店長日記

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冬の三ヶ根山・殉国七士廟再訪
昨日の三ヶ根山は、今までにないくらい霧が深かった。
JR線を利用して三ヶ根駅から徒歩で訪れる予定だったが、あいにくの雨でトレッキングはあきらめ、車で向かうことにした。
美浜町でT三等陸曹を拾い、衣浦海底トンネルを経由して西尾市に向かう。12月は交通量も多い。
三ヶ根山スカイラインを小回りの利くJA11で登りきると、先に参拝を済ませ、廟の管理人 Iさんの休憩所に立ち寄って長時間歓談。
日が落ちる前には半田市に戻り、皆さんと夕食を共にした。

画像1/岸信介元首相揮毫の石柱。安倍総理にも、いつか堂々と参拝していただきたい。

画像2/廟の周辺はいつも美しく整備されている。

画像3/休憩所の中から撮影。山の向こうの三河湾に霧がかかり、日本画のように美しい。
東洋・野崎さんご来店
年内最後の営業まわりで、東洋エンタープライズで当店を担当する野崎さんがご来店。
業界情報の交換をしつつ、年内の商品のファローをお願いする。
今回は泊りではなく、東京からの日帰り出張。
6月に来店した時は泊りだったので、当店近くの支那人で一杯のビジネスホテルに投宿し、夜は酒を酌み交わしたのだが、今日は日が落ちる前に引き上げていった。

*背景の「TAILOR東洋」のブランドバナーは当店の製作です。念のため。
スコードロンパッチ鋭意製作中
三重県からご来店いただいているお客様のオファーで、B-10用のパッチ製作。
ご来店時に資料としていただいた画像は、当時のローカルメイドで、キャンバスに描いたもの。これを絵柄はそのままに革にハンドペイントします。
今回は一切修正なしで、バランスの崩れもそのままに模写を行います。

画像1/資料としていただいた実物画像。

画像2/サイズはやや大きめでということで、直径13センチで製作。まずは下地塗り。
ジーンズ裾上げ
お預かりになっていたチェーンミシンでの丈詰め。
長いままでかなりの着用歴があり、色も抜けています。
丈をカットして巻き直した後、不自然な感じにならないよう裾線をサンディングして当たり付けを行います。

チェーンミシンによる裾上げ/¥1,500(ただしカット分3.5センチ以下の場合、縫代出しの為プラス¥500)

画像1/長さを8センチほどカット。

画像2/サンディングした裾線。
八方ミシン調整中
導入した八方ミシンには通常の押さえガネのほかに「片押さえ」が付いていて、ファスナーの取り付け部のコバ縫いや、奥まったところギリギリに針を落とすときに取り換えて使用する。
この「片押さえ」は、少ない面積で革を押さえて送っていくので、その分送り歯にはテンションがかかって、どうしても革表面に痕が残りやすい。
そこで送り歯全体を包むようにエポキシの接着剤で薄く塗り固め、歯痕があまり残らず、スリップもしないように対策してみた。
一番痕の残りやすいヌメ革での結果がまずまずだったので、ほぼ実用レベルに達しているのではないかと思われる。

画像1/対策前の「片押さえ」で縫った状態。ステッチと並行して押さえの痕がクッキリ。

画像2/主液と硬化剤の二液タイプのエポキシ接着剤。

画像3/脱脂した送り歯全体を包むように塗布。

画像4/硬化後に八方ミシンにセットして試し縫い。

画像5/押さえの痕がほとんど気にならないレベルになった。
本日のニュースより
民進・蓮舫代表、「IR法案」採決に応じず徹底抗戦へ

採決には応じず、徹底抗戦していく方針を確認した。
民進党は8日、拡大執行役員会を開き、カジノを含む統合型リゾートを推進する、いわゆるIR法案について、民進党議員が委員長を務める参議院内閣委員会での採決には応じず、徹底抗戦していく方針を確認した。
民進党の蓮舫代表は、「異常な審議の入り方、審議の打ち切り方、そして、強行な採決の仕方、その手法そのものが納得できません。まずは、いったん廃案にして、やり直すべきだ」と述べた。
(以上引用)

マヌケな国会質疑が大評判の民進党の蓮舫代表。
私生活においても、日本人の旦那と、飼い猫に対する虐待疑惑が取り沙汰されていて、話題豊富。
いまだ戸籍の開示に応じず、その正体は不明だが、顔つきもメンタリティも、ド厚かましい支那人そのもの。
支那大陸では、幾多の戦乱で善良な人々はすべて淘汰され、嘘つきと、盗人と、人殺しと、ギャーギャー大声を上げるヤツのDNAだけが勝ち残って今に至る。そのDNAが華僑として世界中にバラまかれ、地球の危機を招いていると言っても過言ではない。
まぁしかし、この日本に潜り込んだ癌細胞みたいな華僑女は、安倍政権の長期安定にはずいぶん寄与してくれている。
今後も民進党代表として減らず口を叩き続けて、せいぜい国民の反感を買ってもらいたいものだ。
本日の修理品/Lee ビンテージ ライダース
お客様のお話では70年代の製品とのことです。
縫製には綿糸が使われており、チェーンミシンも多用されているので、各部が糸切れしています。
今回はパンク寸前の股ぐり部分を補修し、丈も長すぎるので、10センチほど詰めて納品します。
本日のニュースより
良品計画は7日、無印良品で販売した子ども用パジャマから、乳幼児用の基準値を超えるホルムアルデヒドが確認されたとして、自主回収を行うと発表した。
良品計画は、該当商品が手元にある場合は使用せず、最寄りの無印良品店舗まで持って行くか、問い合わせ窓口まで連絡するよう呼びかけている。出生後24ヶ月以内の乳幼児用の衣類は、「有害物質を含有する家庭用品の規制に関する法律(家庭用品規制法)」で含有量が規制されている。東京都福祉保健局によると、衣類にホルムアルデヒドが含まれている場合、皮膚の過敏な乳幼児、特に皮膚疾患のある乳幼児は、皮膚炎の健康被害を起こす可能性があるとしている。
(以上引用)

乳幼児用の衣類が大人の衣料に比べてけして安くないのは、こういった規制が厳しくて、クリアするのが大変なため。
大人物に比べ、生地や副資材は少なくて済むが、それ以上にコストがかかるのだ。
縫製工場の検品も、縫い上がった製品に万が一にもマチ針など残っていないように細心の注意が求められる。
それでも今回のようなケースが出ると、経営基盤が脆弱なメーカーだったら一発で吹っ飛んでしまう。
総合アパレルメーカーでも、乳幼児衣料の分野には参入しない企業が多い。
本日の修理品/ドゥニーム66
こちらはオリゾンティが製作した旧ドゥニームの66モデルで、20年以上前の製品。
あちこち傷んでいますが、着用に支障がある左右の後ろ裾、ポケット口のパンクを補修し、ついでに長すぎる裾も6センチほど詰めを行います。

画像1/ビフォー。

画像2/口布が欠損した右ポケット口。

画像3/アフター。

画像4/特に穴の大きい左裾。

画像5/アフター。

デニム製品のリペアについて、電話やメールで料金、納期等お問い合わせをいただくことがありますが、以下の点をあらかじめご了承ください。

*料金について
修理品の状態は千差万別ですので、正確な金額は店頭で見積もってみないとわかりません。ご呈示した見積もり金額でご了解いただいてから作業に入ります。

*納期について
可能な限り迅速、丁寧を心がけておりますが、人手もスペースも限られた中で対応しておりますので、いつでもすぐに対応出来るわけではありません。また、たて込んでいる時期には、当然ながら自店で販売した商品を優先的に扱います。

*リペアをお受け出来ないケース
洗濯されていない製品の汚れ、ほこりは機械の故障原因となりますので、洗い上がりの状態以外はお受けしかねます。
サンズ・オブ・アナーキー
アメリカで6年間、7シーズン放映されたTVドラマ。
DVD化されたのを借りてきて観始めたのだが、これが面白くて、あっという間に2シーズン分見終わった。
カリフォルニアの架空の田舎町を舞台に、自動車修理工場を隠れ蓑に武器売買を生業にするバイクチームを描いている。
犯罪集団でありながら、麻薬をご法度とし、町の乱開発にも抗って、住民からは一目置かれ、地元警察とも持ちつ持たれつでやっている。
しかしトラブルの種は尽きず、進出してくる黒人ギャングやメキシコ系のバイカー、ネオナチとの抗争は頻発し、火器取締局の追及は厳しい。
フィクションとはいえ、彼らの疑似家族を中心とした価値観、ライフスタイルは、以前読んだヘルズエンジェルスの創始者の回顧録に描かれていた世界そのままで、実にリアリティがある。製作にあたっては相当リサーチもした模様。
人種間抗争やIRAのような国外の反体制組織との駆け引きも織り込みながら物語は進んでいくが、人種の描き方はかなりステロタイプ化していてわかりやすい。
登場するバイクは走りを重視した所謂フリスコスタイルで統一されているが、あくまで小道具の一つとしての表現にとどまっているので、ハーレーフリークには物足らないかも…。
配役にはベテランが沢山出てくるし、これだけ作り込まれた作品がTVドラマだというところが、アメリカのエンタメの凄さじゃないだろうか。
スタッズバッグ完成
革芯が圧着出来たところで、表側からスタッズを打ち込み。
スワロフスキーのガラススタッズを中心にシンプルなフラワーパターンに。

画像2/革芯を貫通して折り込まれた二本爪のスタッズ。切りポケットの袋布、裏地には影響なし。ファスナーを開けた内側に閉じ込みのパイピングがあるので、ここを取り外す。

画像3/一旦解いた上面を再縫製。表革と切りポケットの袋布、裏地を重ねて地縫いし、パイピングを元通り閉じ込む。

画像4、5/作業完了。
スタッズバッグ製作中
ケイシイズのショルダーバッグの表面にスタッズを打ち込むため、ソフトレザーの裏に革芯を接着。
表革と切りポケットの袋布、裏地が重ねて縫製された上面を一旦解き、表革の裏に革芯を差し込んで貼り付け、プラハンマーで叩いて圧着します。

画像1/裏打ち用の革を現物合わせで裁断。

画像2/ファスナーを開けた内側に閉じ込みのパイピングがあるので、ここを取り外す。

画像3/表革と切りポケットの袋布、裏地が重ねて地縫いされているので解く。

画像4/表革の裏に革芯を差し込んで接着、ジグを差し込んでプラハンマーで叩いて圧着。
本日の修理品/エルパソサドラリー ショルダーバッグ 
エルパソ社のブランケットで作られたミニショルダーバッグ。
使い込まれ、裏地の不織布が破れてボロボロ状態。これはもう、袋状の裏地を別布で製作して張り替えるしかありません。
ありあわせの平織の生地を使って製作。

画像1、2/ビフォー。

画像3、4/アフター。
本日の修理品/ファニー ライダースウォレット
先週、キーホルダーのナスカン(レバースナップ)をD・E・オスカーの純銀製のものと交換したナイル・クロコダイルのライダースウォレット。
本体のドロップハンドルもガタつきがきているということで、こちらも純銀製の彫刻入りへと交換。

参考価格/D・E・オスカー製ドロップハンドル7800円(税別)
スタッズベルト&スタッズバッグ製作中
今週はスタッズの作業に集中的に取り組んでおります。
まずは店頭で欠品中のフローラルパターンのスタッズベルトを製作。使用するスタッズ、バックルはあらかじめ燻しを加えてビンテージ感を演出。
ケイシイズのショルダーバッグをスタッズで意匠するオファーは、お客様とご相談の上、裏地を取り外して作業することに…。
狭いポケット口にジグを差し込むのに限界があったのと、解体、再縫製の手間を考えても、一旦裏地を取り外したほうが作業性が良いと判断。
ソフトレザーなので、裏に革芯で補強もすることにした。

画像2/燻し具合にバラツキがあるのをランダムに配置。

画像3/一旦裏地を取り外すことを前提にデザインも再検討。革の端材でサンプル製作。センターにはスワロフスキーのガラススタッズを配置予定。
「洗濯」表示記号を変更、国際規格に沿って41種類に

衣類などについている洗濯する際の注意事項が記された表示が、12月1日から新しい記号に変わります。これまでの記号は日本が独自に定めた22種類でしたが、新しい記号は国際規格に沿った41種類に変わります。例えば、温度に関する表示、これまでは40度での洗濯が良いという意味でしたが、新しい記号では、40度以下なら損傷を起こさないという意味に変わります。この他、全く違う形の記号に変わるものもあれば、新たに定められたものもあります。洗濯表示の記号の変更は、記号が作られた1968年以降、初めてのことです。
消費者庁は、国際基準に統一することで海外との取引がさらに円滑になることを期待しているとしています。
(以上引用)

国際標準に合わせてメリットがあるのは、今までインポート商品の洗濯タグをわざわざ国内向けのものに付け替えていた輸入業者くらいだろうか。
日本の消費者からすれば分類が細かくなって混乱するだけ。
扱いの難しい組成のものは全体から見れば減ってきているはずだし、逆に従来より表示を大雑把にしても良いくらいなんだけど…。
B-10カスタム
先週もバズリクソンズの珍しい白衿B-10をベースにつくりましたが、今回もたまたま同じタイプです。
オセアニアに展開した陸軍航空隊、第5空軍のジョリー・ロジャース(海軍のジョリー・ロジャースとは別物)。
第5空軍のパッチはすっきりしていて秀逸なデザインですが、出隅が多いので、ペイント作業は大変です。
ネームプレート製作・縫い付け
女性のお客様で、ベースはアルファ社のMA-1。
コットン製のネームプレートに指定のロゴを印字し、パッチと共に取り付け。
このMA-1は裏地がレスキューカラーになっていて一応リバーシブルなので、縫い付けの際は下糸にオレンジのフィラメント糸を使って色合わせしております。
植木鉢にハンドペイント…その参
三つ目は直径25,5センチ。
調べたら、直径(外径)3センチ=1号らしい。ということは、8号鉢と9号鉢の間の大きさ?
縁取り部分に白/ピンクで顔料を塗り、サボテンをペイント。