店長日記

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「洗濯」表示記号を変更、国際規格に沿って41種類に

衣類などについている洗濯する際の注意事項が記された表示が、12月1日から新しい記号に変わります。これまでの記号は日本が独自に定めた22種類でしたが、新しい記号は国際規格に沿った41種類に変わります。例えば、温度に関する表示、これまでは40度での洗濯が良いという意味でしたが、新しい記号では、40度以下なら損傷を起こさないという意味に変わります。この他、全く違う形の記号に変わるものもあれば、新たに定められたものもあります。洗濯表示の記号の変更は、記号が作られた1968年以降、初めてのことです。
消費者庁は、国際基準に統一することで海外との取引がさらに円滑になることを期待しているとしています。
(以上引用)

国際標準に合わせてメリットがあるのは、今までインポート商品の洗濯タグをわざわざ国内向けのものに付け替えていた輸入業者くらいだろうか。
日本の消費者からすれば分類が細かくなって混乱するだけ。
扱いの難しい組成のものは全体から見れば減ってきているはずだし、逆に従来より表示を大雑把にしても良いくらいなんだけど…。
B-10カスタム
先週もバズリクソンズの珍しい白衿B-10をベースにつくりましたが、今回もたまたま同じタイプです。
オセアニアに展開した陸軍航空隊、第5空軍のジョリー・ロジャース(海軍のジョリー・ロジャースとは別物)。
第5空軍のパッチはすっきりしていて秀逸なデザインですが、出隅が多いので、ペイント作業は大変です。
ネームプレート製作・縫い付け
女性のお客様で、ベースはアルファ社のMA-1。
コットン製のネームプレートに指定のロゴを印字し、パッチと共に取り付け。
このMA-1は裏地がレスキューカラーになっていて一応リバーシブルなので、縫い付けの際は下糸にオレンジのフィラメント糸を使って色合わせしております。
植木鉢にハンドペイント…その参
三つ目は直径25,5センチ。
調べたら、直径(外径)3センチ=1号らしい。ということは、8号鉢と9号鉢の間の大きさ?
縁取り部分に白/ピンクで顔料を塗り、サボテンをペイント。
本日の修理品/ファニー キーホルダー
最上級のナイル・クロコダイルのテールを使用したキーホルダー。
合金製のナスカン(レバースナップ)の付け根が摩耗して抜ける寸前の状態。
今回の交換で、ナスカンは純銀のD・E・オスカー製のものにアップグレードします。
破損したナスカンはワンウエイスナップで本体にカシメられているので、スナップボタンごと取り外して交換になります。

画像1/大径ビクターコンチョを装着したクロコのキーホルダーと、交換用の純銀製ナスカン。

画像2/カシメ部分を削って破損品を取り外し、新しいナスカンをセットしてカシメ打ち。

参考価格/D・E・オスカー製レバースナップ26000円(税別)
植木鉢にハンドペイント…その弐
二つ目はかなり大きくなって直径23センチ。
縁取り部分に白/クリームで大雑把に顔料を塗ったうえで、サボテンをペイント。
キーホルダーのコンチョ交換
店頭販売しているファニーのエレファントのキーホルダー。
取り付けられているスナップボタン兼用のコンチョを、ワンランク上のものに交換し、ギフト包装で納品します。
もともと付けられている5セントレプリカはカシメ打ちで固定されています。カシメの部分を、革を傷つけないように削って取り外し、ネジ留めの仕様に変更する為、パンチで穴を若干大きく開け直します。
お客様がチョイスした同径のスターコンチョをセットし、裏側に新品のソケットを挟んでネジ留めして完了です。

参考価格/エレファントキーホルダー3200円(税別)+スターコンチョ2600円(税別)+ソケット50円(税別)+平頭ネジ90円(税別)
植木鉢にハンドペイント…その壱
お預かりした4鉢のうち、手始めに一番小さい直径12センチくらいのものにペイントしてみた。
これだけ、最初から艶消しのブルーで全体が塗られている。
周囲にぐるりとフリーハンドでサボテンをペイント。
B-10カスタム
ベースは2000年ごろのバズリクソンズM品番ですが、ニットの破れもなく、白い衿ボアも良い状態をキープしています。
身頃前後と両腕にパッチを取り付けてフライングタイガー仕様に。
飛虎のフロントパッチが横方向に長いので、縫い付けによって左内ポケットは使用できなくなりました。
植木鉢にハンドペイント
当店の入り口には、素焼きの壺が傘立て代わりに置いてあるが、これは常滑で買った素地の壺にサボテンのペイントを入れたもの。
それを見て、自宅内で観葉植物をたくさん育成しているお客様が、同じようにペイントしてほしいと、素焼きの植木鉢を買って持ってきた。
仕事として請け負ったことは無いが、手持ちの顔料で描けるし、職域というか芸域を拡げる機会と前向きに考えて、請けることにした。
全く同じ模様でも何だから、パターンと配色を変えて4個にペイントする。

画像2/お客様が持ってきた植木鉢。内一個は、艶無しの塗料で塗られている。
八方ミシン始動
微調整と試し縫いを繰り返していた八方ミシンだが、そろそろ実際の作業に投入しようということで、自前のブーツのカウンターの内張りを修理してみた。
レッドウイングのショートブーツだが、30年近くも使い続けてきたので、この部分が擦り切れてしまっていた。
大きめにカットしたヌメ革を革用ボンドで貼り、乾いてから縫製開始。

画像1/ビフォー。

画像2/手ごろな厚みのヌメ革を圧着。

画像3/表側から縫製。

画像4/余分な縫い代を革鋏でカット。

画像5/アフター。
スタッズバッグサンプル製作
近々、ケイシイズのショルダーバッグをベースにスタッズを打ち込む予定。
センターに大きめのスワロフスキーのガラススタッズを配し、周りをボールポイントで囲む。ブーツのシャフト部分によく入れるデザイン。スペースに制約があるので、それに合わせて型紙を作ってサンプル製作。
このバッグは裏地付きで、ポケットの袋布も重なるため、上手く治具を挟み込んで打ち込みしなくてはならない。
本日の修理品/フェローズ バカパイルショーツ
後ろポケット口を何かに引っ掛けたようで、付け止まりの生地が千切れている状態。
裂けた部分は裏から接着芯地を貼って補強します。
ニット生地の再縫製には、先端を丸くした細針を使用。

画像1、2/ビフォー。

画像3、4/アフター。
ネームプレート製作・縫い付け
関東のお客様からのオファーで、ネームを製作してA-2への縫い付けも行います。
英字と数字の組み合わせは任意で、ご希望通り単品製作致しました。

価格¥3000(縫い付け工賃はA-2の場合1500円)

*タテは通常18ミリで裁断していますが、広幅も可能です。価格は変わりません。
*ヨコは100〜120ミリです。
シャツ着丈詰め/フェローズ ワークシャツ
バッファローチェックのウールシャツ。
裾のラインに沿って3センチ(ほぼワンサイズ分)短くしたいということで承りました。
元々厚手のこのシャツは、裾を二つ折りで叩いており(裁ち端はロック始末)同様に仕上げを行います。

画像1/ビフォー。

画像2/ロックミシンで裾をカットしながら端を解れ止めする。

画像3/ロック始末完了。

画像4/縫い代を裏に折り曲げ、コバステッチ。

画像5/アフター。
ミシン用ライト、リボーン!
先日ミシン屋さんに出向いたときに貰ったジャンクのミシン用ライト。
あらたに導入した八方ミシンで使えるよう、中身をホームセンターで買った流通品の100Vスポットライトに取り換えた。
ジャンク品の海外口金のソケットはネジが固着していてなかなか外れず、思いのほか手間取ってしまった。古い傘に100V電球用のソケットを固定するため、現物合わせでネジ穴をあけ直し。蛇腹の中に新しいケーブルを通し、必要箇所はハンダ付けしてコンセント式とした。途中にスイッチも付いている。
やっぱり鋳物のミシンには、こういう古臭いライトのほうがマッチするのだ。
作業時のモチベーションも多少上がるかも。

画像1/左が貰い物のアルマイトのライト。右の新品のライトから中身を移植する。

画像2/アルマイトの笠の中に100V用のソケットを固定するための穴あけ。

画像3/ステーが長すぎるので切断。このパイプカッターという道具、誰が発明したのか知らないが、切り屑も出ないし、綺麗にカット出来る。

画像4/ミシンの足の固定ネジを利用してミシン台に固定。

画像5/光量は十分。ちなみに最近のミシン用ライトは、LED化が進んでいる。
ジーンズリメイク/シュガーケーン ブーツカット
ブラウンデニムのブーツカットを細身のストレートに。
膝頭から裾にかけて内外のシームを縫い込んで細くし、余分な縫い代はカットしてロックミシンをかけます。
丈も3センチほど詰めて再仕上げ。

画像1/ビフォー。

画像2/二本針のロックミシンで縫い代を処理。

画像3/アフター。
大阪出張
昨日の大阪は11月とは思えないほど暖かかった。
毎回大阪出張の際は、まずファニー大阪本社に寄ってから東洋エンタープライズの展示会を覗くのだが、今回は先に東洋の展示会に立ち寄る。会場は、ここのところ心斎橋の貸しホール(敵国領事館の並び)だったのが、以前一度利用した本町のホールに変更になった。ハワイアンシャツやショーツ、Tシャツといった盛夏ものがメイン。ハワイアンシャツの企画は、当店の隣町武豊町出身の中野さんが中心となって行っている。
さらっと発注を済ませた後、地下鉄から近鉄線に乗り換え、荒本駅で下車して徒歩でファニー本社へ。
丁度近くの高校の下校時間にあたったようで、自転車の大群が爆走している。片側の車線一杯に広がって、赤信号も当然のように無視。男女ともに頭が悪そう。後でファニーの次長に聞いたら、東大阪を代表するバカ高校らしい。ふむふむ。
この秋に、以前は別のところにあった工場も建物内に移したファニー本社。
大所帯になったが、もうすっかり落ち着いたようである。一階が工場になり、それに伴って二、三階のホールセール場もレイアウトが多少変更された。
ここでは現物商品を中心に商談し、夜に愛知帰着。

画像1/雑貨中心の三階(ロフト)のホールセール場全景。

画像2/ジャーマンシルバー(ニッケル合金)にターコイズをあしらった小物入れ類。

画像3/ビンテージ風に仕上げた木製看板。

画像4/ウエスタンハットのコーナー。
八方ミシン調整中
このミシンは、上側についているギザギザの歯の付いた押さえが前後に動いて生地を送るようになっている。
普通の地縫いミシンは下側に送り歯が付いていて、押さえは生地が浮かないようにするためだけのものなので、基本構造が違うのだ。
上糸側に歯の付いた押さえがくるので、革を縫うときなどはテンションに気を付けないと、ステッチの左右にキャタピラーのような跡が残ってしまう。逆に抵抗が無さすぎるときちんと送らず、ステッチの間隔が均等にならないので、その辺の加減が難しい。
不必要な角を落とし、尚且つ生地(革)をきちんと咥え込むように、押さえの歯を目立てしておく必要がある。