店長日記

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本日の修理品
ブロークンデニムを使用したラングラー13MWZは、すべてのシームが2本針でガッチリ巻き伏せされています。
それでもステッチは環縫い(チェーン)なので、裏側で糸切れを起こすとそこからほつれが拡がってしまいます。
今回は2本針のステッチ跡を地縫いミシンでたたいて各所を補強していきます。

デニム製品のリペアについて、電話やメールで料金、納期等お問い合わせをいただくことがありますが、以下の点をあらかじめご了承ください。

*料金について
修理品の状態は千差万別ですので、正確な金額は店頭で見積もってみないとわかりません。ご呈示した見積もり金額でご了解いただいてから作業に入ります。

*納期について
可能な限り迅速、丁寧を心がけておりますが、人手もスペースも限られた中で対応しておりますので、いつでもすぐに対応出来るわけではありません。また、たて込んでいる時期には、当然ながら自店で販売した商品を優先的に扱います。

*リペアをお受け出来ないケース
洗濯されていない製品の汚れ、ほこりは機械の故障原因となりますので、洗い上がりの状態以外はお受けしかねます。
実効支配継続中
薄曇りの秋空のもと、デッキで伸びきって熟睡する黒猫(注・当店の飼い猫にあらず)。
本日の修理品
今回請け負ったのはLeeのビンテージ・オーバーオールです。
すでにボロボロ状態で、あちこち手を入れ出したら切りがないので、着用すると下着が見えてしまうような大穴を塞いで現役使用出来るレベルにもっていきます。

画像1/身頃全体に大小20個以上の穴が開き、縫製糸も綿のため各所が糸切れしている状態。膝の両脇は3本針の巻き伏せ仕上げで修理のための解体が困難なため、膝の穴開きは放置。

画像2/エプロン部分の大穴。縫い込み部分にまたがっているためにきれいな修復は困難。ライトオンスのデニムで裏張りしてカケツギ予定。

画像3/前開き横にポッカリ開いた穴。ここから用が足せそう。同様にカケツギする。

画像4/後ろポケット下も生地がペラペラのため広範囲に裏張りする。

デニム製品のリペアについて、電話やメールで料金、納期等お問い合わせをいただくことがありますが、以下の点をあらかじめご了承ください。

*料金について
修理品の状態は千差万別ですので、正確な金額は店頭で見積もってみないとわかりません。ご呈示した見積もり金額でご了解いただいてから作業に入ります。

*納期について
可能な限り迅速、丁寧を心がけておりますが、人手もスペースも限られた中で対応しておりますので、いつでもすぐに対応出来るわけではありません。また、たて込んでいる時期には、当然ながら自店で販売した商品を優先的に扱います。

*リペアをお受け出来ないケース
洗濯されていない製品の汚れ、ほこりは機械の故障原因となりますので、洗い上がりの状態以外はお受けしかねます。
本日の修理品
一見MA-1のようなこのモデルはB-15D(MOD)です。
バズリクソンズではここしばらくは製作しておらず、これは当店で10年以上前に販売した製品です。
アルミ製のクラウンジッパーが、フロント、左腕のシガーポケット口の両方とも破損しています。シガーポケットの方はスライダーのボックス交換で直りますが、フロントの方はジッパーのムシもかなりよじれており、ボックスを交換してもスムーズに作動しない場合はテープごと交換ということになります。
今回はメーカー本社へ配送し、そこで状態を見ての対応となります。

*バズリクソンズ製品の修理につきましては、パーツ交換(ジッパー、リブ等)を伴う場合は、パーツ管理の都合上、全てメーカーでの対応となります。当店で修理伝票を添付し、メーカー工場にて修理いたします。
*バズリクソンズの製品であっても当店で販売した商品以外はお受けしておりません。お買い上げになった販売店にてご相談ください。当店に販売記録のある商品につきましてはメーカーへの発送、修理代の見積もり、納期管理等責任をもって承ります。
*パーツ交換の必要がない修理、カスタムワークは、都合のつく限り持ち込み品にも店内で対応しております。

<メーカー修理参考価格>
ファスナー全交換/ナイロン・コットン 8000円〜
         レザー 18000円〜
衿リブ交換/ナイロン・コットン 8000円〜
      レザー 14000円〜
裾リブ交換/ナイロン・コットン 8000円〜
      レザー 14000円〜
袖リブ交換(左右)/ナイロン・コットン 8000円〜
         /レザー 14000円〜

*シェブロンジッパーの交換につきましては8000円プラスとなります。
*別途消費税がかかります。
パッチ縫い付け
毎年この時期になるとバイクミーティングの記念パッチの縫い付け依頼があります。
国内のバイクメーカーの販売台数は減り続けていますが、輸入車や逆輸入車、旧車など趣味性の強いものは堅調なのでしょうか。
作業はミシンの電源をオフにして手送りで縫い付けていきます。
ネットでお買い物…トレッキングポール
先週の殉国七士廟参りの三ケ根山登頂では気楽な軽装で参加したが、装備が不十分だった点を反省している。
そこで早速トレッキング用の杖をポチッと購入し、次回に備える亊とした。
このスピーディな対応は参拝にかける本気度のあらわれでもある。
電車移動を考慮に入れて出来るだけコンパクトに収納出来るものを選んでみた。マウンテンスミスというメーカーのもので、実際の登頂で使いやすいかどうかはわからないが、軽いしグリップした感じも悪くはない。
次回の殉国七士廟正参道(Hさん命名)ツアーは11月初旬を予定している。
本日の修理品
持ち込みでチェーンステッチでの裾上げ依頼ですが、製品染め(後染め)された上に中古加工が施されており、こうした製品の場合は糸の色合わせは不可能です。
製品染めや中古加工の過程で糸も染まったり脱色したりしており、元の色合いは残っていません。仮にこの製品を縫いあげた糸と同じ色番のものを使ったところで縫い直した感じはどうしても残ってしまいます。

画像上/20番の綿糸でチェーンステッチ仕上げした状態。何度か洗いこめば生地の色味が移って多少はなじむと思われる。

画像下/裾線をサンダーがけしてアタリをつけた上で納品。

デニム製品のリペアについて、電話やメールで料金、納期等お問い合わせをいただくことがありますが、以下の点をあらかじめご了承ください。

*料金について
修理品の状態は千差万別ですので、正確な金額は店頭で見積もってみないとわかりません。ご呈示した見積もり金額でご了解いただいてから作業に入ります。

*納期について
可能な限り迅速、丁寧を心がけておりますが、人手もスペースも限られた中で対応しておりますので、いつでもすぐに対応出来るわけではありません。また、たて込んでいる時期には、当然ながら自店で販売した商品を優先的に扱います。

*リペアをお受け出来ないケース
洗濯されていない製品の汚れ、ほこりは機械の故障原因となりますので、洗い上がりの状態以外はお受けしかねます。
ビュイック始末記 (制動装置編その弐)
マスターバックの不調で静岡のガレージ井口さんへ再入院となったビュイックだったが、今回は10日ほどで修理を終えて戻ってきた。
マスターシリンダーをアッセンブリーで新品交換したが、結局マスターバックは取り外したあとに新たなものを取り付けることはされていなかった。井口さんの話では、元々4輪ドラムだったこの車両にはマスターバックは付いていなかったが、ビッグブロックの7400CCエンジンを搭載する際にフロントをディスクとし、制動倍力装置が必要だったために後付けしたということらしい。私が購入時に街乗り向きのスモールブロックを希望したため、再度エンジンは別物に換装したが、ブレーキシステムはそのまま残ったということだ。
しかしフロントがディスクなのにマスターバックなしで大丈夫かと疑問が浮かぶ。
ブレーキングのたびに力一杯踏み込むことになるのだろうか?
……そんなのはツラすぎる。
だが井口さんいわく、テストランしたところ全く問題ないらしい。
忙しい井口さんは車を納めるとトンボ返りしていったが、あとで付近を試乗してみたところ、実感としても普通のブレーキングで制動能力が不足している感じは全く無くて安心した。
これで次の車検まで手を入れずに乗ることが出来るのを願うばかりである。

画像上/納車にきたガレージ井口さん。

画像下/マスターバックを外した跡には以前の赤色のボディーカラーが残っていた。
本日の修理品
かなり前に廃番となったシュガーケーンの3rdタイプ。
ノンウォッシュのみの展開で、バリバリとタテ落ちする芯白の染め具合が抜群でした。
100%綿糸縫製のため、経年劣化で糸が弱くなってきます。今回はフロントの開き止まりが釦を外した拍子にパックリと開いてしまって修理にお持ちになりました。

画像上/修理前

画像下/修理後

デニム製品のリペアについて、電話やメールで料金、納期等お問い合わせをいただくことがありますが、以下の点をあらかじめご了承ください。

*料金について
修理品の状態は千差万別ですので、正確な金額は店頭で見積もってみないとわかりません。ご呈示した見積もり金額でご了解いただいてから作業に入ります。

*納期について
可能な限り迅速、丁寧を心がけておりますが、人手もスペースも限られた中で対応しておりますので、いつでもすぐに対応出来るわけではありません。また、たて込んでいる時期には、当然ながら自店で販売した商品を優先的に扱います。

*リペアをお受け出来ないケース
洗濯されていない製品の汚れ、ほこりは機械の故障原因となりますので、洗い上がりの状態以外はお受けしかねます。
ネームプレート鋭意製作中
A-2やB-10などに取り付けるネームプレートを製作しています。
文字は任意ですので自由に決めていただけます(大文字のみ)。12文字くらいまでなら横幅もおさまりがつきます。
今回ご注文いただいた2枚は文字数が少ないので、若干字間を広く取りました。
パッチ縫い付け
WEPの背中心にスコードロンパッチを縫い付けます。
難点は、背中の左右に大きなアクションプリーツが付いており、それで運動性を確保していますが、そのプリーツの奥(谷)に、左右を結ぶようにゴムが縫い付けられており、貫通の縫い付けではそれも縫い留めてしまうことになります。
表地と裏地とゴムの中心位置がずれないようにしつけしてから作業に入ります。

画像上/表地と裏地の間に、左右のプリーツを繋ぐようにゴムが仕込まれており、これで必要に応じてプリーツが開閉するようになっている。G-1等も同様。
パッチ縫い付け
今回はA-2へのパッチ縫い付けですが、左胸には前パッチを取り外したミシン跡(直径13,5センチ)が残っています。
今回取り付ける刺繍パッチは直径が12センチ強で、この大きさで元のステッチ痕をカバーすることは出来ないので、レザーで台座を作って径を大きくします。刺繍周りにトリミングを付ける方法もありますが、今回はお客様の御要望でこの方法としました。

画像1/台座にはホースハイドを使用。刺繍パッチが真円ではないので、まず台座に仮留めし、革を大きめにカット。

画像2/粗断ちした革に刺繍パッチを縫い付ける。

画像3/革の縁が等幅になるように外回りをカット。ステッチ痕をカバー出来るギリギリの大きさ。

画像4/元のステッチ痕のわずかに外側に縫い付ける。

画像5/完成。
殉国七士廟探訪記(その弐)
頂上付近には沢山の石碑があるが、多くが大東亜戦争に関わった様々な部隊の顕彰碑となっている。
しばらくくつろいでいると、整備された道路を登ってくるワンボックス車があり、ゆっくりと我々が座っているベンチの脇に停車した。するとさきほどのブチの猫が足早に駆け寄っていくではないか。次の瞬間、車の運転席から角刈り白髪の作業着姿のおじさんが降りてきて、ひとつかみのエサをさっとあたえ、すぐに走り去っていった。
ベンチのある頂上から殉国七士廟までは少し歩くが、スカイラインから続く整地された道である。
途中には廃墟マニアには有名なホテルの残骸があり、窓という窓はすべて暴走族に割られ、スプレーの落書きとツタに覆われた外観は異様である。
殉国七士廟に向かって歩いていると、途中でさきほどのワンボックス車が停まっており、さっきのおじさんともう一人の人が三河湾を眺めながら立ち話している。どうも地元の人らしく、目が合ったので会釈してちょっと話をすると、殉国七士廟ヘ行くのなら乗っていきませんかとお誘いいただいたが、このときは遠慮した。「野良猫のエサやりは役所の人に見つかるとまずいんだけどね…」と言っていた。
しばらく歩くと道がわかれ、殉国七士廟への入り口に到達する。
参道に入ると左右には遠目にもはっきりわかる巨大な石柱が立っている。目指す殉国七士廟はそこをさらに奥に入ったところにあるのだ。廟への石段を登ると、響き渡るような声で神道式の祈りをささげる人がいる。なんとさっきの作業着のおじさんである。圧倒的な声量、きりっとした所作を見ると本職の神主みたいである。いやさかを唱え、厳粛な儀式の最後に深く一礼し、廟に向かって「ありがとうございます」と言っている。私の隣のHさんはもうこの時点でうるうるしている。
廟にコップ酒をお供えして参拝を済ませると、ひとまず今回の目標は達せられた。廟の周辺にも多数の記念碑があり、それらを見て回っていると、ふたたびさっきのおじさんに声をかけられ、何者だろうと思いながらも車に同乗させていただき、展望台付近まで戻る事にした。
その後名刺をいただいたが、この人は殉国七士廟の案内人で、東條大将のお孫さんである東條由布子さんのNPO法人の関係者だということだ。展望台付近で資料館を兼ねた休憩所も経営されている方であった。もともとは自衛官であったらしい。沢山ある石碑の由来などを丁寧に説明して下さり、非常に勉強になった。休憩所内にもお招きいただいたが、展示された資料の中には写真などとともに軍刀や三八式歩兵銃、私の祖父のものと同じ型式の軍服もあった。
近いうちに再訪することを約束して下山することにしたが、帰りは往路より若干勾配がきついコースを選択した。気分が高揚しているので疲れも感じず、軽やかに倒木を乗り越えて下山し、三ケ根駅の近くでは発車時間に間に合わすためにダッシュで駅舎に駆け込んだ。
今回が非常に有意義な登頂であったことは言うまでもない。
この民族の歴史にふれることが出来る山には、近いうちに再訪することを確認して、散会となったのであった。

画像1/殉国七士廟と刻まれた巨大な石柱。揮毫は岸信介元首相。

画像2/殉国七士廟全景。台風のあとだったが管理が行き届いており、植栽も美しく手入れされている。

画像3/帰りの山道には杉の高木が生い茂っていた。

画像4/台風の後なので行く手を遮るような倒木もある。

画像5/休憩所の方にお土産でいただいた『凛として愛』のDVD。靖国神社の遊就館での上映に圧力がかかり、わずか2日で上映中止となったいわく付きの映画。日本以外の国にとっては不都合な歴史がおさめられている。

☆☆☆ 追記 ☆☆☆

三ケ根山に同行したHさんからメールをいただいているので、ご紹介いたします。


三ヶ根山にある殉国七士廟に行ってきた。ここに来ていつも思うことは、何故こんなに立派な廟があることを、ほとんどの人が知らないのかということである。

かく言う私も、人に教えられるまで、存在すら知らなかった。山崎豊子さんの名著『二つの祖国』にて、遺骨を命がけでGHQから取り戻したと言うエピソードは知っていたのだが。

安部氏が自民党の総裁に就任された。靖国神社参拝と並んで、三ヶ根山にも是非足を運んで頂きたい。この国を守り、今の日本の礎になった人は誰なのかを、是非明らかにしていただきたいと思う。

この国には教えてはいけない歴史があるんですと、殉国七士廟を管理するIさんは仰られた。この言葉は、慰霊に一生を捧げられた方達を、近くで支えられた方だからこその言葉である。

この国には教えなければいけない歴史がある。戦争に行き、一兵卒から少尉にまでなった祖父に、『日本は中国の人達に残虐の限り尽くしたんだ』等と孫に言わせてはいけない。正しい事実を知り、どう感じ考えるかは自由だ。事実をねじ曲げた上に、偏った結論を押し付けるのは、我々の時代で終わりにしなければならない。

三ヶ根山に登り、何を感じ考えるかは自由だ。必要なのは、正しい事実を知り自分の頭で考えることである。

この地に足を運ばれる際は、JR三ヶ根駅から是非歩いて行ってもらいたい。多少険しい山歩きになるが、車で登った時と違い、山頂の景色も格別に感じることが出来るはずだ。


以上。
殉国七士廟探訪記(その壱)
昨日の10月2日、前回雨にたたられて中止となった三ケ根山への登頂を再チャレンジとばかりに敢行した。
台風一過の秋晴れで、これ以上望めないほどの気候に恵まれ、意気揚々と出発した。
台風の後だけに登山道には小枝が散乱し、大きな倒木まであったが、モチベーションが上がっているのでものともせず、森林の空気を一杯に吸い込んで実に気持ちの良い一日であった。
さらに現地では思いもしないような方と知遇を得る事も出来、望外の経験もさせていただいた。

画像1/JR半田駅で同行の方と待ち合わせたが、たまたま小学生の遠足とカチ合った。この駅の跨線橋はJR最古で明治時代のものらしく、いにしえのワザで鉄と木材で組み上げられている。古びた駅舎も趣き深い。
しかしバカ駅員の態度がぞんざいでムカついた。さすがは旧国鉄の流れを受け継ぐ鉄道会社だけのことはある。まともな企業では使い物にならないような低レベルの社員を抱え込んでいるのだ。

画像2/JR三ケ根駅で下車し、最寄りのコンビニでお供えのコップ酒など購入。30分ほど歩いて登山口に到着。実は登山道はいくつかあるようだが、先導役の民族派・Hさんが以前に踏破したルートで登る。

画像3/フル装備で先導するHさんの後ろ姿。私は気楽に軽装備だったが、Hさんから杖を一本借りておおいに助かった。

画像4/道中は樹木が日射しを遮ってくれる上、山肌に沿って吹き上がってくる風で意外に快適。途中誰一人出会う事なく、1時間ほどかけて山頂近くに到達。ロープウエイの跡地でコンクリートの基礎だけが残っているところから見た東側(片原温泉側)の風景。

画像5/北側(名古屋方面)を背景に…。

画像6/渥美半島を一望出来るベンチで軽めの昼食。Hさんが携帯バーナーで湯を沸かし、カップ麺と挽き豆のコーヒーでくつろぐ。誰か無責任なヤツが捨てていったのだろう、ブチの野良猫がうろうろしている。
ここまでくれば、殉国七士廟まではあと少しの道のりである。
本日の修理品
長年着込まれたB-10ですが、袖下のリブの付け位置が擦り切れています。
この部分はリブ付きのフライトジャケットの急所であり、長年の着用に伴い、摩擦で傷んでしまうケースが多いようです。
ポッカリ穴が開いてしまった場合は裏からテープで補強してミシン作業になりますが、今回は穴が開いた生地の内側に樹脂をはさみこみ、アイロンの熱で圧着するという方法をとります。

当店ではお買い上げ頂いたフライトジャケットをより長くご愛用頂く為、あらゆる修理を承ります。(修理工賃は個々のケースにより異なります)
名著であるため、ご紹介
『約束の日 安倍晋三試論』小川栄太郎著 幻冬社

安倍氏が自民党総裁に返り咲く直前のタイミングで発刊されたのが本書である。
筆者は政治は専門外のルポライターだそうだが、6年前の首相就任時から突然の退陣表明までを丹念に追った渾身のルポルタージュである。この本によって当時は見えにくかった政権の内幕、その多大な実績と対抗勢力との暗闘が白日の元にさらされる。
安倍の目指す「戦後レジームからの脱却」はすなわち戦後既得権益層への宣戦布告であり、キャリア官僚、反日マスコミ、日教組に加え、戦後保守である自民党そのもののあり方も問い直しているのだ。
そして安倍政権を最も憎み、転覆のために異常なバッシングに明け暮れたのが朝日を中心としたマスコミであった。
本書の帯には政治評論家、三宅久之氏が推薦の言葉を寄せているが、本文中にも三宅氏の証言として、朝日新聞の主筆である若宮啓文が安倍叩きを「社是ですから」と言い放つくだりが出てくる。
自国の総理大臣を、イデオロギーが異なることで追い落とすのが社是の新聞社とは一体何であろうか。針小棒大な報道は当たり前、あきらかな捏造まで駆使して安倍政権を貶める。これが一定程度の影響力を持つ全国紙の報道姿勢なのだ。そして無邪気な国民は欺かれ、もくろみ通りに今の民主党政権への流れが出来上がった。
朝日新聞社は過去何度もテロの標的になっているが、そのたびに「言論に対する暴力は許されない」という誰も反論しようのないセリフで被害を強調する。
しかし、数々の外患誘致をくり返し、戦後日本社会に毒を流し続けてきたのがこの新聞社であることは間違いない。若宮については中国共産党との親密な関係も指摘されている。ずいぶん前だが、武装した右翼(と思われる)に銃撃され、社員が射殺される事件まで起こった。どうせ発砲するならこの若宮を撃ち殺してくれれば良かったのにとつい思ってしまう…。
ともあれ、新薬のおかげで難病を克服した安倍新総裁が日本の舵取りをする日も近い。そして政権維持には、マスコミ報道に踊らされずにきちんと実績を評価し、応援する国民の声が必要不可欠であろう。
エアフォースパッチ鋭意製作中
シーズン到来で在庫が薄くなってきたトリミング付き刺繍パッチを製作中。
トリミングの牛ヌメ革&馬革は一点ずつ手作業で切り出しています。

午後から台風の影響が出そうですが、午前中の時点では静かなもんです。
明後日、前回中止になった三ケ根山登頂の予定。
台風一過の秋晴れを期待しつつ…。
パッチ縫い付け
このL-2Bは、元々のエアフォースのステンシルがかなり薄くなっている状態でした。
おそらくドライクリーニングの溶剤のためかと思われます。
その上を覆うように馬革のトリミングを付けた刺繍パッチを縫い付けました。
今回も遠方からのご依頼であったため、宅急便でのやりとりとなります。
パッチ縫いつけ
今回は、タンカースのボディにTOYOTAの四駆の刺繍パッチをちりばめるように縫い付けるという作業です。
持ち込まれたパッチは本来アイロンで圧着するタイプのものですが、いずれ剥がれてしまうのでミシンで縫い付けた方がベターです。パッチごとにデザインの異なる車体は、ランダムに前後に傾かせて配置。
タンクは後ろ身頃のサイドプリーツで運動性を確保しているので、この部分に影響が出ない範囲での縫い付けとしました。
本日の修理品
このパンツは以前膝を中心に広範囲に裏張りしましたが、今回は太腿の付け根部分が薄くなってパンクしている状態です。
もう生地が限界に近いので、延命措置としては最後になると思います。
左右共一旦サイドシームを切り開いて当て布をし、かけついでいきます。生地が弱っているため、細目の針と糸(50番綿糸)を使用しました。
太い針で潰すようにタタくとタテ糸がブチブチ切れてしまうような場合、このような対応をしています。

デニム製品のリペアについて、電話やメールで料金、納期等お問い合わせをいただくことがありますが、以下の点をあらかじめご了承ください。

*料金について
修理品の状態は千差万別ですので、正確な金額は店頭で見積もってみないとわかりません。ご呈示した見積もり金額でご了解いただいてから作業に入ります。

*納期について
可能な限り迅速、丁寧を心がけておりますが、人手もスペースも限られた中で対応しておりますので、いつでもすぐに対応出来るわけではありません。また、たて込んでいる時期には、当然ながら自店で販売した商品を優先的に扱います。

*リペアをお受け出来ないケース
洗濯されていない製品の汚れ、ほこりは機械の故障原因となりますので、洗い上がりの状態以外はお受けしかねます。