店長日記

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下絵制作
スコードロンパッチのデザインをアレンジして、ペイントの下絵を製作中。
今回は、バックペイントでもスコードロンパッチの製作でもなく、ウォレットにペイントするという試み。
そういえばずいぶん昔、ヌメ革のウォレットにチマヨ柄をペイントしたことがありましたが、そのとき以来です。
スカルスポッツ燻し仕上げ
かなり大振りなスカルのスポッツを配置して、スタッズベルトの新たなバリエーションを模索中。

画像1、2/箱出し状態でピカピカのスカルとエキスプレス。

画像3/燻しを加えた上で装着。
名著であるため、ご紹介
『すべては朝日新聞から始まった「慰安婦問題」』 山際澄夫著 WAC

昨日の大阪出張も電車利用だったので、行き帰りの車中で読了した。
グーグルで「山際澄夫 」で検索をかけると、『山際澄夫 うるさい』とか、『山際澄夫 バカ』とか、気の毒な形容が勝手にくっついて来るが、その騒がしいキャラクターは置いておいて、言っていることは至極まともである。
元産経新聞の記者で保守論客の山際氏は、今ほど朝日新聞社のデタラメぶりが世に知れ渡るずっと前から、朝日の反日姿勢を追求してきた憂国のジャーナリスト。
本書でも、その外見に似合わぬ丹念で緻密な取材力で、国内はもとより海外にまで足を運び、朝日が火をつけ韓国人が便乗した反日謀略宣伝を告発している。
この一冊で、所謂慰安婦問題の概要はスッキリと理解出来る。
尚、本書の最終章では、日本民族の不屈の歴史を描いた泉水隆一監督の名作「凛として愛」も紹介されている。

一日でも早く、朝日新聞社が潰れるのを願ってやみません。
スタッズベルト鋭意製作中
今回はお客様のウエストに合わせ、長尺(+4000円)の帯をベースに製作。
カラーポイントの周りをピラミッドのスタッズで囲む連続柄。
ベルトをはめた状態で背中心を基準点に、左右で柄の出方が揃うように製作しています。
ビッグ・アメリカン
レンタルDVDの数少ない西部劇コーナーで見つけた旧作。
本作はロバート・アルトマン監督で、勧善懲悪の西部劇とは全く趣が違う。ジョン・ウエインあたりの単純明快な西部劇が好きな人がこれを観たら、面白くもなんともないんじゃないかと思う。
舞台は1880年代、人気を博したバッファロー・ビルのワイルドウエストショー。
西部開拓も終わり、白人とインディアンの戦いがすでにショーの演目になってしまった時代。
往年のガンマンであるバッファロー・ビル・コディを中心に、曲撃ちのアニーや、かつて騎兵隊と死闘を繰り広げたスー族の戦士、シッティング・ブルなどがショーに登場する。ショーは連日大盛況だが、舞台裏では、一筋縄ではいかない出演者たちをまとめあげるのが大変である。バッファロー撃ちの名人として名を馳せたビルと、バッファローが捕り尽くされたために生活の糧を失い、やむなく白人に投稿したシッッティング・ブルが同じ舞台に立つのだ。
ロバート・アルトマン一流のブラックコメディで、老境に差しかかったビルも含め、実在した人物が色付けされて登場する。人間関係は皮肉と風刺に満ち、突き放したような描かれ方である。
俳優陣は必要以上に豪華。ビルを演じるのはポール・ニューマンで、脇役に大御所バート・ランカスターが出ている。アニーを演じるのはチャップリンの娘のジェラルディン・チャップリン。若い頃のハーベイ・カイテルも変なヘアスタイルで出演している。存在感があるのは、『カッコーの巣の上で』にも出ていた巨躯のインディアン、ウィル・サンプソン。
やたらと派手で意匠に凝ったウエスタンファッションはどうにも間抜けに見えるが、それもアルトマンの狙いのうちだろうか。かなりひねりの利いた異色の西部劇。
1976年、ベルリン映画祭で金熊賞受賞の作品。
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さて、西部劇で多少モチベーションが上がったところで、明日は日本ウエスタンの老舗、ファニーで商談の予定。
魔除けとして…
エフ商会より、「ザ・トーキョースタイル」と銘打った旧日本軍シリーズの新作Tシャツが入荷しました。
今回は二柄(零式戦闘機と帝国海軍手旗信号)がモチーフ。各々二配色の展開です。
韓国人が忌み嫌い、見ただけで発狂するという、美しい旭日旗プリント入り。

価格/4300円(税別)
本日の修理品/エターナル811
ワンウォッシュ状態でお買い上げいただき、程よくアタリが出始めたエターナルの定番デニム。
フロントのボタンホールの芯糸が抜けてボタンが掛からない状態。
千切れる寸前の箇所も含め、5つとも補修をおこないます。
ライブハウス・本郷アルマジロ
名古屋市名東区にある老舗ライブハウス。
ここでは曜日によってさまざまなジャンルのライブが行われているが、元々はカントリーミュージック中心のライブハウス。昨日はカントリーナイトということで、お客さんと連れ立って生演奏を聴きに行った。
本郷駅近くの古いビルの地下、やたらと重いドア(鍵が掛かってんじゃないのかと思うほど)をギッと開けると、板張りのフロアに漆喰壁の異空間があらわれる。けして広いとは言えないライブスペースを取り囲むように、ストローハットにウエスタンブーツという出で立ちのお客さんで盛況だった。
レパートリーは古いスタンダードナンバーから新しいポップ寄りのカントリーまで幅広い。
半田市からはかなり距離があるので滅多に行けないが、たまには足を運んで、ガンボ料理でも食べながらこの雰囲気に浸りたいものだ。

画像1/前座は店のオーナーやスタッフがミュージシャンとして演奏する。そのため、9時半にメインのバンドの演奏が始まるまでは料理の注文は受けてくれない。

画像2/この日のトリはオース・シティ・リミッツ。長いキャリアを持つカントリーバンド。メインはオジさんのボーカルだが、若い女性ボーカルも数曲歌う。サニー・スウィーニーの早口言葉のような曲、「IF I COULD」をノリノリで歌っていた。

画像3/店内に飾られたアルマジロの剥製。たぶん今はワシントン条約の指定種で輸入出来ないはず。
パッチ縫い付け/A-2
おそらく20年位前に生産された、アビレックス社のミルスペック復刻版A-2。
右胸にパッチを取り付けるためのベルクロを縫い付け。

*都合により、本日6月13日(金)の営業はPM7:00までとさせていただきます。宜しくお願い申し上げます。
パッチ縫い付け/B-15D(MOD)
現在ではラインナップから外れたバズリクソンズのB-15D。
B-15DはMA-1の前身で、MA-1同様のセージグリーンのナイロンシェルが使われています。元々衿ボアが付いていたのをモディファイドされて、一見MA-1とそれほどの違いはありません。
パッチの位置はお客様の指定で、内ポケットの玉縁に干渉しない程度の高さです。

*都合により、明日6月13日(金)の営業はPM7:00までとさせていただきます。宜しくお願い申し上げます。
梅雨の三ヶ根山・殉国七士廟再訪
昨日の休業日、梅雨の合間の曇り空に突然思い立ち、車で三ケ根山山頂を訪れた。
時節柄、三ケ根山スカイライン沿いの紫陽花が見頃であることをふと思い出したのだ。セントレア空港の関連で道が整備され、半田市から西尾市にある三ケ根山までは一時間もかからない。

画像1/山頂の路側帯から見た蒲郡側。

画像2/いつも美しく管理されている廟の周辺。この日は白い菊が供えられていた。先客でかなりご高齢の、旧軍関係者の方が参拝されていた。

画像3/廟の由来が彫られた殉国七士奉賛会の石板。裏を見たら協賛者として、鶴田浩二さんらの名前があった。

画像4、5/廟の案内人、Iさんの休憩所前では沢山の猫が屯する。このところIさんは体調を崩されており、この日廟の前での祝詞が聴けなかったのが残念。

画像6/スカイライン沿いに咲き始めた紫陽花。下山するまで延々と続くが、急カーブの連続なので見とれていると危ない。

*都合により、6月13日(金)の営業はPM7:00までとさせていただきます。宜しくお願い申し上げます。
A-2カスタム完成
バズリクソンズ初期A-2のペイント作業のつづき。
お客様からいただいたサンプル画像を元に、右腕にB-24爆撃機の尾翼を模したペイントを施します。

画像1/白×赤で塗り分けた部分が乾いた後に、黒でクッキリと縁取り。

画像2/最後に、薄く溶いた茶色で全体を上塗りし、薄汚れた雰囲気に仕上げます。

画像3/作業完了。左胸には当時モノの実物パッチを縫い付け、エポーレットには中尉章をペイント。

*都合により、6月13日(金)の営業はPM7:00までとさせていただきます。宜しくお願い申し上げます。
A-2カスタム進行中
左胸に当時の実物パッチ、両肩に中尉章を描き込んだバズリクソンズのA-2。
右腕にはB-24爆撃機の尾翼を模したペイントを施します。

画像1/型紙に沿って垂直尾翼のアウトラインを描き込み。

画像2/下地の塗料には黄土色の顔料を混ぜ、黄ばんだ感じに。

画像3/フリーハンドで識別マークを描き込み。

本日の作業はここまで。仕上げは水曜の予定。
ソルジャー・ボーイ
70年代の地味な作品の中には、拾い物がけっこうある。
これは1972年の作品であるから、ベトナム帰還兵を扱った映画のはしりと言えるんじゃないだろうか。
ジョー・ドン・ベイカーを中心とした4人の若者は陸軍を除隊後、お金を出し合って牧場を経営することを夢見る。中古のキャデラックを買い、家族の反対も振り切って、カリフォルニアを目指して大陸横断の旅に出る。しかし厭戦感の拡がったアメリカでは、行く先々で出くわす人々の彼らを見る目は冷たく、様々なトラブルに巻き込まれる。ついにはお金を盗まれ、給油のために立ち寄った田舎町(その名もHOPE)で給油機を壊している所を見咎められ、発砲される。それが引き金になり、戦場から持ち帰ってトランクに積んでいた銃器、手榴弾で町全体を破壊し、殺人マシンのように住民を皆殺しにしてしまう。
それまでのフォークソングが流れるロードムービーが、唐突に凄まじい銃撃シーンに切り替わるのである。ついには出動した州兵と銃撃戦となり、私服から野戦服に着替え、特殊部隊のベレー帽を冠った彼らが射殺されるシーンで物語りは終わる。
その後の『ランボー』や『タクシードライバー』よりもずっと早くベトナム戦争後遺症をテーマにした映画で、ヒットはしなかったが、実に見ごたえのある作品である。
ちなみに強面のジョー・ドン・ベーカーは、今は太った脇役俳優だが、73年に主演した『ウォーキング・トール』も面白い作品で、暴力的な保安官を好演していた。
本日の修理品/シュガーケーン スタンダードジーンズ
シュガーケーンのスタンダードジーンズのタイプ2。
細身で12オンスのハリのあるデニムを使用しています。股ぐりが擦り切れて穴があいており、生地も薄くなっているので広範囲に裏張りし、タタキで補修します。
表側からは修理痕がほとんど目立たないように仕上げてあります。

デニム製品のリペアについて、電話やメールで料金、納期等お問い合わせをいただくことがありますが、以下の点をあらかじめご了承ください。

*料金について
修理品の状態は千差万別ですので、正確な金額は店頭で見積もってみないとわかりません。ご呈示した見積もり金額でご了解いただいてから作業に入ります。

*納期について
可能な限り迅速、丁寧を心がけておりますが、人手もスペースも限られた中で対応しておりますので、いつでもすぐに対応出来るわけではありません。また、たて込んでいる時期には、当然ながら自店で販売した商品を優先的に扱います。

*リペアをお受け出来ないケース
洗濯されていない製品の汚れ、ほこりは機械の故障原因となりますので、洗い上がりの状態以外はお受けしかねます。
A-2カスタム進行中
旧マッコイズ×バズリクソンズのA-2、左胸に当時モノのフェルトパッチを縫い付け、エポーレットに中尉の階級章をペイントします。
同じ手法で仕上げられたA-2が存在し、参考画像もご提供いただきました。ボディに合わせ、経年劣化したような雰囲気で仕上げます。
これでひとまず完了の予定でしたが、追加発注で右腕にB-24の尾翼をペイントします。
本日のニュースより
維新分党、“踏み絵”で事情浮き彫り…大阪系→石原新党のサプライズも

議員に迫られた“踏み絵”が党内での立ち位置を浮き彫りにした。日本維新の会の分党に伴い、石原慎太郎、橋下徹両共同代表のどちら側に参加するか5日、態度を表明した国会議員団。橋下氏の盟友や橋下氏率いる大阪維新の会の立ち上げメンバーの一部が石原新党に流れるサプライズがある一方、その逆パターンや無所属を選択した議員も。背景には思想信条の違いや維新執行部に対する不満など、それぞれの事情があるようだ。
(以上引用)

思ったより石原新党への参加者は多かったが、維新を離れて無所属だった国士・西村真悟衆院議員がすでに合流の意向を示しており、なにより目出たい。
田母神閣下も参加の方向のようで、こちらも多いに期待している。
本日の修理品/エターナル811
倉敷児島に本拠を置くエターナルは、比較的トレンド寄りの商材が多いメーカーですが、この811はまさに王道ジーンズです。
生地のザラつき具合や、びしっと縦線に色落ちのラインが出る所は旧ドゥニームのXXと比較しても遜色ありません。
今回はフロントポケット先端の当たり部分が穴になっているので、裏張りしてタタキで補修します。
この程度の、解体の必要が無い補修であれば即日対応可能です。
A-2カスタム進行中
かなり着込まれてクタクタになったA-2は、バズリクソンズ初期のもの。
旧リアルマッコイズが製作し、バズリクソンズのブランドで販売したものです。
フェルト製の実物パッチを縫い付け、エポーレットに中尉の階級章を直接ペイントします。
パンツリメイク/チノ ワークパンツ
パンツのウエストサイズを拡げる場合、脇を解体して共布を挟み込む方法が一般的です。
しかし今回は後ろ身頃左右のダーツを解体することで、6センチ程拡げることが出来ました。
珍しく後ろポケットがジーンズのように貼り付けポケットになったタイプで、ダーツの先端にポケットが干渉していなかったので解体することが出来たのです(チノのワークパンツは後ろが玉縁ポケットになっているケースがほとんどで、ダーツの先端が上玉縁に接しており、解体出来ません)。
両脇に手を加えるよりは、作業工程が少なくてすみます。

画像1/ビフォー。ダーツ部分は内側に片倒しされ、ステッチで固定されている。

画像2/ダーツのコバステッチと地縫いを外して開いた状態。腰内側の見返し(ポケットと同素材の生成りのスレキ)は裁ち切った。

画像3/アフター。プレスでしっかりおさえ込んでも元のステッチ跡は完全には消えない。

画像4/内側。中心を裁ち切ったスレキをカバーするようにカモフラ生地をたたき付け。