各部が相当傷んだドゥニームの修理品が入りました。
とくに股ぐりは擦り切れて大きく穴が開いている状態です。
左右の股ぐりのカーブに合わせて裁断した当て布を裏張りし、地の目に沿って縦方向にミシンをかけていきます。ここまでの大穴だと穴の周りの生地も伸びきっており、平面が出ないので手間がかかります。
フロントのボタンホールも芯糸が抜けてしまった状態で使えないのでカケツギします。
その他諸々で修理代の総額は8000円になり、修理するか廃棄するか微妙な線ですが、キャピタル時代の貴重な製品でもあるので再生する事になりました。
画像上/左股ぐりは3センチ×5センチ位の穴。右側も生地が透けるほど薄くなっている。
画像中/修理後
画像下/裏側の状態。
デニム製品のリペアについて、電話やメールで料金、納期等お問い合わせをいただくことがありますが、以下の点をあらかじめご了承ください。
*料金について
修理品の状態は千差万別ですので、正確な金額は店頭で見積もってみないとわかりません。ご呈示した見積もり金額でご了解いただいてから作業に入ります。
*納期について
可能な限り迅速、丁寧を心がけておりますが、人手もスペースも限られた中で対応しておりますので、いつでもすぐに対応出来るわけではありません。また、たて込んでいる時期には、当然ながら自店で販売した商品を優先的に扱います。
*リペアをお受け出来ないケース
洗濯されていない製品の汚れ、ほこりは機械の故障原因となりますので、洗い上がりの状態以外はお受けしかねます。