店長日記

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車上にて
夕刻、閉めきった幌の上で寝込んでいた黒猫(注・当店の飼い猫にあらず)。
重さで幌がたるんでいるが、私は猫には寛容なので、このくらいのことで腹を立てたりはしないのだ。
本日の修理品
同じ状態の修理品を2本お預かりしました。
どちらも後ろ股ぐりがパックリと開いている状態です。
2本針のチェ−ンで巻き伏せされたシームの裏側は所々糸切れを起こしています。

画像2/なつかしのシュガーケーンの尾錠付きライトオンスデニム。1993年に当店で販売したもの。この頃の尾錠はオリジナルと同様、ピンが生地を貫通するタイプ。

画像3/修理後

画像4/こちらはFOBファクトリーの製品。これも90年代に当店でお買い上げいただいたものです。FOBは、多くのショップブランドのOEM生産を手がけていました。デニムマニアの間では評価の高いメーカーです。

画像5/修理後
本日のニュースより
石原都知事が辞意表明=新党結成し、国政復帰へ

東京都の石原慎太郎知事は25日、都庁で記者会見し、知事を退任した上で、次期衆院選に向け、新党を結成し、国政に復帰する意向を明らかにした。石原氏は「きょうをもって知事を退任する」と述べた。知事の後継に関しては、「猪瀬(直樹副知事)さんで十分だと思う」と語った。
新党には、たちあがれ日本に所属する衆参国会議員5人全員が合流する見通し。また、橋下徹大阪市長が代表を務める日本維新の会との連携協議も進めるとみられる。
石原氏は4月に表明した沖縄県・尖閣諸島の購入問題への対応などを理由に、新党構想に一時慎重な考えを示していたが、今月12日の記者会見では「あとは私の年齢と健康(次第)だ」などと発言。その後、健康診断の結果に問題はなかったことを明らかにしていた。
(以上引用)

これで政界再編への動きが大きく加速するだろう。
平沼さんを中核に保守勢力を結集し、維新の会は上手く利用して流れを作ってもらいたい。
パッチ縫い付け
引き続き、お預かりしたジャケットへのパッチの縫い付けです。
ボディがフランネル製のMA-1に、NASA関連の記念刺繍パッチを合計10個縫い付けました。
押えのステッチ跡が目立たないよう、刺繍のコバに近い色を使用しています。
パッチ縫い付け
何度もお取引いただいている九州のお客様からの依頼です。
今回はフライトジャケットではなく、L・L・ビーン製のスポーツジャケットの前身に刺繍パッチを縫い付けます。
3枚とも、アイロンで圧着するための糊が裏面についていますが、コバをミシンでがっちり縫い付けます。
キャタピラー
先日亡くなった若松孝二監督の代表作。
近所のレンタル屋の日本映画コーナーを探すとすぐに見つかった。
題名のキャタピラーは戦車のキャタピラーのことかと勘違いしていたが、四肢をもがれた主人公の「芋虫」状態のことをあらわしていたようだ。
もうのっけから反戦主義者、若松孝二の世界が炸裂する。中国で欲望の趣くままに女性を銃剣で虐殺した主人公は、戦線で手足を無くし、大やけどを負った状態で復員する。三つの勲章を授与され、村人からは生ける軍神とあがめられるが、妻のシゲ子は現実を受け入れられない。もともと暴君であった夫に献身的につかえながらも、内心激しく葛藤する。夫も戦線でのトラウマをかかえ、精神的に病み始めている。息苦しいような夫婦二人きり日々のくりかえし。やがて大本営発表とは裏腹に戦況は悪化し、広島、長崎に原爆が投下され、終戦となる。終戦の詔勅を聞いたシゲ子は心からの解放感で晴れやかな笑顔を見せ、一方夫は家から這い出し、ため池で入水自殺する。
主人公の日本軍人がこれ以上無いくらいに醜く描かれ、その傍らには常にご真影がある。まるで中韓のプロパガンダ映画のようである。加えて夫が出征前から暴力的であったことから、見方によってはジェンダーフリーの要素も加えられているのかもしれない。ラストに流れる元 ちとせの「死んだ女の子」という反戦歌が不気味な上、被爆死をテーマにしているのが意味不明。原爆投下まで一括りにして日本軍の責任だとでも言いたいのだろうか。
戦争の最も残酷で醜い部分のみを切り取って、極端な形でデフォルメした若松孝二さんらしい作品であった。
スコードロンペイント鋭意製作中
B-3へのペイントの続きです。
下絵を描き込んだら薄い色から順に着彩。
時間的都合で別の作業が入るため、今日のところはここまで。
本日の修理品
ペイントワークの合間に、たまっているデニムの修理品に対応していきます。
いずれもベルトループが外れてしまった状態の2本です。

画像1、2、3/シュガーケーンの3rdタイプ。ベルトループの閂留めはそのまま残っていますが身頃の生地が破れてしまった状態。カケツギし、身頃の裏に補強布を当てた上で留め直し。

画像4、5、6/エターナルの811。後ろ中心のループの下半分が擦り切れている状態。ループの裏側を補強して再度縫い付け。
ちなみにループが完全に千切れている場合は、取り換え用に中古のジーンズから取り外したループをストックしております。
スコードロンペイント製作開始
今回はB-3の左胸と右腕に直接ペイントします。
まずは顔料を塗って下地をつくり、乾いた後に下絵を描き込んでいきます。
上塗りの定着を良くするのと、濃茶の上にそれより明るい色をのせた場合に発色を良くするために行います。

画像1、2、3/今回はCBI仕様なので、右腕の方にエアフォースマークをペイント。

画像4、5、6/オーナーの御要望で、左胸の部隊章は直径15センチと大きめ。
車中にて
今日は幌を閉じていたが、運転席側の窓が開いていたため、そこから飛び乗った模様。
カーペットを毛だらけにして帰っていった。
パッチ縫い付け
以前にお買い上げいただいたB-15C(MOD)をパッチでカスタムします。
ほどよくくたびれた本体にマッチするパッチの選択でいろいろと検討され、今回の組み合わせとなりました。
左腕のエアフォースパッチは、刺繍本体を渋で丸染めして若干色を付け、牛革のトリミングを縫い付けました。
本日の修理品
B-3のファスナーテープの留めがほつれたものを修理します。
エンド部分は着用時に負荷がかかるので、こういうケースは時々あります。テープの留め付け方はメーカーにより様々ですが、この製品はレザーのテープを上に被せてコバステッチで固定してあります。
ファスナーエンドでテープ自体が千切れてしまっていると全交換となりますが、今回はファスナーテープにも身頃側のステッチ目にも破損はありません。
テープを元の位置に固定し、元の穴をひろって再縫製します。
オルテガ神話
火曜日の大阪出張ではいつものようにファニー本社にもお邪魔したが、久々にオルテガのチマヨベストがたくさん入荷していた。
このブランケットを使用したベストはニューメキシコ州チマヨ地方の伝統工芸品で、何世代も前から引き継がれた手織り機で織られた生地を使用する。世界的に有名になり、引き合いが増えてもけして機械化しようとせず、同じ手法で製作されている。そのため慢性的に品不足で、なかなか流通ルートに乗らないので、名前は知っていても現物を見たことは無いという人は多いはずだ。価格も安くはなく、納期も不安定だがそれなりに魅力のある商品であることは間違いない。
しかしひとつの商材として扱うのは難しい面もある。
納期の問題もあるが、あまりにもサイズのバラツキが大きいのが難点なのだ。どの製品も後ろ身頃の裾のみ生地の耳が使われているが、それ以外の部分は普通の織物同様裁断、ミシン縫製されている。きちんとした型紙で裁断していればここまでバラつくことは考えにくい。すべてにサイズの表記が付いてはいるが、ほとんどあてにならないし、着丈と身幅のバランス自体が製品によって異なることさえあるのだ。担当氏の話では「あのヒトたち、採寸とかせーへんねん。出来上がったの見て、勘でサイズ付けとるんや」ということであった。冗談半分だろうが、製品管理が大雑把なのは間違いない。それがオルテガの伝統的なやり方であれば、ああそうですかと納得するほかないのだが…。
厳格な検品をクリアした日本の製品に慣れきったユーザーにこのあたりをご理解いただくのはけっこう大変である。シビアにサイズを選択したい人は現物合わせが必須なのだ。
本日の修理品
お預かりしたまま、中々手を付けられずにいたデニムの修理品を仕上げていきます。
左右の太腿が大きくパンクしているので、脇のシームを一旦開いて裏張りします。このパンツは既に一度修理されており、おそらくリフォーム屋さんの手によって膝を中心に接着芯地が貼られた上でタタキが入っています。今回はその上の部分がパックリ開いているので、前の修理跡にも若干重なるようにタテに25センチほど当て布しました。

デニム製品のリペアについて、電話やメールで料金、納期等お問い合わせをいただくことがありますが、以下の点をあらかじめご了承ください。

*料金について
修理品の状態は千差万別ですので、正確な金額は店頭で見積もってみないとわかりません。ご呈示した見積もり金額でご了解いただいてから作業に入ります。

*納期について
可能な限り迅速、丁寧を心がけておりますが、人手もスペースも限られた中で対応しておりますので、いつでもすぐに対応出来るわけではありません。また、たて込んでいる時期には、当然ながら自店で販売した商品を優先的に扱います。

*リペアをお受け出来ないケース
洗濯されていない製品の汚れ、ほこりは機械の故障原因となりますので、洗い上がりの状態以外はお受けしかねます。
復興予算21億円が中韓友好促進団体に 団体トップは民主大物議員と外務省OB…

東日本大震災の復興予算が、復興とかけ離れた事業に転用されていた問題で、総事業費72億円の青少年国際交流事業が注目されているが、全体の約3割、約21億円が中国と韓国との友好を促進する2団体に支出されていた。2団体のトップは、民主党の大物議員と外務省OB。尖閣諸島や竹島をめぐって中韓両国が増長した背景に、民主党政権の弱腰・迎合外交があるとの指摘もあるが、国民はこの復興予算に納得できるだろうか。
(以上引用)

税金から捻出される復興予算を転用して、反日教育で育った中・韓の若者を日本にご招待♪
そのうち、被災地での滞在期間は2日間で、残り10日間は国内観光だったそうな。
「仕分けの女王」とかいう人、この予算配分を問題にはしないのだろうか?
パッチ縫い付け
3着お預かりしたBDUコンバットジャケットの残り2着を仕上げていきます。
オリーブドラブの方は以前に当店でパッチ縫い付けしており追加で階級章の縫い付けです。
パッチ縫い付け
関東のお客様の依頼でB-15Dをフルパッチ仕様にしました。
このジャケットはナイロンの表地と裏地に対して中綿(ウールパイル)の寸法が若干詰まっており(ウール素材の縮縦によるもの)表裏のナイロン生地がダブりぎみになっています。
こうした場合は、縫い付けた時にパッチの周囲に余り皺が出る可能性があります。
縫い付け部分のステッチに皺を寄せないために、まわりに生地を寄せることになるからです。

画像1/右胸のパッチ。

画像2/以前お買い上げいただいた刺繍パッチに、革のトリミングを付けた上で縫い付け。

画像3/左胸はホースタブの脇にネームテープとパッチを縫い付け。

画像4/画像3の裏面。

画像5/縫い付け完了。
本日のニュースより
若松孝二監督が死亡 タクシーにはねられ重傷が急変

連合赤軍などを題材とした社会派の映画で知られる映画監督で、12日に東京都新宿区内でタクシーにはねられ重傷を負った若松孝二さん(76)が死亡したことが17日、警視庁四谷署への取材で分かった。
四谷署によると、若松さんは都内の病院に入院していたが、17日夜に容体が急変したという。
若松さんはテレビドラマの助監督を経て昭和38年、当時ピンク映画と呼ばれた成人向け作品「甘い罠」で監督デビュー。ベルリン国際映画祭では、平成20年に「実録・連合赤軍 あさま山荘への道程(みち)」が最優秀アジア映画賞を受賞、22年には「キャタピラー」で主演した寺島しのぶさんが最優秀女優賞に輝いた。
(以上引用)

昔、名古屋のミニシアターでこの人の講演を聴いたが、反体制の権化のような監督だった。
講演に先立って、アラブで活動していた日本赤軍・重信房子さん達を撮影したドキュメンタリー映画も上映された。
近作は観たことがないが、今度レンタル屋で探してみよう。
…合掌。
パッチ縫い付け
実物BDUジャケットにネームテープ、階級章等を縫い付けます。
このコンバットジャケットはバリエーションが多数あり、今回はタイプ違いで3着お預かりしています。ジョン・ウエインが主演した映画「グリーンベレー」他、ベトナム戦争映画で目にするのはほとんどこのタイプのジャケットです。
昨日は東洋エンタープライズとの商談で大阪に行きましたが、バズリクソンズでもこのタイプのリプロダクションを展開しています。しかし、まだまだ当時モノでコンディションの良い実物が流通しているので、リプロ品の需要はそれほどではないと思っています。

画像上/衿章、ネームテープはアイロンで隅を折り込んでしつけする。

画像中/30番の糸で縫い付け。

画像下/今回ネームテープはポケットのフラップと並行に縫い付け。実物には水平に縫い付けられているものも見受けられ、統一されていないようだ。