしかないのだ。
野田首相のTPPへの拙速な参加表明も、選挙をひかえたオバマに花を持たせる意味合いもあり、普天間問題でオバマの顔に泥を塗って日米関係をぶちこわした鳩山のツケと言えなくもない。

マジで死ね!鳩山。…ついでに管も死ね♪
ザ・ブレイブ・ウォー 第442部隊
昨年、米軍日系人部隊について書かれた『棄民たちの戦場 米軍日系人部隊の悲劇』を読んでいたので(5月17日日記)ぜひ観てみたい作品だった。
日米開戦と同時に理不尽にも財産を没収され、強制収容所へ送られたハワイや本土の日系人達。その中からアメリカへの忠誠心を証明すべく、志願して結成されたのが第442連隊戦闘団。過酷なヨーロッパの最前線に立ち、「ゴー・フォー・ブローク/当たって砕けろ」を合い言葉に決死の戦闘を繰りひろげ、アメリカ陸軍史上でもっとも多くの勲章を受けた部隊となった。しかし代償も大きく、テキサス大隊の211名を救出するために、第442連隊戦闘団の約800名が死傷している。
物語りは、ドイツ軍に包囲された友軍のテキサス大隊を救出に向かう442部隊員を、一人一人の回想シーンを交えて描いていきます。かなり叙情的な表現も多く、この部隊の背景を知らず、ただの戦争アクション映画のつもりで観ると理解が難しいと思います。トンプソンをバリバリ撃ちまくる戦闘シーンもたくさんありますが、テーマはあくまで歴史的な悲劇の中での日系人達の覚悟と忠誠心です。しかし編集が上手くなく、全体の流れがわかりずらくて盛り上がりに欠ける点が残念。
主演俳優も含め、ほとんど知らない俳優ばかりですが、主人公の父親役でパット・モリタ(ベストキッドの空手師匠役)が出演しています。この人は子供時代を実際に収容所で過ごしたようです。ブルース・リーの伝記映画で主演をしたジェイソン・スコット・リーも日系人役で出ています。
アメリカ社会では最近になって日系人部隊を再評価する動きがあるようで、今後もこの手の作品が制作される可能性がありますね。
演出装置
昨日ファニーのホールセール場にある什器をさらっとご紹介しましたが、ついでながらご紹介すると、当店の表のブーツ看板、店内ではログのテーブルとベンチシート、中央に設置してある引き出し式のラック(画像)はここにあったものを買い受けてコンテナ車で運んでもらい、設置したもの。
画像のラックはインポート品ではなく、ファニーが国内の家具業者に依頼して作らせたもので、直営店で使用していたものです。たまたま本社を訪れたおりに店舗の改装で引き上げてきたところで、よかったらお譲りしまっせと言われ(無論タダではない)タイミング良く手に入れることが出来た。当時これを差配してくれたのは、後にケイシイズを立ち上げた北村さん。主要部分は無垢板で作られ、横が2,5メートルと大型ですが、長年使っていてもまったくガタツキも出ず、非常にしっかり作られています。難を言えばあまりにも重く、わずかな移動でも4人がかりでやっとというところでしょうか。
SHOPの運営には色々な要素があり、什器備品は単に商品を入れる器というだけではなく、来店者の感性に語りかけてくれるものです。スタッフがペラペラしゃべらなくとも、それ自体が商品をプレゼンテーションしてくれるような什器でなくてはと思っています。
FUNNY本社訪問
昨日の大阪出張で立ち寄ったファニー大阪本社。
東大阪にある大きな三階建ての倉庫が、本社機能と業者向けの展示場を兼ねています。レザー製品を製作する工場はちょっと離れたところにあります。
インポートの家具や什器類もなかなか面白いものがあり、当店でも利用しています。

画像1/正面入り口を入ってすぐ右側にある厩舎。といっても、中にいるのは実物大のFRPのフィギアです。これもウエスタンを演出する店舗用の什器。…個人の方でもご入用であればデリバリーしますがいかがでしょうか?

画像2/二階の商談スペースの横に並べられた商品と什器類。右に写っている茶色のチェストは古材を使って作られたもので250000円位だそう。

画像3/本物の鹿の角を組み合わせて作られた巨大なシャンデリア。500000円。

画像4/三階の一角にインポートのブランケット類、雑貨小物がぎっしり。

画像5/ロフトにフル装備の馬とカウボーイのフィギア。たしかUSJ近くの直営店が同じ様な演出をしていた。

画像6/おまけ。会長のマスタング。でも社用車はなぜかマセラッティのサルーン。
ラック下にて
まったりとくつろぐ黒猫(注・当店の飼い猫にあらず)。
パッチ縫い付け
今日もお預かりしたジャケットにパッチを縫い付けていきます。

画像上/レザージャケット、パッチ共にお客様からの持ち込み。エアフォースパッチは横振りミシンを使った古いローカルメイドもの。縁の部分が弱っていてたよりないのでコバぎりぎりではなく、わずかに内側を縫い留めた。

画像下/レザージャケット、パッチ共にお客様からの持ち込み。薄革に手描きしたフライングタイガースのパッチは右腕側に取り付けた。

明日は大阪で東洋エンタープライズの春夏物第二弾の展示会(第三弾まである^_^;)。その足でFUNNYの本社にも立ち寄って商談をする。いつもながら日帰り出張なので、かなりせわしない。
スタッズベルト鋭意製作中
フライトジャケットの関連作業の合間をぬって定番スタッズベルトの製作をしています。
昔ながらの爪折り式のスタッズは、先端部分をしっかり折り込んで抜け落ちることが無いよう注意しています。いくつかのパターンで製作していますが、一番引き合いがあるのはこのフローラルのデザインです。今回は花柄の中心にアクリルカラーのスタッズをはめ込んでアクセントとします。

ブラウン(イエロースタッズ5カ所)

タン(ライトブルースタッズ5カ所)

価格/14500円(税込み)
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本日のニュースより

在日韓国人の有権者登録開始 来春の総選挙から在外投票可能に
韓国で来年4月の総選挙から初めて在外投票が実施されるのを前に、在日韓国人らを対象にした有権者登録が13日、日本国内の10カ所の韓国公館(大使館と総領事館)で始まった。東京都港区の韓国大使館領事課には、初の投票のために申請する人々が多数訪れた。登録は来年2月11日まで。韓国では長らく国外に居住する国民には選挙権がなかったが、2009年に公職選挙法などが改正され、韓国籍を持つ19歳以上の海外在住者にも投票が認められた。大使館によると、日本国内の対象者は推定約47万人で、来年12月の大統領選への影響も注目される。
(以上引用)

おめでとうございます!
民主党はこの人達に日本での参政権の付与を約束してしまっていますが、諦めてもらいましょう。
ついでに生活保護も本国から支給してもらって下さい。
名著であるため、ご紹介
『田中清玄自伝』大須賀瑞夫著 文芸春秋社

これはまだ田中氏が存命中に二年にわたるインタビューに基づいて出版されたもので、何度か読み返しています。
笹川良一氏とは全く出自も立場も異なるが、戦後の日本を牽引したフィクサーの一人であることは間違いない。この人の人生は、それ自体が壮大なドラマであり、桁外れにスケールが大きく、昭和の裏面史そのものだ。
おおまかな経歴をたどっただけでも、驚きを禁じ得ない。
1927年に東大入学、マルキシズムに傾倒し、非合法時代の共産党で活動を始める。1930年には書記長として武装闘争を指揮、警官隊と銃撃戦などを演じ、治安維持法違反で逮捕、投獄される。その間に会津藩筆頭家老の家系だった母親が息子の不義を諌めるとして割腹自殺。小菅刑務所での獄中生活は11年に及び、1933年共産党からの転向を宣言、活動家時代の同志で宮津刑務所に服役していた女性と獄中結婚。1941年に恩赦で出獄し禅寺で修行を始める。戦後神中組(後の三幸建設)を起こし、戦災復興に尽力。1945年天皇陛下に拝謁。1955年タイに渡り石油発電所の開発にかかわる。60年安保の際は全学連(反日共系)に資金援助をしたことがスキャンダルになる。1963年三代目山口組、田岡一雄らと麻薬撲滅運動開始。同年対立する勢力に銃撃され瀕死の重傷を負う。1967年アブダビ国王と会見、以降アラブ諸国を歴訪し要人と会見、国際的な石油商として活躍する。1973年田中角栄首相に同行し訪欧。1974年イギリスの保健機構ロイズの会員(出資者)となる。1980年訪中しト小平と会見、以後度々訪中。同年インドネシアのスハルト大統領と会見。1991年ハプスブルグ家当主オットー大公とともに宮沢首相と会見。
波瀾万丈とはこの人の為にある様な言葉である。
この人と関わりのあった各界の要人を挙げるだけでも大変な数になり、多くの国にまたがっている。たくさんの友人がおり、同時にたくさんの敵がいるのだ。
昔、田原総一郎と対談しているのをTVで見たが、古武士のような雰囲気、べらんめえ調で言いたい放題のことをズケズケと言っていた。
激烈な反共ナショナリストであるが、多くの保守政治家、右翼とも激しく対立し、戦前の軍部への批判から首相の靖国参拝にも反対している。
古巣の共産党はもちろん、多くのジャーナリストから「転向右翼」「石油利権屋」「CIAの手先」などとして徹底的に貶められ、ネガティブな印象をもっている人も多いに違いない。
しかし主義主張はともあれ、こんな破天荒でダイナミックな人生を送った人物はそうそういまい。
1993年に死去。
アンティーク・ダイ
当店が刺繍屋さんに発注したエアフォースパッチはコンスタントな売れ行きを見せているものの、やっぱり新品だけに、相当着倒されたジャケットに取り付けた場合は違和感があります。
そこでちょっとビンテージ風のヤレ具合を出そうと思い、試験的に丸染めしてみました。
古布などを染色するときに用いる天然の渋を希釈して使用し、染め付け後に水道水で洗って乾かした状態です(下)。
この刺繍はレーヨン(再生繊維→原材料はパルプや綿花の短繊維)糸を使っている為に染色性が高いのです。化繊の場合は天然の渋では染まりません。少し薄汚れた様な艶のない仕上りが古着のジャケットにはぴったりです。
これも近々商品のラインナップに加えたいと思います。
車上にて
晩秋の日ざしにたたずむ黒猫(注・当店の飼い猫にあらず)。
私の道具達
ペイント作業の時に塗料を調色するのに長年使っているパレット。
これ実は、お歳暮の時にもらった乙女せんべいの蓋。この手のひらサイズ(9×12センチほど)が狭いスペースでの作業に便利で、使い捨てのつもりだったが10年以上もなんとなく使っている。中央部はカチカチに固まった塗料で3センチも厚みがあってずっしり重い。
このまま投げつければ強力な武器になりそうである。
盛り上がった塗料の分だけ仕事をいただいてきたということでもあるので、このまましばらく使い続けてみようと思っている。
週末からは新たなペイント作業開始の予定である。