店長日記

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ネームプレート製作中
多数のフライトジャケットをお持ちのお客様で、同じネームロゴで過去に何枚も製作しております。
刻印跡がクッキリ残るハーマンオークレザーを使用。

A-2、B-10、B-15などに縫い付けるネームプレートは、縦は約18ミリ(サイズの変更も可能)、横は文字数により100~120ミリで製作しています。ヌメ革にお客様の指定の文字を刻印します。
名著であるため、ご紹介
『大嫌韓時代』桜井誠著 青林堂

強制連行された『被害者』を装って、戦後ずっと過剰な権利要求をくり返してきた不逞在日。
その虚構がバレ、実際には仕事を求めての自由意志による渡航か、密入国がほとんどであったことが周知され、怒った日本人が声を上げ始めた。
その先兵の役割を担ってきたのが著者である。
本書では、その運動に入った経緯や、世論に多大な影響を与えた「行動する保守」としての運動の歴史が綴られる。そして著者が目指す在日特権の廃止、反日国家韓国との断交といった、多くの日本人が口にする事も憚られた提言がはっきりと示されている。
先頃の橋下市長との会見で見せたような著者の激しい言動を嫌う人は多いが、この本は極めて理路整然と書かれており、歴史的な経緯も正確で、在特会に批判的な旧来の保守層や右翼の人達に対しても説得力があるのではないか。過激なアジテーターでもある桜井氏は、生来の頭の良さと強い正義感、不屈の闘志を持った新しいリーダーの一人にちがいない。
この本は驚くほど売れていて、手にするのに数日待たされた。
戦後レジームにどっぷりつかりきった中高年にも、これからの若い世代にも読んでもらいたい一冊。
パッチ縫い付け/MA-1
豊川の陸上自衛隊員の方からのご依頼。
プライベート(当たり前ですが)で着用するバズリクソンズのMA-1に刺繍パッチ(405th)縫い付け。
縫い付けのステッチが内ポケットの玉縁にかかるため、ポケットが使い辛くなります。
ポケットを避けてパッチを上へずらす事も出来ますが、見た目のバランスを優先した取り付けをしています。
営業前に…
本日は地区の資源ゴミの回収日で、営業前に溜まりにたまったダンボールを、近くの神社の駐車場に車で持ち込んだ。
先月の回収が雨で中止になり、ショップ裏の狭い置き場はパンパンの状態で、今日も怪しい天気だったが、回収が行われて良かった。業務用のダンボールなども受け入れてくれるようになったのは有り難い。二年ほど前までは、大量にまとまった時点で古紙の回収業者に来てもらっていたが、店舗の改装に伴ってストックしておくスペースが減り、こまめに車に積んで集積所まで運ぶようになった。
一仕事終え、すっきりゴミも片付いたところで、雲の多い連休中日の営業を開始。
ネットでお買い物…残欠刀でござる
日本刀の切れ端のことを残欠という。
残欠刀は、最初から小刀としてつくられた物ではなく、折れたり、刃こぼれしたりした日本刀の一片を再利用して短い刀に加工し直したもののことだ。
短い刀身ながら、そこには日本の伝統文化、緻密なものづくりの精神が凝縮されている。
しかも15センチ以下の短い刀身の場合は銃刀法の制約を受ける事無く、売買や所持が出来るのである。
登録の煩わしさがないということも動機となって、ついついポチッと購入してしまった。
いにしえの職人ワザを今に伝える美しい刀身や拵え(こしらえ)は、見ているだけで心和ませるものがある。

画像1/柄も鞘も刀身に合わせ短く加工したものが取り付けられている。鞘は刷毛による漆塗り。

画像2/長刀の場合は縁(ふち)とハバキ(鎺・鈨・はばき)の間には鍔(鐔、つば)があるが、省かれている。

画像3/磨き直された刀身。もちろん真剣。

画像4/柄は鮫革(エイの革)の上から平紐を捻り巻きしてある。刀身を鞘に収めた時にがたつかないようにするのがハバキ(赤く変色している部分)で、銅板を切って曲げ、つなぎ目はロウ付けしてある。

画像5/分解してみた。柄の中央部には竹で出来た目釘が打ち込まれており、それで刀身を固定している。目釘は簡単に抜けたが、刀身が手順通りやってもなかなか抜けず、仕方なく当て木をつくってプラハンマーで小突いて外した。
丸洗い後…
日陰干しで完全に水分が抜けるのには丸一日必要です。
サドルソープで丸洗いした事で、古いクリームが除去され、リムーバーで拭き取ったのと同じ状態が得られます。乾燥させた後はレザーのメンテナンス。
ワークブーツとのつきあいの長い方には今更でしょうが、そうでない方にはお役立ち情報。
ケア・クリームは指の先ほどの料を薄く伸ばして使用します。
クリームの塗り過ぎは全く意味がないばかりか、革の表面に無数にあるピンホールを塞いでしまい、革が呼吸する事の妨げになります。内部に湿気が残りやすくなり、ムレの原因にもなります。

画像1/丸洗い後。

画像2/ケア・クリームを塗るのはウエスでいいのですが、スポンジを切って使い捨てにしています。

画像3/ブラシ(ウエスでも可)でポリッシュ。

画像4/仕上り。
サドルソープで丸洗い
以前にも何度かご紹介したレザーブーツの丸洗い。
内部まで綺麗に洗い、その後に適切なメンテナンスを施す事で革をより良い状態に保つことが出来ます。いつもは大きなポリバケツに水を張り、5〜6足まとめて洗いますが、今回はダナー2足なので洗面器を使用。サドルソープでしっかり汚れを落としてから濯ぎ、風通しの良いところで日陰干し。
今の時期は乾燥までに丸一日かかります。
初冬の三ヶ根山・殉国七士廟再訪
急激に冷え込みが厳しくなった昨日、トレッキングと参拝を兼ねた、三ケ根山正参道ツアーを敢行した。
いつものJR線を乗り継いで三ケ根駅へ向かう予定が、ついつい車中で話し込んでしまったため乗り換え駅を通過し、JR金山駅で折り返すというムダに時間のかかった往路になってしまった。
しかし登山行は順調なペースで進み、道中で山の幸をつまみ食いしながら、昼過ぎにはスッキリと晴れ渡った頂上に辿り着いた。いつもお世話になっている休憩所に寄ると、平日昼間にもかかわらず、車で訪れた何組かの先客。
そういえばつい先頃、チャンネル桜キャスターの三輪和雄さんがこの地を訪ねたことが放送されていた。影響力のある方によって情報が広がって、訪れる人が増えることが期待される。

画像1/JR三ケ根駅から山の登山口までは徒歩で30分くらい。

画像2/山道脇に自生している蛇イチゴを食す。酸味があるが美味。

画像3/山葡萄も食す。これは渋が強くて不味かった。他にもキノコが沢山生えていたが、同行したレンジャー出身の方によると、食べられない種類のものが多かった。

画像4/私達が七士廟に向かって歩いている時にカップルの乗った車が追い越してゆき、廟の入り口にそびえ立つこの石柱の手前で、あわててUターンして帰っていった。見てはならないものでも見てしまったかのように…。

画像5/地元のボランティアの方々によって美しく整備された廟周辺。この日はお供え物も多かった。

画像6/復路は往路とは違う急峻な下りで、巨木の間を抜けて下山。先日の台風による倒木も多かった。
明日は三ケ根
明日は久々の完オフということで、有志と連れ立って西尾市三ケ根山に登頂する。
山頂周辺に数多ある大日本帝国陸海軍顕彰碑や、殉国七士廟をお参りするいつものコース。トレッキングを兼ねた参拝を始めて2年が過ぎたが、気候的にはこの時期が一番清々しい。
明日は今日より気温が低いようなので、それなりもウエアも用意した。

*リュックサックには、魔除けとしての効果も期待して旭日旗を取り付けてみた。
スタッズベルト製作
商社を介して卸売りしているスタッズベルトの受注分が完成。
今回は発注元によって細かい仕様変更にも対応した。この後梱包して本日の便で名古屋の商社へ出荷予定。担当者により各地の小売り店に納品され、週末には店頭に並ぶ予定。
実はどこのお店が扱ってくださっているのか詳しく聞いてはいない(営業マンの領分でもあるし)が、多少なりとも売り上げに貢献してくれればと願わずにはいられない。
MONEYCLIP
国内生産するレザー商品が高い評価を受けているファニーは、ウエスタン雑貨の輸入でも長年の実績があります。商材の質と量、リーズナブルな価格設定は他社の追随を許しません。
先日大阪本社を訪ねた際にピックアップした商材の中から、マネークリップのご紹介。
珍しく札ばさみの部分が単純な挟み込みではなく、蝶番付きでロック出来るようになっています。表面は美しいモザイク仕上げ。ハンドメイドで同じ柄のものが無いという点も魅力です。マネークリップは人気の商材ですが、実は札ばさみとしてよりも、カードの収納用に使っている方も多いようです。
画像のもの以外にもいくつか入荷しておりますので、近々マネークリップの頁でご紹介いたします。
シャツ着丈詰め/ビンテージ オフィサーシャツ
関東のお客様からリフォーム依頼のビンテージオフィサーシャツ2点。
元々裾をパンツの中に収めることを前提にしたオフィサーシャツは着丈が長く、15,5(Mサイズ相当)で80センチ近くあります。これを10センチほどカットしてライン修正します。

画像1/ビフォー。

画像2/アフター。

画像3/修正後の前立て端とカット分。
スタッズベルト製作
2010年の4月に東洋エンタープライズ社員の個人的な依頼でスタッズベルトをワンオフ製作しました。
もう4年以上前になりますが、日記過去欄にアップされた小さな画像をご覧になり、それと同じ仕様でというご注文です。
ベースは黒染めされた栃木レザーのベジタン。リーフ型に真鍮とニッケルのスタッズを交互に打ち込み、中央にはファニーのガラススタッズを配しています。サークル状に打ち込んだ真鍮スタッズの中央には小ぶりなカラースタッズが入ります。カラフルなスタッズの配色は、店頭の現物から選定していただきました。
在特会・桜井誠さんを応援してみる
大手メディアは、まるで汚らわしいものでも見るように在特会を扱っている。
在日特権を許さない市民の会、桜井誠氏は差別主義者、ヘイトデモの主催者として批判の矢面に立たされている。
在日韓国朝鮮人問題は戦後ずっとタブー視されてきた。朝日捏造新聞をはじめとするメディアによって、根拠のない自虐史観にとらわれていた日本人にとっては口にし辛いテーマだったのだ。
しかし、そんな中で身体を張って主張し続けてきたのがこの人である。長年デモの最前線に立ち、総連や民団のゴロツキと言論だけで対峙してきたのだ。身体に危険が及ぶことも一度や二度ではなかっただろう。
多くの日本人が知りもしなかった特別永住者(韓国朝鮮系が99%)の特権的な扱いを世に知らしめたのも、この人の功績ではないか。
自己理由で日本に渡り(しかも多くが密入国)住み着いていながら、日本人と同じ権利を主張する外国人。本来日本人固有の権利であった生活保護を受給し、掛け金を一文も払わずに給付金(年金)を受け取り、施しを受けても感謝の念は無く、あろうことか参政権まで要求する(民主党では公約)。重罪犯でも強制送還される事もなく、任意の通名を使い分けて蓄財し、北朝鮮系はプールした裏金を本国に送る。日本人の拉致に関与するなど安全保障上の脅威にもなっている。
橋下は言いたい事があれば政治家になれ!などとトンチキなことを言っていたが、市井の活動家の主張だからこそ意味があるのだ。
一昨日、桜井氏の著書を書店で問い合わせたが、完売で増刷待ちということだった。
マスコミが長年封印してきたテーマに精力的に挑む桜井氏。
その主張するところに関心を寄せる人が増えてきたいうのは、けっこうなことだ。
パッチ縫い付け/B-15B、B-15
続けてB-15B(テストサンプル)、B-15にそれぞれモスキートの刺繍パッチを縫い付け。
モスキートのパッチはデザインを変えて製作したもので、上が従来のもの、下が最近仕上がってきたものです。配色もわずかに変更しております。
前回のB-10も含めて、豊川市からお越しになるお客様のオーダーです。
パッチ縫い付け/B-10
お買い上げいただいたB-10は、バズリクソンズのファクトリーカスタム。
左胸と左腕に凝ったモール刺繍のパッチが取り付けられたCBI仕様の製品。この右腕に、刺繍エアフォースパッチを追加し、納品です。
通常左腕に取り付けられるエアフォースパッチは、CBI章と組み合わせる場合のみ、右腕に付けられているものがほとんどで、それに準じた設定としました。
大阪出張
昨日は休業日を利用しての大阪出張。
荒本にあるファニー本社を訪ね、その後本町で開催される東洋エンタープライズのS・S(スプリング・サマー)展示会をまわるといういつもの日帰りコース。

画像1/ファニー本社にて。新作のセカンドバッグは、モカシンを製作している本社工場のラインで製作される。コバの仕上げはモカシンのパーキー同様にハンドステッチで縫い合わされている。

画像2/ジップアップのチャーリーズワレットは素材や色のバリエーションが格段に増えていた。このシリーズは今のところカタログ未掲載。

画像3/スターリングシルバー製で、彫刻入りの丸カンも新作。

画像4/インポートものの洗濯物入れ(担当氏いわく)。インディアンのテントのような素材で、骨組みは鉄製。革のハンドルが付いているが、持ってみるとメチャクチャに重い。本当に洗濯物を入れるのか疑問。

画像5/いつものマセラッティはこの日出払っていて、社長のマスタングで送ってもらった。近鉄モータースがフォードディーラーだった時の最後のマスタングらしい。

このあと訪ねた東洋の展示会は来夏のハワイアンシャツなどの商談が中心。
撮影禁止なので画像はありません。
K's Pitにて
昨日閉店後に、久しぶりにやってきた元スタッフのS君とともに、車で数分のところにあるダイナーK's Pitへ。
カウンターで大振りのハンバーガーを食べながら、近況を語り合った。いつの間にか中年になったS君は、気性の激しさはそのままだが、なんとか社会と折り合いをつけてサラリーマンとして頑張っている。かなり特殊な機械加工専門の会社で、独自の立ち位置のため、仕事はまったく途切れないそう。
ところで地元で長年営業するこのお店は、アメリカンダイナーそのもののつくり。内外装ともオーナーのこだわりが詰まっている。
店の外にはオーナーの所有する50年代中期のビュイック・スーパーが鎮座している。曲線を多用したプレスラインが美しい車。クロムメッキされた派手なパーツはフィフティーズカー独特のもの。当店の66年式と同じ車格だが、この10年の違いは大きくて、車としての共通性はほとんど見受けられない。ブレーキの不具合でドック入りしていたのが、修理を終えて戻ってきたところだったようだ。

画像/恰幅の良いオーナーと、ビュイック・スーパー
七人の侍
レンタルDVDで観た、久々の日本映画。
この映画のリメイクである『荒野の七人』は何度も観ているが、本作は2回目。
いわずと知れた黒澤明の世界的な傑作。200分を越える長尺作品ながら、個性溢れる登場人物たちが巧みに描き分けられ、飽きさせない。
志村喬をはじめ、黒沢映画常連の俳優達のキャラクターは『荒野の七人』でもそのまま活かされている。特に朴訥な千秋実の役はチャールズ・ブロンソンがそのままといった感じで演じ、寡黙な剣豪、宮口精二の役はジェームズ・コバーンがクールなナイフ使いとして演じている。リメイク作品のほうが何度もTV放映されてかえって馴染みがあるが、オリジナルと対比してみるのも面白い。
モノクロながら、衣装やメイクはもちろん、大がかりな戦国時代のセットまでリアリズムが貫かれている。
終戦後わずか9年目の1954年に、この作品で世界に打って出た黒澤明という人はスゴい。
ドローイングサンプル製作
次回製作するスタッズベルトに、卸売り先のブランドロゴを手描きで入れることになった。
英字の筆記体なのでどうということはないが、せっかくなので購入したばかりの温度調整出来る電気ペンのポテンシャルを試してみようと、端革に絵を描いてみた。
ダイヤルは低〜中くらいの範囲で、ペン先を革に当てる時間を調整する事で充分階調表現出来る。オプションでこて先を交換すれば、さらに表現の幅が広がるだろう。