店長日記

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私の道具達
その昔、古着商をしていた頃に、ジーンズ等の衣料品の他、雑貨類も扱った。
年代物の、革やファイバーで出来たトランク類はとても魅力的なアイテムで、販売しつつ、店の演出小道具も兼ねていた。今はもう商品として仕入れて販売することはしていないが、店内にはあちこちに10個以上置かれており、商品をストックしたり、ディスプレイに用いたりして現役使用している。
画像は比較的珍しいブリキ製のトラベリングトランク。
ペンキの剥げ落ち具合が、ボロかっこいい。

*都合により、1月25日(土)の営業はPM7:00までとさせていただきます。宜しくお願い申し上げます。
ジーンズリメイク/シュガーケーン ロンスタージーンズ
SC41001はやや薄手の生地で、バックストラップとサスペンダーボタンを装備したタイプ。
今回もお客様のご要望で、バックストラップがベルトループの下にくるよう付け直しをおこないます。サスペンダーボタンもベルトに引っかかる為、取り外してタタキで穴を塞ぎます。

画像1、2/リメイク前。

画像3/バックストラップとサスペンダーボタンを取り外す。

画像4/ベルト下に来るようバックストラップを付け直し。

画像5/銅無垢の打ち抜きリベットで固定して作業完了。
本日のニュースより
菅元首相、細川氏支持訴え

民主党の菅直人元首相は22日、JR三鷹駅前で街頭演説し、23日告示される東京都知事選について「今、原発をやめておくことが重要だ。そのためにも細川護熙元首相になってもらいたい」と述べ、「脱原発」を公約に知事選に出馬する細川氏への支持を訴えた。
(以上引用)

争点を強引に原発政策に持っていこうとしている小泉&細川の老害コンビの支持率が上がらない。
その上、こんなホメ殺しのような援軍が現れて熱い支持を表明したりしたら、ますます旗色が悪くなる。
田母神支持派としては、できるだけ混戦になって票が割れれば閣下に有利に働くと考えるので、今後舛添陣営の醜聞が噴出するのを期待したい。
パッチ縫い付け/B-10
毛足の長いシャギーのような裏地が付いたB-10。
山口県のお客様からの依頼品。
両腕と左胸に刺繍パッチを縫い付けてフライングタイガース仕様としました。
パッチ縫い付け/B-15C(MOD)
ベースはバズリクソンズのB-15C(MOD)。
シンプルなこのエアフォースブルーのジャケットに、第5空軍モスキート部隊の刺繍パッチを縫い付けました。
朝鮮戦争時、前線を慰問に訪れたマリリン・モンローもこのパッチを縫い付けたB-15Cを着用していました。
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昨日、「三ケ根のゆかいな仲間たち」のささやかな新年会で飲み過ぎ、喉が焼けております。
電話でのお問い合わせには、何時にも増して不機嫌な声でお答えするかもしれませんが、不機嫌なわけではありません。
パッチ縫い付け/B-10
昨年オファーをいただいていたエアフォースパッチの縫い付け。
この刺繍パッチにホースハイドの縁取りを付けたものも、そろそろ在庫が薄くなってきたので、纏めて製作をおこなう予定です。
ベースはバズリクソンズのファクトリーカスタムで、既製品で胸パッチやネーム、背中にはステンシルが入ったモデルです。
ジーンズ裾上げ
今回は持ち込みでチェーンステッチでの裾上げ依頼です。
某社の製品はすでに地縫いミシンで裾上げされていますが、若干長いのと、仕上がりで左右の長さが違っているということで、仕上げ直しを行います。
カットする分がわずかなので一旦裾を解体し、縫い代を残して裁断し直す必要があります。

画像1/ワークパンツのように広めに三つ折りされ、シングルステッチで仕上げられている状態。

画像2/縫い目を解体してプレスで伸ばす。左足が1センチ弱長くなっているので、同寸になるよう裁断。

画像3/チェーンミシンで裾上げ。

画像4/躾け糸を抜いて作業完了。
名著であるため、ご紹介
『日本文化試論 ベネディクト「菊と刀」を読む』 福田義也 新曜社

「日本人はアメリカがこれまでに戦った中で、最も気心の知れない敵であった」で始まる文化人類学者、ルース・ベネディクトの著作は、1948年に書かれた日本文化論の古典である。
そもそもベネディクトは、アメリカが第二次大戦に参戦するにあたって招聘した学者の一人で、敵国の文化や人種的特性を研究して助言する立場の人間であったようだ。ただし来日の経験は無く、日系移民への面接調査や、日本文化に関する文献を主なソースとしてこの本を書き上げたとなっている。
この『菊と刀』の邦訳はずいぶん昔に読んだきりで、すっかり記憶が薄れているが、やはり欧米人が日本文化を理解するのは限界があるのではという印象だった。
そしてこのベネディクトの目から見た「日本人なるもの」を日本人向けに解説したのが本書ということになる。
(菊)は、恥の文化や世間の同調圧力によって精神的自由を制限された耽美主義を表し、
(刀)は自己責任と好戦的な側面を表現しているとされる。
筆者はベネディクトの認識の誤りなども指摘しつつ、さらに発展させて広範に日本文化を論じている。
日本人独特の美意識や徳目、例えば(義理)は、英語で表現するのも困難である。欧米人にそういう概念自体が無いからなのだ。
異なる文化圏の日本論によって、あらためて自国の文化や精神性に気付かされることも多い。
ブラッドチット鋭意製作中
ヌメ革をパーツごとに染め分けて、パッチワークで製作。
ブラッドチットは、国民党指揮下で日本軍と交戦したアメリカ義勇軍「フライングタイガース」の身分保証書が元になっている。バージョン違いが多数あり、東南アジア各国の言語で書かれたものも現存している。
後の朝鮮戦争やベトナム戦争でも、同様のものを飛行兵が携行した。

画像4/縫い付けイメージ。
本日の修理品/シュガーケーン ユニオンスタージーンズ
左膝の付け根辺りにあいた穴はタバコの火によるもの。
こうしたケースは周辺の生地にダメージが無いので、補修範囲は最小限度で済みます。
裏張りして綿糸で細かくタタいておけば、補修跡もほとんど目に付きません。

画像1、2/ビフォー

画像3、4/アフター
エアフォースパッチ鋭意製作中
ヌメ革に手描きのエアフォースパッチ。
昨年の秋口に10個ほどまとめて製作に取り掛かったが、下絵段階でストップしたままだった。
店頭販売用のオリジナル商品なので、気持ちの上では優先順位は高いが、日々の仕事に追われ、ついつい後回しになってしまう。
表面が乾いたら、馬革のトリミングを取り付けて完成。
本日の修理品/シュガーケーン ロンスタージーンズ
発売開始から数年が経ち、修理対応する機会が多くなってきたシュガーケーンのロンスタージーンズ。
そのリアルな仕上げで、加工モノとして最も人気の高いジーンズです。
今回は右腰辺りの棚ジワのラインに沿って穴が開き、ポケットの袋布が見えている状態。
作業し辛い箇所ですが、脇を一旦割ってカケツギし易い状態にして作業を進めます。

画像1、2/ビフォー

画像3/アフター

画像4/補修箇所の裏側。当て布は15×20センチ程。
祝!成人
新成人のみなさま、おめでとうございます。
お客様からいただいた赤飯でひっそりお祝いさせていただきました。
日本の未来はあなた方の手にあります。
選挙に行きましょう。
そして成人式で暴れたバカは、すべて刑事事件として検挙する事を当局に望みます。
パッチ縫い付け/B-15
うっすらと黒抜きのステンシルが残ったB-15はバズリクソンズ初期のM品番。
畝の強いコットングログランのボディに、赤リブの仕様です。
今回縫い付ける刺繍パッチは、渋で丸染めして艶のない仕上がり。
いつやるの?
当店としてはウエルカム状態で開店を待っていた、はす向かいのセブンイレブン。
更地だった広い敷地に、とっくに店舗は建っているが、オープンのきざしは無い。
あいかわらずオーナー募集の看板が立っているところを見ると、肝心の経営者が決まる前に、見計らいで確保した土地に建物を建てたのだろうか?
コンビニ業のビジネスモデルがどうなっているのか良く知らないが、空けておく間のコストもかかるだろうに、ずいぶんな見込み出店じゃないか。
もっともフランチャイズのコンビニオーナーもそう楽ではないだろうから、応募者も限られ、簡単には成約しないのだろう。他人の土地で、身体一つで経営者になる人は、その分一番大変な部分を引き受ける覚悟がいる。
…良い場所だとは思うんだが。
寒さ厳しき折り…
比較的温暖な知多半島も、ここ数日の冷え込みは厳しい。
そんな凍り付きそうな気候の中、今年も姿をあらわした黒猫(注・当店の飼い猫にあらず)。
レザーパンツ裾上げ
近隣の方から持ち込まれた、柔らかいクローム鞣しの牛革のパンツです。
裾上げの方法は何通りかありますが、切りっぱなしにして両サイドのシーム部分だけ開いてこないように縫い留めしたり、内側に折り込んで裏面を革用ボンドで接着したりします。
今回は柔らか過ぎて裁ち切りのままでは頼りなく、広幅で裏に折り返して接着するとアタリが出そうだったため、縫い代を残してカットし、ミシンで縫製しました。
ネームプレート製作
先日MA-1用に縫い付けたビニールのネームケースに収めるネームプレートを製作します。

画像1/ヌメ革を使用してお客様のイニシャルを刻印した後、アルコール染料で黒染め。

画像2/ウイングマークはプリントではなく、筆で手描き。

画像3/ビニールケースに収めた状態。
本日のニュースより
安倍総理「慎重に考えていく」靖国神社に代わる施設 

安倍総理大臣は、靖国神社に代わる新たな追悼施設について「慎重に考えていくべきだ」と述べて、否定的な考えを示しました。
(以上引用)

慎重に考えるということは、進めるつもりが無いということで、至極まっとうな判断である。
昭和のスタア、鶴田浩二も歌った屈指の名曲、「同期の桜」の最後の歌詞には、(貴様と俺とは同期の桜 離れ離れに散ろうとも 花の都の 靖国神社 春の梢に 咲いて会おう)とある。
戦地に赴いた人ばかりでなく、銃後を守る人達にとっても拠り所となる場所を、あえて移転する必要は無い。中韓と仲の良い宗教政党の意向など放っておけば良いのだ。
パッチ縫い付け/A-2
県外の方の依頼で、J・A・ドュボウのA-2の両腕にエアフォースマークとCBI章を縫い付けます。
この組み合わせでは、エアフォースマークが右側に来ているものが多く(例外もあり)、それに準じた取り付けをおこないます。

画像1/CBI章を縫い付けた左腕の裏側。

画像3/右腕に馬革でトリミングした刺繍パッチ。