店長日記

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パッチ縫いつけ
バズリクソンズのMA-1の前後身頃、右腕へ刺繍パッチの縫い付けです。
今回、お客様からお送りいただいたパッチはフライトジャケット用というわけではなく、タウンウエアとしてデザインされたものです。
本日の修理品
今回はスクウェアバックルのベルト穴を留めるピンが根元から折れているケースでのご相談でした。
製造メーカーが不明ですが、バックル自体が鋳物にメッキされたもので、ロウ付け等の修理は出来ません。
結局、当店のストックから雰囲気の合うファニー製の馬蹄形のバックルを選んで頂き、付け替えることになりました。

画像上/先端のピンが折れた状態のバックル。バックル取り付け部分の鹿ヒモも切れて無くなっている。

画像中/ベルト帯の折り返し部分にセンターピンが収まる長穴を空ける。

画像下/バックル取り付け部分は新しい鹿ヒモで結び直し。剣先の5穴も径が小さかったのでピンに合わせて空け直す。
本日の修理品
50セントキーホルダーに付属するナスカン(M)の可動部分が破損した状態です。
ナスカンを新品に交換しますが、付け部分は本体にカシメられており、ネジ止めではありません。革を傷つけないようにカシメを削って取り外し、あらためて打ち直す必要があります。

ライダースワレットや携帯ホルスターに付属するナスカン(茄子カン)はダイキャスト製で、大事に使って頂いたとしても、いずれジョイント部分が摩耗したり、スプリングが破損することは避けられません。当店では常時各サイズに合わせたパーツをストックしておりますので、即日対応出来ます。

*当店で販売した商品以外はお断りする場合がございます。
候補者「センシャ」で走る 寝泊まり幹部も登場

「センシャの手配はできたか」「センシャはいまどこを走ってる」。選挙期間中、候補の事務所ではよく、こんな会話がかわされる。センシャといっても「戦車」ではなく「選挙車」「街頭宣伝車」を略した用語だ。選挙では効率的な移動手段も重要。党首クラスの幹部も新人候補も、自転車から飛行機まで駆使して、選挙区と全国を駆け回る。
(以上引用)

選挙戦たけなわで朝から各党の街宣車が走り回っているが、地元選挙区には特に支持したい候補者がおらず、いまいち気分が盛り上がらない。
各候補者がそれぞれの党方針を機械的にアナウンスするだけで、心の琴線に触れるような言葉がないのだ。どこの党にいても思想や哲学が背景にある人は自分の言葉で語り、それなりの説得力があるものだと思うのだが。
一方全国に目を向ければ、今回ほど注目の選挙区が沢山ある選挙は無い。
何としてでも当選していただきたい方も多いが、コイツ、早く死ねば良いのに♥と思うやつもわんさといる。
今のうちに北鮮が方向も定まらないミサイルを撃ち、人的被害が出ない程度に日本本土に落ちれば良いと密かに思う。
選挙の争点が一気に国防・安全保障になって投票先も変わってくるだろうから。
パッチ縫いつけ
N-1の後継モデルであるA-2デッキジャケットは、その名のとおり甲板上で着用するための防寒ジャケットで、インナーには化繊の起毛素材が採用されています。
関西のお客様からの依頼で、海軍モノの刺繍パッチ4枚を縫い付けしました。
先日、地縫いミシンにちょっとした改造を加え、作業効率がずいぶん良くなりました。
パッチ縫い付け
今回も遠方からの依頼で、CWUにパッチを固定するためのベルクロを縫い付けます。
裏地はキルティングになっており、縫いずれが起きないように注意して作業を行いました。

ビュイック始末記(電装編その参)
バッテリーのマイナス端子に取り付けるカットオフスチッチを購入して取り付けた。
今までは、しばらく乗れないことがわかっている時に、バッテリーの消耗を減らすためにターミナルのマイナス側を取り外していたのだが、いちいちネジを外すのは面倒だった。
そこでワンタッチでカットオフ出来るスイッチを探していたのだが、地元のホームセンターや自動車パーツ屋では扱っておらず、結局ネットで購入した。
考えてみれば、電子制御の現代の車では、バッテリーの電流を止めてしまうとすべてリセットになってしまうので、こういうのは需要が無くなったのだろう。構造は単純で、つまみを緩めると接点が浮いて絶縁されるというだけのもの。始動前にボンネットを開けなければいけないが、それはオイルと水をチェックするためにいつも行っていることなので特に苦にはならないのだ。
刺繍パッチ製作
今日は当店の刺繍パッチを製作してくれている職人さんと打ちあわせ。
次回は海軍モノを何型か製作してもらうことになった。刺繍は横振りミシンによる手作業なので、それに合わせて図案を決め、配色なども考慮しながら下絵を描く(画像はVF2のパッチ)。
製品として仕上がってくるのは年明け2月頃の予定。
丸太にアイアンフック
とりあえずジャケットコーナーに取り付けてみました。
丸太で組んであるハンガーラックの縦柱に固定するため、ステーが当たるところだけ平面出し。
スケールを当てながらナイフでサクサク削ります。
木ネジも頭の黒い物を用意しました。
パッチ縫い付け
今回も遠方からのご依頼で、宅急便でのやりとりになりました。
A-2本体と右腕に取り付ける刺繍パッチはお客様からの持ち込み品です。左腕には当店のエアフォースパッチを縫い付けます。レザーの重ね縫いになる場合は、パッチのコバにあらかじめ下穴を空けた上で作業を行います。
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午後一番にフェローズで当店を担当する杉本さん突然のご来店。
昨日車で東京を出て、各地の取引先をまわっているそうな。
山梨のトンネル事故の影響は各地に及んでいて、急遽点検している箇所などもあり、一層の渋滞をまねいているらしい。
本日の修理品
同じ方からまとめて依頼された裾の上げ直しです。
すべてチェ−ンステッチで仕上げられている物を、長さを変えずにシングルステッチに変更するというあまり例のない依頼内容です。この逆のパターンではたくさん対応していますが…。
作業としては元のステッチを抜くところからですが、チェーンステッチは縫い止まりの糸をはずして縫い始めに向かって糸を抜いていきます。
糸を抜いた跡にはデニムの元色が残っているので、極力その上に針を落とすようにシングルステッチで縫い直していきます。
ビュイック始末記(装備編その弐)
さまざまなトラブルを脱し、今は好調のビュイックだが、さらに不要パーツを省略してシェイプアップしようと思い立った。
この車には後付けのクーラーが装備されていて、助手席側に大きな吹き出し口が付いている。せっかく付いているのだし、いつか使うことがあるかもと思いながら、結局16年の間一度も使うことが無かった。納車時にはコンプレッサーは生きていて、一応ガスを入れれば使用出来るということだったが、シーズン問わずオープン状態で走行していたし、暑い時期には三角窓をひねって自然の風でしのいでいた。このぶんでは今後もおそらくクーラーを使うことは無い。もっと早く対応すれば良かったようなものだが、使わないということが確定的であれば、整備性を考えても取ってしまった方が良いに決まっている。とりあえず意味無くコンプレッサーをまわし続けているVベルトを切断して取り外してみた。これでエンジンにかかる負荷がわずかでも軽減されるだろう。
次回の車検ではコンデンサーや補器類も含めて一式取っ払ってさらにエンジンルームと室内をすっきりさせるつもりでいる。
パッチ製作・縫い付け
今回は当店でハンドペイントしたレザーパッチをコットン製のフライトジャケットに縫い付けます。
このパッチはヌメ革にペイントした後、表面を若干荒らして中古風に仕上げた物です。

当店では本革にハンドペイントを施したパッチを製作しております。
ご希望の絵柄で一品製作致します。

*絵柄は基本的にお客様からの持ち込みにて対応させて頂きます。
*完全な単品製作になりますので、既製品のペイントモデルのように他の方とバッティングする事がありません。
本日の修理品
ファニーのライダースウォレットの修理品が入りました。
スナップ釦の本体側、エレメントとスタッドが破損して外れている状態です。
金属パーツは消耗品で、スナップの修理はたくさんやっていますが、ほとんどはキャップ(メス)側の破損です。スタッド(オス)側の故障は年に数件程度でしょうか。
本体側はスタッドを打ち込んでから側を縫製していますので、スタッドの下側のエレメントは札入れの中に挟み込まれた状態です。打ち替えのために札入れ内部にジグを差し込んで作業します。
ついでに対になるキャップも新品交換してお渡しします。

画像上/修理前。

画像中/純正パーツを常時ストックしております。

画像下/修理完了。
本日の修理品
お預かりしていたまま、なかなか手を付けられなかったデニムの修理品。
元の裾線から1センチ強カットしてほしいということでした。カット分が3,5センチ以上であれば、三巻きステッチの上にハサミを入れてそのまま再仕上げ出来ますが、カットする寸法が少ない場合は一度裾線を解体して縫い代を確保した上で裁ち直します。元の折れ線がクッキリついているのでプレスで伸ばす必要もあります。今回は元の裾線が擦り切れてほつれ気味になっており、プレスの際に補強テープも接着します。

画像1/わずかなカットの場合は、元の縫い目を解体してプレスし直す必要があります。

画像2/擦り切れたところは接着芯地のテープで補強。

画像3/今回はチェ−ンではなくシングルステッチで巻き直し。元の裾線は内側に折り込まれる。
アイアンフック
9月に、エクステリアに使用するアイアンのチェーンを鍛冶屋のお客様におねがいしたが、その第二弾として同様の材料でフックを製作していただいた。
これは店内でハンガーがけした衣類をフェイスアウトで展示するための物。
無垢の鉄棒を穴を開けたステーに通し、接合部が表に出ないように裏側で溶接してある。一見、溶接物に見えない本職ならではの手間のかかる仕上げである。仕上げはサンダーで面落としをするだけの無塗装でお願いした。
この鉄の黒皮を残した素っ気ない仕上りが大好きで、見ているだけで心なごむのだ。
早速あちこちに取り付けたいのだが、今月はいろいろと多忙なので、少し先になりそうな模様。
パッチ&ネームプレート縫い付け
名前の通り戦車兵が着用したことで知られるタンカースは、飛行服としても流用されたジャケットです。
狭い戦車の中で着座して物を出し入れ出来るよう、左右の切りポケットが極端に上に付いています。
今回は左胸にパッチとネームを取り付けるため、左ポケットの玉縁の上端1センチくらいをそのままパッチで縫い留めてしまいます。

画像1/バズリクソンズのタンカースがベース。胸パッチは当店が在庫していたイーストマン社製の手刺繍物。

画像2/ヌメ革で製作したネームプレート。生地に染み出さない程度に薄くオイルを塗布。

画像3/左腕には渋で製品染めしたエアフォースパッチを縫い付け。

画像4/完成。
パッチ縫い付け
今回は関東のお客様の依頼でG-1がベースです。
お送りいただいたレザー製のパッチは、どこかの職人さんの手によるものでしょうが、一枚革にレザークラフトの手法で図柄を彫りみ、塗り分けられた非常に手間のかかったハンドメイドです。
2着のG-1に合計6枚のパッチを縫い付けますが、レザーパッチにはあらかじめ下穴を開けた上で縫い付け作業を行います。
1着は両腕にも縫い付けますが、難点は袖裏地(ポリエステル)の丈が短く、つっぱり気味で、表地(ゴートスキン)がだぶつき気味になっている点で、貫通縫い付けしたときにパッチ周りに皺が目立ちやすいところです。
年代物のG-1にはなぜかこういうものが多く、袖口のリブの付け部分で表地(ゴートスキン)がたまっているケースがよくあります。

画像1/レザーパッチのコバに下穴開け。

画像2/縫い付けの際には同じ穴を拾っていく。

画像3/両胸に縫い付け。

画像4/両胸と両腕に縫い付け。
本日の修理品
お買い上げいただいた時点では真っ白だったVOGTの925シルバーチェ−ン。
ほどよく色が変化してターコイズのヘッドに良く合っています。
着用時にお子さんに引っ張られたとのことで、クラスプを留めているコマが破損した状態で修理にお持ちになりました。
作業としては、ストックしている汎用品の銀カンの中でサイズの合う物を使い繋ぎ直します。カンの切れ目はそのまま残りますが、通常使用での強度に問題はありません。
この細さの物はロウ付けでの補修は困難で、バーナーの熱で銀ロウが溶け出す前に本体が溶けて変形してしまいます。

画像上/修理前

画像中/汎用品のカン各種

画像下/修理後

*シルバー製品の修理は、当店で販売した商品のみの受付とさせていただきます。 
バックペイント完成
文字と爆弾には影を入れて立体感を持たせてみました。
女性のつま先、指の爪、唇、目に白の点描でハイライトを入れて作業完了です。