店長日記

6506

店頭ラックもDIYで
数日前から朝夕はめっきり涼しくなり、過ごし易くなった。
店頭には秋冬物が入荷しており、それに合わせて模様替え。ユニット式の什器を使っていないため、配置にあわせてラック等を増減するのにも時間がかかる。
今回は木の丸棒を使ってハンガーラックを増設したが、軸受けは汎用品のメッキものをペイントして使用してみた。

画像1/メッキのソケット(軸受け)にメタルプライマーを塗り、ラッカースプレーで艶消し黒に塗装。

画像2/せっかくなので、これにも最近多用している錆び塗装を…。

画像3/作業完了。
名著であるため、ご紹介
『文福茶釜』黒川博行著 文芸春秋社

近作の『後妻業』の映画化も決まった売れっ子作家の、古美術業界を題材にした小説集。
水墨画、茶道具、漫画、彫刻、陶器などの世界に蠢く、海千山千の古物商たちの、騙し騙されの世界をリアルに描く。「プロを騙すのは当たり前、目が利かない方が悪い」と言い放ち、いかに相手を出し抜くかを常に考え、時に贋作の製作にすら手を染める。それに手を貸すのは本業でメシが食えない芸術家達で、贋作の製作過程まで細かく描写されている。
著者は京都芸大出身で、その世界に精通している上、さらに徹底したリサーチで(古)美術業界の内実を描き出している。
テレビのお宝鑑定番組では窺い知れない、業界の黒い面をコミカルに解説してくれるような、面白い短編集。
ウエスタンブーツリメイク(外部委託)
ここのところミディアムカットのワークブーツを履く事が多かったのだが、そろそろシャフトの長いウエスタンブーツを履きたくなった。
このバンプに蛇頭がくっついたブーツはメキシコ製のハンドメイド。手持ちのブーツの中では、今まであまり履く機会が無かった。素材的にラフな扱いが出来ないこともあるが、高めのライディングヒールと、シャンクの盛り上がった革ソールが硬過ぎて、どうにも馴染まなかったのだ。しかし置物にしておくのもなんなので、ブーツのリペアでお世話になっているクロウポイントさんに頼んで、普段使い出来るようにリメイクを施した。
ミッドソールから下を全て取り払い、新しい一枚革のミッドソールを縫い付け、リオス・オブ・メルセデスのウォーキングソール&ヒールを取り付けてもらった。
見た目はゴツくなったが、以前より格段にソールの返りが良くなり、足着きも柔らかくなった。
首相「極めて残念」と不快感 国連総長の抗日行事出席

安倍晋三首相は11日の参院平和安全法制特別委員会で、潘基文国連事務総長が中国の抗日戦争勝利70年記念行事に出席したことについて「極めて残念だ」と不快感を示した。「今後とも国連が特定の立場に偏ることのないよう働き掛けていく」と強調した。
同時に「国連事務総長はいたずらに特定の過去に焦点を当てるのではなく、未来志向の姿勢を取るよう加盟国に対して促していくべきだと考えている」と指摘した。自民党の山本一太氏への答弁。
(以上引用)

日本と戦争したのは中華民国であって、中共ではない。
中国共産党のプロパガンダに乗っかるこの事務総長は、無能、無責任を絵に描いたような男で、世界的に評価が低い。
シリア難民の問題でも、まったく何の役割も果たしていない。
この際、韓国で移民を大量受け入れすれば良いかも…。
異民族との交配が進めば、救い難い民族的精神疾患の発症率も、多少は改善されるかもしれない。
サドルソープで丸洗い
からりと晴れ上がって風の強いこんな日は、乾きにくい本革装のウエスタンブーツを丸洗いするのに丁度良い。
80年代に買い込んだトニー・ラマのゴールドラベル、エル・レイのトカゲ革。使用頻度が低いので、ヒールもソールも一度も張り替えはしていない。ブラシで内外を丸洗いして、風通しの良い所で日陰干し。
乾いたらエキゾチックレザー用のコンディショナーでメンテナンスする。
台風一過
関東方面では大雨の被害が相当出ている模様。
知多半島に上陸した台風はあっけなく通過していったので、結果的に目立った被害も無かった。
デッキの上でメダカを飼っている鉢は重心が高いので、念のため藤棚にがっちり縛り付けておいた。
産卵間近のヒメダカも元気そう。
2015年秋冬フェローズカタログ
ボリューム感のある豪華カタログが入荷しました。
平素当店でフェローズの製品をご愛顧いただいているお客様に限り、店頭で差し上げております。
冊数に限りがありますので、ご入用の方はお早めにどうぞ。
台風上陸
午前中に知多半島に上陸した台風は、昼頃には小康状態になったが、風が強い。
昨日ホームセンターで買ったばかりの高枝切り鋏で、壁面を覆う蔦の伸び過ぎた部分をカットした。ブラブラ状態のところが何箇所かあり、強風で吹き飛ばされると、根をはっていた部分も引き剥がされ、壁面の塗装も剥がれてしまうことがあるためだ。
しかしこの高枝切り鋏、TVショッピングの定番商品で、どうせ使い物になりゃしないさ…フン!と思っていたが、実際に使ってみると、なんて便利なんだろうと思い直した。カットすると同時に、枝先をつまんで落とさないようにもなっている。
今まで脚立や梯子をかけてやっていたのは、危険な上に時間のムダであった。
スタッズベルト鋭意製作中
卸売り先(小売店)さんからの客注案件ということで、間に入っている商社(仲卸し・二次卸しともいう)から依頼を受けていたスタッズベルト。
以前製作したパターンを使うが、指定サイズが短いため、ポイントとポイントとの間を少しずつ詰めて、バランスを取り直して製作。

画像2/燻したスタッズを使用。
パッチ縫い付け/G-1
米軍指定メーカーが製作した比較的新しいG-1。
丁寧にエンボス加工されたネームはお客様が別注されたようで、当店では取り付けのみおこないます。
本日は時折、瀧のような大雨が降っておりますが、来週以降は一層秋めいてくるようです。
A-2カスタム完成
下地のオフホワイトが乾いたら、黄色で上塗りをおこないます。
下地を塗るのは定着性の問題もありますが、茶色のボディに黄色を直塗りしても透けてしまって発色しないのです。
縦型のブラッドチットとの組み合わせで、ワンオフものの完成です。
本日の修理品/ケイシイズ ロングウォレット(メーカー対応)
2008年にお買い上げいただいたケイシイズ/クボタクラフトのモンタナ・アルチザン。
カービングが所々くり抜かれ、別革がインレイされたフィリグリー仕様。当時当店が別注し、緋色ニシキヘビの革をインレイしてもらったもので、4個のみの製作でした。
大切にお使い頂いていたようですが、外回りのハンドレーシングが二箇所切れており、修理にお持ちになりました。
この製品のアフターフォローは、全て窪田氏の工房におまかせすることになります。
窪田氏は現在、遅めの夏休み中?とのことで、対応が少し先になりそうです。
A-2カスタム進行中
背中にブラッドチットを取り付けたA-2。
右胸に英字と漢字で、第14軍をあらわす文字を描き入れ。
最終的には黄色で仕上げるが、まずは下塗りから。
今日は三輪
ここのところ毎日咲いているホテイアオイの花。
咲いたと思えばすぐに萎んでしまうのだが、次々に別の茎が立ち上がってくるので、いつも開花状態。
A-2カスタム進行中
まずは背中心にブラッドチットを縫い付け。
ブロードクロスの裏地も中心がずれないよう固定した上で、作業を行います。
柚子肌塗装(想定外)
JA11の自家塗装をしたとき、社外品に交換したフロントバンパーだけはオリーブドラブに塗らず、購入時のままの艶無し黒だった。
しかし樹脂パーツを錆び塗装し、ラジエーターグリルもサビサビとなったので、全体のバランスを見るとバンパーはオリーブドラブに塗ってしまう方が統一感があって良い。ウレタン塗料も多少余りがあるので、ササッと刷毛で塗ってしまうことにした。
車体から取り外し、全体に脱脂をおこなったが、旧塗膜にそのまま塗ったのがまずかった。
二回塗りのつもりで一回目を軽く塗り、しばらく放置して二回目を塗ろうとすると、部分的に縮みが起きて、表面が凸凹になっている。
あ〜ぁ。
旧塗膜が弱くて、ウレタンシンナーに反応して縮みが出たのは間違いない。
サフェーサーを吹いてから塗ればたぶん大丈夫だったのだが、後の祭り。
こうなると一度表面を削ってサフェを塗り、再度塗装するしかないのだが、そこまでの時間はなかった。組み付けまで終わらないと走らせる事も出来ないので、凸凹状態のまま手早く上塗り。
塗装を繰り返してゴテゴテになった公園の遊具みたいな仕上りになった。
味があると言えば味があるが…。
パッチ縫い付け/L-2B
ライトゾーン用のフライトジャケットL-2Bは、秋への移行期に羽織り物として重宝します。
お買い上げいただいた状態で刺繍パッチを縫い付け、納品です。
A-2カスタム次回分
次回はバズリクソンズのA-2をベースに、フライングタイガース仕様を製作。
背中にブラッドチットを取り付け、右胸にはペイントで文字を入れます。
中華民国軍(現在の台湾)指揮下の対日部隊だったフライングタイガースは、撃墜された時の乗員の身分証代わりにフライトジャケットにこのブラッドチットを取り付けました。様々なパターンがありますが、これは中華民国旗が大きく入ったシンプルなデザインで、店内で革をパッチワークして製作したものです。
バックペイント完成
バズリクソンズオリジナルのバックペイントが入ったB-3に、ハーケンクロイツを描き加えるという作業。
銀ペンで描いた下絵に沿って色を入れ、細くアウトラインを入れて仕上げます。

画像1/色入れ。

画像2/色が乾いたら面相筆でアウトラインに沿って白を入れますが、直線なのでスケールを利用します。もう一本筆を逆さにして併せ持ち、その末端をスケールに沿わせて滑らせながら引いていきます。

画像3/完成。
尾州職人・横振り刺繍パッチ
4月に下絵を描いて発注していたスコードロンパッチが入荷しました。
熟練職人さんが一点ずつ横振りミシンで刺繍を入れていますが、今回は特にお願いしてフェルト地をベースに使用しました。まず絵柄を別生地に刺繍し、それを切り抜いて、ベースのフェルトの上に横振りミシンで細かく叩き付けるという手間のかかる製法です。
今回は海軍モノ中心に絵柄をセレクトしております。