店長日記

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スタッズバッグ完成
革芯が圧着出来たところで、表側からスタッズを打ち込み。
スワロフスキーのガラススタッズを中心にシンプルなフラワーパターンに。

画像2/革芯を貫通して折り込まれた二本爪のスタッズ。切りポケットの袋布、裏地には影響なし。ファスナーを開けた内側に閉じ込みのパイピングがあるので、ここを取り外す。

画像3/一旦解いた上面を再縫製。表革と切りポケットの袋布、裏地を重ねて地縫いし、パイピングを元通り閉じ込む。

画像4、5/作業完了。
スタッズバッグ製作中
ケイシイズのショルダーバッグの表面にスタッズを打ち込むため、ソフトレザーの裏に革芯を接着。
表革と切りポケットの袋布、裏地が重ねて縫製された上面を一旦解き、表革の裏に革芯を差し込んで貼り付け、プラハンマーで叩いて圧着します。

画像1/裏打ち用の革を現物合わせで裁断。

画像2/ファスナーを開けた内側に閉じ込みのパイピングがあるので、ここを取り外す。

画像3/表革と切りポケットの袋布、裏地が重ねて地縫いされているので解く。

画像4/表革の裏に革芯を差し込んで接着、ジグを差し込んでプラハンマーで叩いて圧着。
本日の修理品/エルパソサドラリー ショルダーバッグ 
エルパソ社のブランケットで作られたミニショルダーバッグ。
使い込まれ、裏地の不織布が破れてボロボロ状態。これはもう、袋状の裏地を別布で製作して張り替えるしかありません。
ありあわせの平織の生地を使って製作。

画像1、2/ビフォー。

画像3、4/アフター。
本日の修理品/ファニー ライダースウォレット
先週、キーホルダーのナスカン(レバースナップ)をD・E・オスカーの純銀製のものと交換したナイル・クロコダイルのライダースウォレット。
本体のドロップハンドルもガタつきがきているということで、こちらも純銀製の彫刻入りへと交換。

参考価格/D・E・オスカー製ドロップハンドル7800円(税別)
スタッズベルト&スタッズバッグ製作中
今週はスタッズの作業に集中的に取り組んでおります。
まずは店頭で欠品中のフローラルパターンのスタッズベルトを製作。使用するスタッズ、バックルはあらかじめ燻しを加えてビンテージ感を演出。
ケイシイズのショルダーバッグをスタッズで意匠するオファーは、お客様とご相談の上、裏地を取り外して作業することに…。
狭いポケット口にジグを差し込むのに限界があったのと、解体、再縫製の手間を考えても、一旦裏地を取り外したほうが作業性が良いと判断。
ソフトレザーなので、裏に革芯で補強もすることにした。

画像2/燻し具合にバラツキがあるのをランダムに配置。

画像3/一旦裏地を取り外すことを前提にデザインも再検討。革の端材でサンプル製作。センターにはスワロフスキーのガラススタッズを配置予定。
「洗濯」表示記号を変更、国際規格に沿って41種類に

衣類などについている洗濯する際の注意事項が記された表示が、12月1日から新しい記号に変わります。これまでの記号は日本が独自に定めた22種類でしたが、新しい記号は国際規格に沿った41種類に変わります。例えば、温度に関する表示、これまでは40度での洗濯が良いという意味でしたが、新しい記号では、40度以下なら損傷を起こさないという意味に変わります。この他、全く違う形の記号に変わるものもあれば、新たに定められたものもあります。洗濯表示の記号の変更は、記号が作られた1968年以降、初めてのことです。
消費者庁は、国際基準に統一することで海外との取引がさらに円滑になることを期待しているとしています。
(以上引用)

国際標準に合わせてメリットがあるのは、今までインポート商品の洗濯タグをわざわざ国内向けのものに付け替えていた輸入業者くらいだろうか。
日本の消費者からすれば分類が細かくなって混乱するだけ。
扱いの難しい組成のものは全体から見れば減ってきているはずだし、逆に従来より表示を大雑把にしても良いくらいなんだけど…。
B-10カスタム
先週もバズリクソンズの珍しい白衿B-10をベースにつくりましたが、今回もたまたま同じタイプです。
オセアニアに展開した陸軍航空隊、第5空軍のジョリー・ロジャース(海軍のジョリー・ロジャースとは別物)。
第5空軍のパッチはすっきりしていて秀逸なデザインですが、出隅が多いので、ペイント作業は大変です。
ネームプレート製作・縫い付け
女性のお客様で、ベースはアルファ社のMA-1。
コットン製のネームプレートに指定のロゴを印字し、パッチと共に取り付け。
このMA-1は裏地がレスキューカラーになっていて一応リバーシブルなので、縫い付けの際は下糸にオレンジのフィラメント糸を使って色合わせしております。
植木鉢にハンドペイント…その参
三つ目は直径25,5センチ。
調べたら、直径(外径)3センチ=1号らしい。ということは、8号鉢と9号鉢の間の大きさ?
縁取り部分に白/ピンクで顔料を塗り、サボテンをペイント。
本日の修理品/ファニー キーホルダー
最上級のナイル・クロコダイルのテールを使用したキーホルダー。
合金製のナスカン(レバースナップ)の付け根が摩耗して抜ける寸前の状態。
今回の交換で、ナスカンは純銀のD・E・オスカー製のものにアップグレードします。
破損したナスカンはワンウエイスナップで本体にカシメられているので、スナップボタンごと取り外して交換になります。

画像1/大径ビクターコンチョを装着したクロコのキーホルダーと、交換用の純銀製ナスカン。

画像2/カシメ部分を削って破損品を取り外し、新しいナスカンをセットしてカシメ打ち。

参考価格/D・E・オスカー製レバースナップ26000円(税別)
植木鉢にハンドペイント…その弐
二つ目はかなり大きくなって直径23センチ。
縁取り部分に白/クリームで大雑把に顔料を塗ったうえで、サボテンをペイント。
キーホルダーのコンチョ交換
店頭販売しているファニーのエレファントのキーホルダー。
取り付けられているスナップボタン兼用のコンチョを、ワンランク上のものに交換し、ギフト包装で納品します。
もともと付けられている5セントレプリカはカシメ打ちで固定されています。カシメの部分を、革を傷つけないように削って取り外し、ネジ留めの仕様に変更する為、パンチで穴を若干大きく開け直します。
お客様がチョイスした同径のスターコンチョをセットし、裏側に新品のソケットを挟んでネジ留めして完了です。

参考価格/エレファントキーホルダー3200円(税別)+スターコンチョ2600円(税別)+ソケット50円(税別)+平頭ネジ90円(税別)
植木鉢にハンドペイント…その壱
お預かりした4鉢のうち、手始めに一番小さい直径12センチくらいのものにペイントしてみた。
これだけ、最初から艶消しのブルーで全体が塗られている。
周囲にぐるりとフリーハンドでサボテンをペイント。
B-10カスタム
ベースは2000年ごろのバズリクソンズM品番ですが、ニットの破れもなく、白い衿ボアも良い状態をキープしています。
身頃前後と両腕にパッチを取り付けてフライングタイガー仕様に。
飛虎のフロントパッチが横方向に長いので、縫い付けによって左内ポケットは使用できなくなりました。
植木鉢にハンドペイント
当店の入り口には、素焼きの壺が傘立て代わりに置いてあるが、これは常滑で買った素地の壺にサボテンのペイントを入れたもの。
それを見て、自宅内で観葉植物をたくさん育成しているお客様が、同じようにペイントしてほしいと、素焼きの植木鉢を買って持ってきた。
仕事として請け負ったことは無いが、手持ちの顔料で描けるし、職域というか芸域を拡げる機会と前向きに考えて、請けることにした。
全く同じ模様でも何だから、パターンと配色を変えて4個にペイントする。

画像2/お客様が持ってきた植木鉢。内一個は、艶無しの塗料で塗られている。
八方ミシン始動
微調整と試し縫いを繰り返していた八方ミシンだが、そろそろ実際の作業に投入しようということで、自前のブーツのカウンターの内張りを修理してみた。
レッドウイングのショートブーツだが、30年近くも使い続けてきたので、この部分が擦り切れてしまっていた。
大きめにカットしたヌメ革を革用ボンドで貼り、乾いてから縫製開始。

画像1/ビフォー。

画像2/手ごろな厚みのヌメ革を圧着。

画像3/表側から縫製。

画像4/余分な縫い代を革鋏でカット。

画像5/アフター。
スタッズバッグサンプル製作
近々、ケイシイズのショルダーバッグをベースにスタッズを打ち込む予定。
センターに大きめのスワロフスキーのガラススタッズを配し、周りをボールポイントで囲む。ブーツのシャフト部分によく入れるデザイン。スペースに制約があるので、それに合わせて型紙を作ってサンプル製作。
このバッグは裏地付きで、ポケットの袋布も重なるため、上手く治具を挟み込んで打ち込みしなくてはならない。
本日の修理品/フェローズ バカパイルショーツ
後ろポケット口を何かに引っ掛けたようで、付け止まりの生地が千切れている状態。
裂けた部分は裏から接着芯地を貼って補強します。
ニット生地の再縫製には、先端を丸くした細針を使用。

画像1、2/ビフォー。

画像3、4/アフター。
ネームプレート製作・縫い付け
関東のお客様からのオファーで、ネームを製作してA-2への縫い付けも行います。
英字と数字の組み合わせは任意で、ご希望通り単品製作致しました。

価格¥3000(縫い付け工賃はA-2の場合1500円)

*タテは通常18ミリで裁断していますが、広幅も可能です。価格は変わりません。
*ヨコは100〜120ミリです。