店長日記

6508

フェローズ春夏商品カタログ入荷
本日も雪がちらつくほどの厳しい寒さですが、アパレル業界は春物の投入時期です。
宣伝経費が潤沢なフェローズから、豪華な装丁の新商品カタログが送られてきました(儲かってるんですね^_^; )。
平素当店で同社の製品をご愛顧いただいているお客様に限り店頭で差し上げております。
ご入用の方はお早めにご来店ください。
ウォッチブレスレットの電池交換
当店で販売するKC'S(ケイシイズ)のウォッチはクオーツですので、内蔵されているボタン電池の交換が必要になります。当店では常時交換用の電池をストックしておりますので、即時対応いたします。

*工賃込みの価格500円(税別)

*基本的に当店で販売した商品のみの受付とさせていただきます。
エアフォースパッチ完成
ヨーロッパが戦域の第8空章は、スコードロンパッチと組み合わせてA-2やB-10のカスタムによく用いられます。

画像1/スターの部分は先に白を乗せ、出隅をネイビーで追っていきます。

画像2/全体に陰影を付け、馬革のトリムを縫い付けて完成。

*価格8000円(税別)。お買い上げいただいたフライトジャケットへの縫い付け工賃は無料です。
ネットでお買い物…アイアン・ドアノッカー
シャビーな鉄製の備品に目がないので、ネットで見かけるとついついポチッと買い込んでしまう。
買い込んだままで埋もれているものも多いのだが、今回の鋳物のドアノッカーは裏口のドアに丁度良かったので、早速取り付けてみた。

画像1/箱出しした状態。縦横10センチ強で、標準的な大きさだが、肉厚で重い。可動部分のカシメがきつ過ぎてスムーズに動かない(ノック出来ない)ので、タガネで叩いて調整した。いいかげんなつくりである。

画像2/ノッカー本体の穴に合わせ、ドア側に下穴を開けておく。

画像3/ビスでガッチリと留め付け。ハンマー部分を持ち上げてコツコツとノックする。思った以上に大きな音が響く。

画像4/下部の鉄製のドアノブ(イエローガレージさんによるワンオフ製作)との相性も良い。
エアフォースパッチ鋭意製作中
ハンドペイントによる第8空章は、一応定番商品として展開しております。
つくり置きしていた在庫が無くなったため、ただいま製作中。
まとめて複数(といっても4個ですが)ずつ製作するので、ワンオフでの製作(13000円〜)よりは1個当たりの時間が短縮出来、トリミング付きで8000円の上代設定です。
パッチ縫い付け/CWU-45P
今回は関東のお客様からの依頼品。
難燃素材アラミド(燃えないわけではありません)を使用したCWU-45P。
右胸と両肩に3枚の刺繍パッチを縫い付け。
ショルダーバッグ、リボーン!
昨年11月から作業半ばで放ったらかしになっていたショルダーバッグのリボーン計画をやっと完遂した。
このバッグは、以前自店で製作販売したときの試作品で、その後自分で使用していたが、長年の酷使で帆布部分に破れが出始めた。
そこで本体だけ新しい帆布で作り直し、レザーのフラップやストラップをキレイに取り外して再利用しようという試み。

画像1/取り外したレザー部分は艶やかに変色し、鹿角を輪切りにしたコンチョもアメ色で良い感じになった。コンチョを留める鹿ヒモは新しいものに交換。

画像2/新しく作り直した本体部分にまずフラップを縫い付け、その後で中表にして本体外回りを縫う。

画像3/ストラップを銅のリベットでカシメ打ち。

画像4/作業完了。
パッチ縫い付け/B-10
バズリクソンズが1994年に製作した初期モデル(527th BOMB)のパッチを取り外し、新品の無地B-10に付け直すという作業。
両腕と左胸の三箇所に加え、今回製作したネームプレートを右胸に縫い付けます。

画像1/レザーを重ね合わせて作られたスコードロンパッチ。

画像2/右腕の星条旗。

画像3/左腕の第8空章はフェルト製。

画像4/今回製作したネームプレートはお客様の御要望であえて右胸に取り付け。糸はオリーブを使用。

画像5、6/完成。
名著であるため、ご紹介
『遺言』 田中森一 双葉社

著者は特捜のエースから弁護士に転身した所謂「ヤメ検」で、バブル期以降、専ら闇社会の住人を顧客とし、悪徳弁護士の見本のように叩かれた男だった。
許永中との関わりから巨額詐欺事件の主犯として逮捕され、晩年を獄中ですごし、出所後の2014年に病死した。
処女作『反転 闇社会の守護神と呼ばれて』も面白く読んだが、本書は出獄後に書かれた最後の作品になる。内容的には処女作とかなり重複する部分もあるが、出獄後だからこそ書ける内容も盛り込まれている。
半農半漁の極貧家庭に生まれ、苦学して司法試験に合格、特捜検事になって数々の実績をあげたものの、上層部の姿勢に反発し、辞任して弁護士となった。それからは一転して反社会的勢力の弁護人として辣腕をふるい、権力側からは目の敵にされる。著者によると、詐欺事件は検察によるフレームアップで、そもそも詐欺の構成要素も無い、完全なでっち上げということになる。たしかに被害者とされる側の証言には無理があり、自己保身のために検察の主張に沿って作られたものではないかと思われる。それを裁判官があっさり認定し、実刑が下されるのが現在の裁判所の現実なのであろう。
4年8ヶ月もの服役を終えた著者は、服役中に発症したガンでの闘病や、今後の自身の方向性についても前向きに書き綴っているが、結局ガンは再発し、この本がタイトル通りの『遺言』となった。
初期モノ再生
次回の作業として、バズリクソンズが1994年に初めて製作したパッチモデル(527th BOMB)のパッチを新品のボディに付け直します。
傷みが酷く、修理出来なくなったボディからパッチのみ移植するという試み。
関東のお客様からのオファーです。

画像は1994年のバズリクソンズのカタログ。
本日のニュースより
総連本部、「退去逃れ」…転売先から賃借か
在日本朝鮮人総連合会(朝鮮総連)中央本部(東京都千代田区)の競売問題は、落札した不動産関連会社「マルナカホールディングス」(高松市)が不動産会社「グリーンフォーリスト」(山形県酒田市)に転売したことで、朝鮮総連が中央本部を継続使用する可能性が高まった。朝鮮総連の関連会社がグリーン社に購入資金を融資し、朝鮮総連が同社から中央本部を賃借する構図とみられている。専門家らは、朝鮮総連側が「退去逃れ」に成功したことになるとして、一連の経緯を問題視している。
(以上引用)

イスラム国がらみのニュースの影で、日本人拉致にも関与した犯罪組織、朝鮮総連が競売を骨抜きにし、本部ビルに居座る形になってしまった。
莫大な借金を合法的に踏み倒し、事実上本拠地を維持することに成功した模様。
悲報である。
しかもダミー会社に仲介したのが元国会議員の山内俊夫で、取材に対し「競売成立で総連は責任を果たした。法的に問題はない」と、堂々と開き直っているのだから始末が悪い。
大阪出張
続けてファニー本社3階に並ぶインポートの雑貨類。
家具や調度品も販売用で、お客様にご紹介したり、店頭ディスプレイ用に調達するショップもある。

画像1/小振りで使いやすそうな折りたたみ式のコーヒーテーブル。天板にはカウボーイのペイント入り。アンティーク風の仕上げ。

画像2/直径が60センチ以上ありそうな大型の掛け時計。これもアンティーク仕上げされたリプロ品。縁取りは銅風のペイント。機械はクオーツ。21000円。

画像3/寄木細工の縁取りがついた大型の鏡。28000円。ちょっと欲しいかも…。

画像4/大型の木製トランク。これもリプロ品だが、程よいボロさで、金具のロートアイアンがいい感じ。88000円。かなり欲しい。

画像5/ローハイドで出来たネイティブインディアンの太鼓。革面にはバッファローのペイントが入る。木の枝で出来たバチで叩くと低い音が響き渡る。

このあと訪ねた東洋の展示会は今夏の商談が中心。
撮影禁止なので画像はありません。
大阪出張
昨日は今年最初の大阪出張。
いつものように電車移動だが、名古屋駅で懇意にしているお客様とばったり遭遇。大きなトランクを引っ張っていて、仕事で羽田からインドネシアに長期出張するとのこと。地元のセントレアからも便が出ているが、大嫌いな大韓航空なので、乗りたくないそうだ。
なんという正しい判断であろうか。
当方は新幹線で大阪に向かい、乗り換えて近鉄線荒本にあるファニー本社を訪問。その後本町で開催される東洋エンタープライズの展示会をまわるという日帰りコース。

ファニー本社のホールセール場には、レアな商品も沢山ある。

画像1/大きなコンチョを連ねたオーバーベルト。58000円(左)と68000円。非常に良く出来ているが、コンチョは残念ながら純銀ではない。銀の価格暴騰で純銀製品の入手は難しくなった。

画像2/D.E.オスカーのハンドクラフトの贅沢なキャップ。28000円。

画像3/文字盤に1$銀貨をあしらったファニーオリジナルの腕時計。
サドルソープで丸洗い
もう30年近く前、サラリーマンをしていたころに梅田ナビオのファニー直営店で購入したウエスタンブーツ。
トニー・ラマのゴールドラベル、エル・レイの逸品でアナコンダの革製。
もちろん一顧客としての購入で、その時点では、自分が将来販売する側になるとは思ってもいなかった。
最近ほとんど履く機会が無くなったので、子供に譲ることにした。
タライで丸洗いして古い油分を落とし、しっかり乾いたら、あらためてエキゾチックレザー用のコンディショナーでメンテナンスする。
ネームプレート製作・縫い付け
昨日ご紹介したコットン製のネームプレート、早速ご注文いただきましたので取り急ぎ製作、B-15Cに縫い付けました。
印字はご希望により、U.S.AIR FORCEとしました。
右胸のモスキートのパッチは、一昨年ジャケットをお買い上げいただいた時に取り付けています。
ほとんど話題にならず、全く盛り上がりのない今回の選挙。
各党の推薦を取り付けて、トヨタのバックアップもある現職の再選が確定的だが、どうもこの大村という男、狡猾で節操が無く、気に入らない。
投票には行ったものの、久しぶりに白票を投じた。
ネームプレートサンプル製作
B-15〜MA-1などに取り付けているコットン製のネーム。
これをTシャツやワークシャツなど他のアイテムに取り入れようとサンプルを製作。
丸洗いを前提に、耐水性のインクで印字を入れ、染み出しのテストをした上でTシャツに縫い付けてみた。

画像1/印字した上でタライに浸けてテストしたが、染み出しは無かった。

画像2/乾かした後で、Tシャツに縫い付け。カット&ソーの縫製には専用の丸針を使用する。

画像3、4/縫い上がり。いろいろなアイテムに応用出来るかも…。
パッチ縫い付け/CWU-45P
MA-1の後継モデルとなるCWU-45Pは、マイナーチェンジしながらも採用され続けている現代のフライトジャケット。
内側がキルティングになっており、CWU-36Pよりも保温性に優れています。
右胸と両肩に3枚の刺繍パッチを縫い付け。
本日の修理品/シュガーケーン スタンダードジーンズ
ロングセラー、スタンダードジーンズの初期のもの。
現在のものと素材もカッティングも変わりませんが、この頃のものはポケットにステッチが入り(うっすら跡が残るのみ)、赤いピスネームが付いています。
過去に前身頃を大きくリペアしていますが、今回は薄くなって穴が開き始めたヒップ周辺に当て布をします。

画像1/ビフォー。

画像2/かなり広範囲に当てる必要があり、ヒップラインに合わせてデニム生地を裁断、ロックミシンで解れ止めしておきます。

画像3/裁断した裏張り用のデニム。

画像4/裏側に当てて、穴の開いた箇所を中心にタタキで固定。

画像5/アフター。