店長日記

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ベルトサイズ詰め
ケイシイズのギャリソンベルトのサイズ詰め。
定尺ベルトのサイズ詰めでは、バックル側を裁ち直して納まりをつけたほうが見た目としてはきれいですが、今回は単純に穴を奥に空け足して間に合わせます。

画像1/お客様がお痩せになったため、奥に穴を二つ追加。

画像2/仕上がりが等間隔になるようにマーキング。

画像3/涙型のホールを、ポンチと鑿を使ってあけていきます。

画像4/抉った部分を色合わせして作業完了。
ネットでお買い物…福島産桃
何度かリンゴを購入した福島の方から、今回は桃を購入。
比較的小ぶりな自家用のもので、「あかつき」という品種だそう。
そういえば2020年のオリンピックの選手村で、福島産の食材を使う方向で調整中らしい。
ちょっと先だが、復興支援と風評被害の払拭を目指す取り組み。
ホンキートンク〜カントリーラップ
ファーストカーがジムニーJA11になってからというもの、走行中はもっぱらCDを聴いている。
スピーカーは標準のもので、搭載されているデッキは後付けのショボイものだが、気楽に聴くには必要充分。ビュイックでの走行時は、やっぱりどこか気を張っているところがあって、エンジン音に耳をすませたり、アンメーターや水温径を気にしながらというところがあったが、ジムニーではそれが無い。
CDはほとんどファニーの営業次長からのいただきもので、カントリーの新旧ものが数十枚ある。旧世代のロレッタ・リンのものからテイラー・スイフト(日本ではポップスの扱い)の最新盤まで種々雑多。かなりマイナーだが、カウボーイ・トロイっていう黒人シンガーが、ラップ調に歌うカントリーが実に新鮮で面白い。
早くも第一弾
夏真っ盛りのこの時期ではありますが、早くもA-2、G-1、N-1、タンクといった重衣料の第一弾が入荷いたしました。
本来、秋の立ち上がりとしてシャツやカット・ソーの納品が先にあるべきですが、その辺がすっとばされることは珍しくありません(ほぼメーカー都合)。
しかしシーズンに入ってしまうとフォローの利かないアイテムも多いので、この秋冬でご購入をお考えのお客様には早めのご来店をお勧めいたします。
本日の修理品/シュガーケーン XXタイプジーンズ
今回は中古流通品の持ち込みで、シングルミシンで上げられている裾を、チェーンミシンで仕上げ直しします。
シュガーケーンの非常に古い製品で、1996年まで販売されていたM41030。当時ノンウォッシュのみの販売で、価格は23000円でした。リーバイスのオリジナルそっくりに作られたピン貫通式の尾錠が取り付けられています。
股下の長さを変えずに巻き直ししますので、太く三つ巻きされている裾を解体する必要があります。

画像1/全体のコンディションは良好。

画像2/1,5センチほどもある巻き幅。糸も細いので、家庭用ミシンで縫われているかも…。

画像3/糸を抜き、折れ山にアイロンを当ててまっすぐに伸ばす。

画像4/8ミリの巻き幅に合わせて縫い代を裁断。

画像5/作業完了。

デニム製品のリペアについて、電話やメールで料金、納期等お問い合わせをいただくことがありますが、以下の点をあらかじめご了承ください。

*料金について
修理品の状態は千差万別ですので、正確な金額は店頭で見積もってみないとわかりません。ご呈示した見積もり金額でご了解いただいてから作業に入ります。

*納期について
可能な限り迅速、丁寧を心がけておりますが、人手もスペースも限られた中で対応しておりますので、いつでもすぐに対応出来るわけではありません。また、たて込んでいる時期には、当然ながら自店で販売した商品を優先的に扱います。

*リペアをお受け出来ないケース
洗濯されていない製品の汚れ、ほこりは機械の故障原因となりますので、洗い上がりの状態以外はお受けしかねます。
本日の修理品/シュガーケーン スタンダードジーンズ
今週は集中的にデニムのリペア作業をおこなっております。
コストパフォーマンスの良さで長年支持され続けているシュガーケーンのSC41947。
ポケットの袋布(コットンスレキ)が薄くなって底に穴が開いた状態。穴を塞ぐのではなく、底を4センチほど切り詰めて本縫いし直します。
ポケットの底が浅くなりますが、補修痕も残らず綺麗に収まります。

画像2/底に穴が開いた袋布。

画像3/袋布をポケット口から引っ張り出し、表裏逆の状態にして、穴より上の位置を地縫い。

画像4/地縫いの下の不要な部分をカット。

画像5/ポケットの中に袋布を納め、底のコバに補強のステッチを入れて作業完了。
分家
うだるような暑さの中、ウッドデッキの隅に、古い常滑焼きの瓶を一つ追加し、水草とメダカを小分けした。
涼しげにゆったり泳ぐヒメダカの一匹はおなかが大きいので、すぐに産卵しそうな感じ。
本日の修理品/バズリクソンズ ジーンズ
碧南市から開業以来お越しいただいているお客様のバズリクソンズXXタイプ。
折りザイフを入れる右ポケット口が裂けて開いています。カケツギし難いところですが、リベットを避けて縦に閂止めし、ガッチリ補強しておきます。
ちなみにこのバズリクソンズのジーンズは、現在受注分のみの生産になっております。

画像1、2/ビフォー。

画像3、4/アフター。
エルパソ ビーズワーク バングル
メキシカンラグで有名なエルパソサドルブランケット社製のバングルが入荷しました。
銅板にシルバープレート(鍍金)を施し、美しいネイティブ柄のビーズワークが取り付けられています。
素材がしなやかなので、手でサイズ調整出来、男女兼用でお使い頂けます。
こちらの商品は店頭でのみの販売とさせていただきます。

幅/38ミリ

価格/4000円(税別)
本日の修理品/フルカウント XXタイプジーンズ
先週末にお預かりしていた持ち込みの修理品。
近頃あんまり見かけなくなったフルカウントのジーンズ。
股下が長いままで、両裾を踏みつけるため生地が傷んでいます。本来なら裁ち直したいところですが、長さを変えずに裏打ちしてほしいということでした。
当て布には接着芯地を使い、穴の開きかかったところを中心に、地の目に沿ってタタいていきます。

デニム製品のリペアについて、電話やメールで料金、納期等お問い合わせをいただくことがありますが、以下の点をあらかじめご了承ください。

*料金について
修理品の状態は千差万別ですので、正確な金額は店頭で見積もってみないとわかりません。ご呈示した見積もり金額でご了解いただいてから作業に入ります。

*納期について
可能な限り迅速、丁寧を心がけておりますが、人手もスペースも限られた中で対応しておりますので、いつでもすぐに対応出来るわけではありません。また、たて込んでいる時期には、当然ながら自店で販売した商品を優先的に扱います。

*リペアをお受け出来ないケース
洗濯されていない製品の汚れ、ほこりは機械の故障原因となりますので、洗い上がりの状態以外はお受けしかねます。
エクステリアもDIYで
アプローチのレンガは、どこのホームセンターでも売っているようなものを敷きつめている。
角の立った新品だったものを、古びた感じを出すために所々ハンマーで傷を入れたり、モルタルを塗ったりを何度も繰り返してきた。
先日訪れた半田赤レンガ建物の表情に触発され、なんだか創作意欲が沸いたので、ちょっと白セメントを重ね塗りしてみた。ジョーロで水を撒くと吸湿性の高いレンガはたちまち水を含むので、その状態で練った白セメントをコテで撫で付けていく。この暑さですぐに水分が引け、速乾性のセメントは硬化する。
本日は左官仕事で一日がスタート。
ファニー製品価格改定のお知らせ
この8月末の納品分より、ファニーの全製品が価格改定となります。
昨年3月に税率改正に伴い、定番商品を含めて価格変更をおこないましたが、その後の原材料の高騰に抗いきれず、今回の改定となりました。
何卒、ご理解の程、宜しくお願いいたします。
新プライスリストが手元に届きましたが、それによると牛革製品で1割前後、エキゾチックレザーで1〜3割ほどの値上げ幅となっております。シルバーコンチョにつきましては大きな変動はありません。
ファニー製品のご購入を検討されているお客様は、値上がり前のこの機会にいかがでしょうか。
いただきもの
常滑のお客様が持ってきてくださった「けんちゃん」のどら焼き。
旧道沿いにある、昔ながらの佇まいを残したお好み焼き屋さん。
コーヒーブレイクでいただきました。
VEGAS/べガス
米CBSのテレビシリーズで、歩いて行ける近くのレンタルDVD屋で発見した。
昔同名の探偵もののシリーズがあったが、全く別物で最近の作品。
全21話で、11枚のDVDにおさめられているが、5枚借りた段階で、その店が閉店するために残りを借りられなくなった。こうなると仕方がないので、車で少し離れた店に行って探し、残りの巻を借り出した。
舞台が1960年代で、憲兵隊出身のカウボーイが保安官の職に就き、ラスベガスに進出したマフィアと対峙しつつ、日々の事件を解決していくというもの。西部劇とギャング映画の要素が入り交じったような設定が新鮮で面白い。当時のラスベガスを再現したセットも豪華なら、登場する車や衣装、音楽も、その時代を象徴する華やかさである。対照的にその周りには荒涼とした砂漠が広がっていて、そのどちらもが、物語りの舞台になる。
原案は実話系作家のニコラス・ピレッジで、『グッドフェローズ』や『カジノ』といった名作映画の原作も手掛けている。
保安官を演じるのがベテランのデニス・クエイド。カウボーイそのままのスタイルで、腰には憲兵御用達のS&Wリボルバー。ウィンチェスターライフルを掛けたダッジのトラックを駆る。シカゴから来たマフィアを演じるのはマイケル・チクリス(ファンタスティック・フォーの岩男)。チャーミングでウィットのあるカジノの支配人で、完全な悪党としては描かれていない。他にもキャリー・アン・モスや、ジェームズ・ルッソといったメジャーな俳優が脇を固める。
ピレッジ原作でスコセッシの映画で描かれたような残酷なシーンは無く、かなりマイルドな仕上りだが、気楽に観るドラマとしては完成度は高い。
マイナートラブル
先日ジムニーで市内をちょろっと走ったときに、運転席を留めているボルトが一箇所ぐらついてギシギシ音を出していた。
簡素なつくりの運転席はボディの4箇所にボルト留めされている。そのうちの手前の一箇所が緩んでいたので、早速レンチを取り出して締めつけたところ、なんとボルトの頭がポキリともげてしまった。
…あ〜ぁ。
年数を経たスチールのボルトが、錆と振動で劣化していたのだろう。運転席のボルトは、全塗装やシートカバーの装着で何回か脱着しているが、そのときは何ともなかったのに…。
本体側のステーにネジ部分が残ったままで、ボルトの頭がもげてしまうと厄介である。
残ったネジをなんとか外さなければならないが、ネジの出代が3ミリほどしかなく、プライヤーで摘んで回すのも困難な状態。運転席が乗っている状態では作業も出来ないため、面倒だが残り3箇所のボルトも外して運転席を撤去した。
あれやこれやといろいろ試し、結局ネジ自体に斜め方向から穴を開け、それにピンを差し込んで、ゆっくり小突きながら左に回し、なんとか抜き取った。同じピッチのタップが手元にあったので、ステーのネジ山をきれいに整えて、新品のボルトと交換した。
やれやれ…^_^;
たったこれだけのことで、所要時間2時間。

画像1/格闘の末、取り外したボルト。ここまでの過程は余裕が無くて、撮影画像無し。

画像2/リーマでバリを取り、タップでネジ山修正。

画像3/新しいボルトに交換。この後、運転席を取り付けて作業完了。
明治の遺産・半田赤レンガ建物
連休明けの昨日、行ってみました。
尾張旭の友人H君が、地元でもないのに長年裏方で関わっており、やっと常時公開の形になった当地の歴史遺産。
醸造業が盛んだった当地でビールの製造工場として誕生したこの建物は、紆余曲折を経て保存が決まり、その美しい外観を残しつつ、耐震補強して一般利用出来る施設となった。
内部には資料館の他、復刻したカブトビールが売りのカフェや、ギフトショップもテナントとして入っている。またクラブハウスとして、施設利用用を払って短時間借りられる部屋もいくつかあるようである。
国の有形文化財にも登録されたこの建物、富岡製糸場同様の工法で建設された一級の歴史資料であり、なによりその巨大さに圧倒される。

画像1/北側から見た外観。

画像2/戦時中に機銃掃射を受けた時の弾痕が沢山残っている。資料館には回収した弾頭も展示してある。

画像3/東側外観。

画像4/南側外観。

画像5/内部の梁や壁面も、補強が入る部分以外は当時のまま。
本日のニュースより
瀬戸内寂聴さん 安倍首相批判「いかに悪い政治家か 歴史に残る」

作家で僧侶の瀬戸内寂聴さん(93)が19日、京都市の寂庵で定例の法話を開き、集団的自衛権行使を可能にする安全保障関連法案の衆院通過を受け「何とか覆さなければならない。若い人たちが立ち上がっているから、希望がないわけではない」と訴えた。自身の戦争体験にも触れ「戦争は“集団人殺し”。世のため人のための戦争など存在しない」と指摘。与党による採決強行という手法と安倍首相も痛切に批判し「これだけ多くの人が反対したことは歴史に残る。安倍さんがいかに悪い政治家だったかも歴史に残る」と強調した。
(以上引用)

この婆さんの見方とは逆に、安倍総理の実績は後々高く評価されると思う。
いつもの「反日三兄弟」以外のほとんどの国が支持を表明した安倍政権の安保法制。それを躍起になって批判する9条原理主義者。
備えが無ければチベットみたいに侵攻され、徹底的に収奪されるということを、この仏教徒の婆さんはどう考えているのか。
たまには四駆で…
4WDでの悪路の走破性は折り紙付きのJA11だが、平素街中を走行している分には全く必要がない。
雪もあんまり降らない知多半島では、年間通じてほぼ2WDで事足りる。しかし時々前輪の駆動系にオイルをまわしてやる必要があるので、梅雨明けのドライな路面を4WDで一回りしてきた。
それにしても今日は朝から猛烈に暑い。

画像1/最近フロントガラスは倒したまま、フルオープンで使っている。

画像2/現代の車のように車内のボタン一つで二駆→四駆にはならない。まず前輪のハブの摘みをロックの位置に合わせる。

画像3/シフトレバーの下にあるトランスファーレバーを4WDに入れる。

画像4/切り替えると、メーターパネルに「4WD」の表示が出る。
本日の修理品/ファニー インディアンモカシン
修理前の画像を撮り忘れたので新品のように見えますが、ソールを全交換した修理上がりのスリップオンです。
お買い上げいただいたのは3年ほど前でしたが、左右共踵がすり減り、片側はつま先が糸切れして口を空けていました。アウトソール、ミッドソール共に全交換ということでファニーの工場に送り、修理させていただきました。黒のスムースレザーが退色していたため、色の入れ直しもおこなっています。
ちなみに今回の修理工賃は3400円(税別)です。

画像1/スムースレザー(牛)を使用した定番のスリップオン。

画像2/足着きの良いクレープ素材のソール。

画像3/画像では境目が判り難いが、白のミッドソール(靴底に縫い付けられている)の上に白のアウトソールが圧着されている。
FUNNYインディアン・モカシン
ファニーのオーダーメイドモカシン。
店頭にご用意しているサンプルで、素材、色、デザインを選択していただき、ファニーの大阪工場で製作しております。
今回のディアスキンは、使用するレザーの中で最も上質で、柔軟で強靭、通気性にも優れています。
パーツごとに色選択が可能ですが、今回はレース部分のみ濃茶で、それ以外は明るめの茶色を選択していただきました。

画像1/通気性の良い鹿革は、素足でも着用出来ます。

画像2/ミッドソールはホワイト、アウトソールはアメ色の組み合わせ。

画像3/インソールにはサンフェイスをかたどった湿気抜きのパンチングが入っている。

*店頭にて注文製作を承ります。12種類のデザイン、30種類以上の素材、3色のソール、コンチョやビーズのオプションなどを自由に組み合わせて頂く亊が出来ます。子供サイズ(13〜20センチ)男女サイズ(23〜29センチ)。ご注文より納品まで約1ヶ月半かかります。