店長日記

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スコードロンパッチ鋭意製作中
今週から取りかかっているA-2のカスタム。
バックペイントとの整合性を考慮してヨーロッパ戦域のパッチを製作します。
ベースはレザーではなく、キャンバス地を使用。

画像1/第8空軍401bombのパッチを選択。キャンバス地を顔料で下塗り。

画像2/ローカルメイドパッチを模写。バランスが崩れているところは修正していきます。
A-2カスタム次回分
バズリクソンズの赤リブをベースに、革ネームとスコードロンパッチを製作、バックペイントも入れてカスタムします。
実物の資料を参考に絵柄をご指定いただきました。
エアフォースパッチ鋭意製作中
お客様にお世話いただいた革抜き用のポンチで、トリミングをバシバシと打ち抜き。
やっぱり効率がいい。
コバの縫い付けに使う押さえ金は、既製品を自分なりに加工したもの。
A-2カスタム完成
左右のエポーレット上に階級章を直接ペイントするという作業。

画像1/指定の位置にマーキング。

画像2/見本に合わせ調色。

画像3/アウトラインに沿ってペインティング。

画像4/細い額縁の仕切りをペイントして完成。
絶滅のおそれのある野生動植物の種の国際取引に関する条約
どういうわけか昨年あたりから人気沸騰のエレファントを使った革製品。
当店でもワレットやビルフォードの製品を扱っております。
しかしこのエレファント、ちょっと詳しい方ならご存知でしょうが、所謂ワシントン条約の指定種となっております。
それでも製品が流通しているのは、原材料(皮・革)については一定の枠内でアフリカ大陸からの輸入が認められており、それを日本の工場で製品に加工しているからです。
一方で完成品の輸入についてはさらに厳しい規制がかけられ、アフリカの一部地域のもの以外は取引禁止になっています。
個体数保護のためには当然ですが、米国製のブーツでエレファントのものは手に入らなくなりました。
商業目的以外での個人の持ち込みも現在では出来なくなっています。

画像は規制前に輸入されたエレファントのウエスタンブーツ(私物)。右はトニーラマ社のゴールドラベル。左はマイナーなカウタウン社の製品。
本日の修理品/シュガーケーン ユニオンスタージーンズ
このモデルに限らず、ポケットの袋布がパンクすることはよくあります。
袋布に綿100%のスレキを使っているので、化繊素材を使っている現代のジーンズに比べて強度の点ではどうしても劣ります。今回はポケット口付近だけなので、テープを当ててタタキで補修します。
表側からは、修理跡はほとんどわからないレベルに仕上げられます。

画像1、2/ビフォー。

画像3、4/アフター。
パリ新聞社襲撃、容疑者の追跡続く

フランス・パリ(Paris)で起きた風刺週刊紙シャルリー・エブド(Charlie Hebdo)本社襲撃事件で、仏警察は8日、容疑者の兄弟2人の写真を公開し、情報提供を呼び掛けた。武装した男2人がシャルリー・エブド本社を襲撃した7日の事件では、記者や警察官2人を含む少なくとも12人が死亡。容疑者は車に乗って現場から逃走した。
(以上引用)

生産労働人口が少なくなったからと、ホイホイ移民を受け入れたのでこういう事になるんじゃないの?
日本にとっては他山の石。
A-2カスタム
デニムの修理作業の合間にワンポイントのペイントワーク。
左右のエポーレット上に階級章をペイントしていきます。
革にプリントした見本の階級章は、お客様にご用意いただきました。
本日の修理品/リーバイス ビンテージ20517
昨年、右のバックポケット下の裂け目を補修した80年代オレンジタブのブーツカット。
生地も薄くなって限界に近づいていますが、お客様のお気に入りということで、今回はさらに範囲を広げてリペアを施します。
今週はデニムの修理週間。

画像2/右膝ビフォー。

画像3/アフター。

画像4/ポケット口ビフォー。

画像5/アフター。

画像6/左尻ビフォー。

画像7/アフター。
ネームプレート製作
沖縄県のお客様からのオーダー品。
ミドルネームも入って文字数が多いので、字間を詰めて製作。

A-2、B-10、B-15などに縫い付けるネームプレートは、縦は約18ミリ(サイズの変更も可能)、横は文字数により100~120ミリで製作しています。ヌメ革にお客様の指定の文字を刻印します。
本日の修理品/シュガーケーン ファーストジーンズ
2002年頃までシュガーケーンのスタンダードジーンズといえばコレでした。
品番M41119。
当時はノンウォッシュのみで、バリバリ濃紺状態での販売です。
長年の着用で「ポケットに財布が入れ辛くなって…」修理にお持ちになりました。
…そりゃそうでしょうね。
あちこちがクラッシュしていますが、とりあえずバックポケット周辺をテープで補強してタタキつけします。

画像1、2/ビフォー。

画像3/アフター。
私の道具達
こんなポンチが欲しかった…。
と、前々から思っていて、鉄工関係のお客様にご相談の上、専門の職人にワンオフ製作してもらいました。
当店定番のエアフォースパッチの革トリミングを打ち抜くための巨大なポンチ。
今までは裁ちバサミを使ったり、コンパスの先端に刃が付いたツールを、クルクルと回転させて内外の円を切り出していました。しかしこのポンチを使えば一撃で、バリも残さずに正確に革が打ち抜けます。
熟練の刃物職人が作り出したプロツール。
黒皮仕上げされた鉄の質感もステキです。
パッチ縫い付け/L-2B
続いてライトゾーン用のフライトジャケットL-2B。
お買い上げいただいた新品状態で刺繍パッチを縫い付け、納品です。
レーヨン混の裏地は糸引けが出易いので、針と糸をやや細番手に変更します。
パッチ縫い付け/MA-1
バズリクソンズの1957モデルに第62戦術訓練飛行隊の刺繍パッチを縫い付け。
ステッチの裏側は内ポケットの玉縁にかかります。
本日の修理品/レザーショルダーバッグ
本日より平常営業です。
昨年末からの積み残しの修理品に順次対応していきます。
今回はソフトレザーの肩掛け部分が1/3ほど破れてしまったショルダーバッグ。
本体はまだしっかりしているので、肩掛け部分のみ別革で作り直して取り替えます。

画像1/ビフォー。

画像2/肩掛け部分は傷みが酷く、補修するより別革で製作します。

画像3/短冊状に切ったソフトレザーを縫い合わせ、裏返してパイプ状にする。

画像4/元の肩掛け部分を取り外し、新しい肩掛けで挟み込んで縫い付け。

画像5/アフター。
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勝手ながら当分の間、他社さまで購入された製品のリペア、リメイク、カスタム等はお断りいたします。現状で当店の作業能力を超えており、通常営業にも差し支えがあるため、しばらくは当店販売商品に限って対応させていただきます。現時点で予約をいただいている分につきましては、持ち込み品も予定通り対応させていただきます。
謹賀新年
旧年中は誠にお世話になりました。
今年も従来通り、定番カジュアル衣料を中心に、高付加価値の商品をご提供出来るように努力してまいります。
変わらずご愛顧いただけますよう宜しくお願い申し上げます。

西尾市幡豆町・三ケ根山山頂にて

*新年は2日から営業いたします。
年末にいただきもの
東洋エンタープライズでサンサーフの企画を担当する中野さん(ブログ→http://lunkerrush.blog21.fc2.com/)が里帰りのついでにご来店。
ご実家は隣町の武豊町。日間賀島産のしらすをお土産にいただいた♪
ところで明日は未明のうちに車で三ケ根山山頂に向かい、初日の出を見た後、英霊の眠る廟にお参りするという恒例の行事がある。
何人かのお客様も連れ立って参加される。
中野さんも強くお誘いしたのだが、「それだけは勘弁してください^_^;」と断られた。
…残念な事である。
また来年お誘いしよう。
年内も残り少なくなりましたが、本日8時まで営業しております。

*新年は2日から営業いたします。
31日、本年最後の営業になります
昨日大掃除も終え、スッキリ片付いたところで本年最後の営業です。
店頭に足を運んで下さったお客様、WEBでご利用いただいたお客様に心より感謝申し上げます。
メーカー、商社、卸売り先の方々、今年もお世話になりました。
皆様、どうぞ良いお年をお迎えください。
来年がより良い年でありますように。

*新年は2日から営業いたします。
本日の修理品/バズリクソンズ A-1
ウイリアム・ギブソンのラインで製作したコットンボディに袖革の製品。
まだそれほど着ていただいていませんが、左袖リブに何かで引っ掻けたような裂け目が出来ています。
縦横共に糸が切れているので難しいケースですが、放っておくと大きく広がってしまうので、手作業で補修します。

画像1/特徴的なミックスリブを使用したA-1。

画像2/リブの先端から裂けている状態。

画像3/補修用にストックしているリブニットから糸を抜いて使用。

画像4/拡大鏡を見ながら編み目を針で拾って繋ぎ合わせていく。

画像5/作業完了。

*年内は31日まで通常営業です(30日は火曜で定休日)。新年は2日から営業いたします。