店長日記

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スコードロンパッチ鋭意製作中
47THの刺繍パッチにレザーのトリミングを取り付けます。
出来上がったパッチはB-15Bへ縫い付け予定。

画像1/トリミングはパッチの大きさに合わせ、ホースハイドから切り出して製作。

画像2/刺繍パッチの外回りに5ミリほど重ねて縫い付け。

*都合により、12月8日(本日)の営業はPM7:00までとさせていただきます。宜しくお願い申し上げます。
オールソール&メンテナンス
4年前に国産のクレープソールでソール交換してもらった自前のレッドウイング8104(セッターのローカット)。
屋外での使用頻度が高く、もうそろそろ限界なので、何度目かのオールソールを依頼する事にした。国産のソールを使ったのは前回が初めてだったが、充分な耐久性で満足のいく物だった。同時期にペコスとポストマンも同じ素材で交換したが、それらはあまり履かないのでまだほとんど減っていない。
今回も同じタイプでも良かったのだが、ちょっと方向性を変えて、ウエスタンブーツに使うクレープソールを使用する事にした。ソールと同素材の3センチ程のヒールと、ヒールラバーが取り付けられたもの。リオス・オブ・メルセデスのラウンドトゥのモデルに使われる物で、ファニーが在庫を持っている。ウエルト(細革)とミッドソールはそのまま使用するので、アウトソールだけ外して新しいソールを圧着してもらう。依頼するのは北陸で主にウエスタンブーツを中心に修理を行う職人さんで、非常に丁寧な仕事をする方。
年内には仕上り予定。

画像1/ソールのパターンがほぼ無くなってしまった状態。

画像2/発送前にサドルソープで丸洗い。この後、日陰干しして水分を抜く。

*都合により、12月8日(日)の営業はPM7:00までとさせていただきます。宜しくお願い申し上げます。
本日のニュースより
秘密保護法案、本会議採決を決定=参院議運委

参院議院運営委員会は6日午後、同日の本会議の議事日程について、森雅子内閣府特命担当相の問責決議案を処理していったん休憩に入った後、(1)中川雅治国家安全保障特別委員長の問責案(2)特定秘密保護法案(3)独禁法改正案(4)国家戦略特区法案など—をそれぞれ処理することを、与党の賛成多数で決めた。
(以上引用)

必死になって反対の論陣を張っている報道機関やジャーナリストの顔ぶれを見ると、それだけで同法案に賛成したくなる。
大体、平素から恣意的な報道で情報操作している連中が、「国民の知る権利」云々と、どの口で言うのか。
反対派の議員にもロクなのがいない。
スパイ天国、情報ダダ漏れの現状では同盟国との間で必要な情報の共有だって出来っこない。今までも、目に見えないところでどれだけ国益を損じてきたかわからないのだ。
特定秘密保護法案は、普通の国になる為の一つのステップだと思っている。

*都合により、12月8日(日)の営業はPM7:00までとさせていただきます。宜しくお願い申し上げます。
エアフォースマーク完成
羽根の部分に陰影を付けて色を整え、第8空章の完成。

*都合により、12月8日(日)の営業はPM7:00までとさせていただきます。宜しくお願い申し上げます。
帽子ラックもDIYで
杉板の廃材を利用してキャップ用の棚を製作。
腰壁に使っていた中途半端な長さの杉板をざっくり切りそろえ、元の塗装や釘跡もそのままに大雑把にペンキ仕上げ。
根気のいるミシンワークの合間に、ちょっとした作業を挟んで気分転換。
パッチ縫い付け
バズリクソンズの古いB-10で、左胸のスコードロンパッチ(航空群章)と、エポーレットの階級章があらかじめ取り付けられたパッチモデル。
今回はそれに追加するように右胸にグループ章を取り付けました。
グループ章はイーストマン社が製作したフェルトに手刺繍を施したもの。ベースのフェルト(不織布)は縁ギリギリを縫い付けるとスリップ(滑脱)することがあるので、ほんの少し内側に縫い込んでやります。
エアフォースマーク鋭意製作中
左腕のウイングマークのプリントの上に第8空章を描き込みます。
作業としては胸のスコードロンと同様で、地色より明るい色で上描きするためにオフホワイトで下地を作ります。

画像1/プリントのアウトラインを残して下塗り。

画像2/充分乾燥させてから鉛筆で下描きし、淡色から描いていく。

画像3/背景をネイビーでベタ塗り。
冬の三ヶ根山・殉国七士廟再訪
いつもは電車利用、山登りを兼ねて駅からの往復も徒歩で訪れていた三ヶ根山 に、今日初めて自宅から車で向かった。
近々車で訪問する予定があり、その下見も兼ねて往復してみようと突如思い立っ たのだ。
半田市から衣浦海底トンネルを通って西三河に抜ける最短コース。目指す三ヶ根山スカイラインまで全く渋滞はなく、曲がりくねったスカイライン沿いにあっという間に山頂に到達。わずか1時間弱の行程であった。
12月とは思えないような暖かさで、いつもの美しい景色を堪能し、廟の管理人 Iさんの休憩所で食事の後しばし歓談。一休みしてお参りを済ませ、帰路についたのだった。

画像1/美しく整備された殉国七士廟。つい先だって、月刊誌WILLの花田編集長が訪れたということだった。

画像2/休憩所の中から撮影。山の向こうの三河湾まで見渡せる。

画像3/休憩所内に陳列された荒木貞夫大将の記名の入ったのぼり。

画像4/同じく海軍兵学校二種軍装(たぶん)の七つボタン制服と、近頃韓国で話題沸騰の旭日旗。

画像5/美味しい蕎麦の定食をいただいた。

画像5/Iさんが世話をしている捨て猫達。栄養状態が良く、丸々している。
スコードロンペイント完成
MA-1の右胸へのペイント作業、仕上げ段階。
面相筆で黒のアウトラインを入れ、最後にハイライトを入れてクッキリした感じに仕上げます。
以前にサンプル製作したものをご覧になって、同じ絵柄でオファーをいただきましたが、配色やタッチを微妙に変えて製作しました。
パッチ縫い付け
バズリクソンズが以前製作したB-15D。
薄くなったプリントパッチを覆うように刺繍パッチを縫い付けします。
B-15Dはボア衿が付いたデザインですが、これが改良されてMA-1となります。衿の他、袖口の中綿の始末など随所に違いが見られます。
スコードロンペイント鋭意製作中
MA-1へのペイント作業は中塗り段階です。
背景が乾いてから、下絵に沿って色をのせていきます。今回のデザインは黒でアウトラインが入りますが、先に色付けをおこないます。
パッチ縫い付け
バズリクソンズのN-1は2シーズン前にお買い上げいただいたもの。
しばらく無地で着用されていましたが、店頭のストックからフィリックスのパッチをお選びいただき、縫い付けいたしました。
シャツ着丈詰め
年代はバラバラですが、すべてシュガーケーンの旧品。
どれも現行品に比べると4〜5センチほど着丈が長いので、カットして巻き直します。

画像1/ビフォー

画像2/アフター

画像3/ビフォー

画像4/アフター

画像5/ビフォー

画像6/アフター
スコードロンペイント鋭意製作中
MA-1の右胸に直接ペイントをおこないます。
レザーのバックペイントと同様、コットンやナイロンにもペイントする事が出来ます。ナイロン繊維は塗料の染み出しに注意して下地調整をしっかりとおこないます。

画像1/下地のペインティング。

画像2/完全に乾燥したら、鉛筆で下絵描き。

画像3/今回は背景色から塗っていく。
もうすぐ師走
今年も残すところあと一ヶ月。
HPを移転、リニューアルして四年が過ぎました。今年後半になって急にアクセスが増え、今では毎日4000件ご来店いただいております。全くSEO対策もしていないので不思議ですが、なにかのはずみでしょうか。
今週になって特段に寒さも厳しいので、実店舗の方は暖房を入れて営業中です。
本日の修理品
シュガーケーンの定番ブーツカットSC40321の修理品。
後ろ中心がパンクし、股下のシームも解れかかっている状態です。生地はまだしっかりしているので、手を入れれば数年穿き続けることが出来ます。

画像1、2/ビフォー

画像3、4/アフター

デニム製品のリペアについて、電話やメールで料金、納期等お問い合わせをいただくことがありますが、以下の点をあらかじめご了承ください。

*料金について
修理品の状態は千差万別ですので、正確な金額は店頭で見積もってみないとわかりません。ご呈示した見積もり金額でご了解いただいてから作業に入ります。

*納期について
可能な限り迅速、丁寧を心がけておりますが、人手もスペースも限られた中で対応しておりますので、いつでもすぐに対応出来るわけではありません。また、たて込んでいる時期には、当然ながら自店で販売した商品を優先的に扱います。

*リペアをお受け出来ないケース
洗濯されていない製品の汚れ、ほこりは機械の故障原因となりますので、洗い上がりの状態以外はお受けしかねます。
パッチ縫い付け
今回は奈良県のお客様のCWU-45Pに合計7枚のパッチを縫い付けます。
後ろ身頃は左右のプリーツの奥を渡すように表地と裏地の間に平ゴムが取り付けられており、それが伸縮することでアクションプリーツになっていますが、今回背中にパッチを縫い付けることによりプリーツが固定された状態になり、多少運動性能が落ちることになります。
作業は平ゴムのテンションが効いた状態で行いますので、表裏の背中心が縫いずれないように注意が必要です。
MA-1も丸洗い
何度も浴槽で水洗いしている私物のバズリクソンズMA-1。
初めてクラウンのファスナーが付いた1997年製作の物。現在もほとんど同じ仕様で生産されているナイロンフライトジャケットの定番商品です。実はこの当時の製品の洗濯表示には、手洗い(30度)可、低温アイロン可と印刷されているのです。その数年後にはすべての洗濯条件に×が付けられ、事実上「洗いようがない」という事で現在まで販売されています。
これは前にも書きましたが、メーカーがリスクを避けているのだと思います(あくまで私見)。
洗濯可で表示すると無茶な洗い方をする人が出てきますし、中綿の縮みや色抜けなどの問題でクレーム化することがあり得ます。
ともあれ、汚れたら洗うというのを繰り返してきたこのMA-1、胸と左腕には試作ペインティングを施しており、その耐久性と表情の変化も同時に観察しています。今回たまたま洗い上がりの状態を見て、同じナイロンジャケットへのペイントのご注文もいただきました。

画像1/昨日は天気も良かったので屋外干し。

画像2/右胸のペイント。5〜6年経過。

画像3/左腕はエアフォースマークのプリントの上からリペイントした、こちらは10年以上経過。

画像4/ボディは全体に色が抜けているが、左腕のファスナーを開けると、元のセージグリーンが残っている。
本日の修理品
年季の入ったシュガーケーンの砂糖黍ジーンズ、SC40401の修理の続き。
右膝の穴は二箇所ですが、生地が薄くなっているので全体にカバーするように当て布をします。

画像1、2/ビフォー

画像3/サイドシームを開いた状態。生地が薄くなって所々透けている。

画像4/タテに50センチ当て布して補修した状態。穴の部分以外は間隔をあけてタタいている。

画像5/アフター

デニム製品のリペアについて、電話やメールで料金、納期等お問い合わせをいただくことがありますが、以下の点をあらかじめご了承ください。

*料金について
修理品の状態は千差万別ですので、正確な金額は店頭で見積もってみないとわかりません。ご呈示した見積もり金額でご了解いただいてから作業に入ります。

*納期について
可能な限り迅速、丁寧を心がけておりますが、人手もスペースも限られた中で対応しておりますので、いつでもすぐに対応出来るわけではありません。また、たて込んでいる時期には、当然ながら自店で販売した商品を優先的に扱います。

*リペアをお受け出来ないケース
洗濯されていない製品の汚れ、ほこりは機械の故障原因となりますので、洗い上がりの状態以外はお受けしかねます。
いただきもの
先日ファニー大阪本社で商談の折、ホールセール場の片隅に輪切りにされた丸太がころがっているのを発見した。
レザークラフトの作業台かと思ってしげしげと視ていたがどうも違う。皮の付いたままの側面に小さな穴が無数にあいており、シイタケ栽培用の材木のよう。
担当氏に聞いたら、これは小物のディスプレイ用のもので、直角に立てた状態で穴にフックをねじ込んで使っていたとのこと。内部に軸が埋め込んであり、台座との接点にはベアリングが付いていてクルクル回転するようになっている。おそらくどこかの直営店から引き上げてきたのだろう。
熱心に見ていたら「これ、要ります?」と言われたので「えっ、くれるんなら貰いますよ」と即答した。こういう荒々しい造作の備品は私好みで、観ているだけでこころなごむのだ。けっこうな重量だが、商品と共に梱包して送ってもらった。
しかしすぐに利用するスペースがあるわけではない。考えてみれば、昨年の店舗の全面改装でも、置き場の無くなった什器備品を大量にお客さんに引き取ってもらったりしたところだった。
とりあえずは狭いバックヤードに保管するが、いつの日にかリッパに店頭デビューさせるつもりである。