2018年3月

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大人買い
先週、近くの百均で試しに買ってみたカゼイン塗料とクラッキングメディウムが、意外に使えることが判明した。
それで今日、同じ店に出向いたところ、商品棚が補充され、あらたな色も加わっていた。
なにせ専門メーカーの塗料と比較すると、1/3以下の価格なので、ごっそりと買い込んで帰ってきた。
店員さんによると、新商品だけれど、今後継続して販売するかどうかはわからないとのこと。
そりゃま、そうだろうね。普通の水性塗料ほどの需要があるわけないし…。
本日の修理品/オリジナル コインケース
2004年ごろに店内でいくつか製作したコインケース。
本体は柔らかい牛革で、外周りを鹿革でパイピングしました。
鹿革は丈夫な革ですが、さすがに長年の使用で擦り切れているので、取り外して新しい革で巻き直しを行います。
仲春の三ヶ根山・殉国七士廟再訪
昨日、穏やかな天気に釣られ、ドライブがてら三ヶ根山頂に向かう。
いつものように半田市から海底トンネルを抜け、海側からスカイラインにアクセスする市道の入り口に至るが、なんと通行止めになっている。ガードマンのおじさんが立っていて、そのずっと先の道が土砂崩れで通れないとのこと。仕方なく、そこから大きく迂回し、別ルートで入山。はじめて通った道で、途中で出くわした三ヶ根トンネルはかなりの長さだった。
大回りをして、三ヶ根山スカイラインに到達。料金所を通過して頂上に到達するまでにけっこうな時間がかかった。
参拝後、Iさんの休憩所に立ち寄り、食事。
帰りは片原温泉へ下るルートを通って帰着。

画像1/岸信介元首相が揮毫した殉国七士廟の巨大な石柱。

画像2/有志の方々の手で、美しく手入れされた廟周辺。

画像3/昨日は気候も穏やかで、山頂からの見晴らしも素晴らしかった。
官僚の文書「書き換え」疑惑に“前例”民主政権時代に発覚も「減給処分」のみ

財務省の決裁文書「書き換え」疑惑の“前例”といえる違法行為が、民主党政権の2010年に発覚していた。厚労省東北厚生局の職員が、情報公開法に基づき開示した文書を改竄(かいざん)し、減給の懲戒処分を受けたのだ。当時、菅直人内閣の長妻昭厚労相は記者会見で謝罪したが、辞任はしなかった。
改竄されたのは、東北厚生局が、福島県内の柔道整復師の養成専門学校に対して行った実地調査結果に関する文書。07年に開示請求を受けて公開する際、職員は文書から《未承認のカリキュラムで行っていたため、学則上での授業時間の不足が生じることになる》などと指摘した部分を削除し、一部の行政文書を別の文書に差し替えたとされる。
長妻氏は10年6月、処分時の会見で「民主主義の根幹である情報公開制度であってはならないことが起き、おわびする。厳重に再発防止に努める」と述べた。引責辞任はしなかった。
(以上引用)

今回はブーメランが帰ってくるのが早いな…。

野党、政府批判強める=「内閣総辞職を」―森友文書

野党各党は12日、財務省が学校法人「森友学園」に関する決裁文書の書き換えを認めたことを受け、政府への批判をさらに強めた。
倒閣を目標に、安倍晋三首相の政治責任を厳しく追及する方針だ。
立憲民主党の福山哲郎幹事長は12日午前、国会内で記者団に「国会審議の信頼と前提を根本から覆す前代未聞の異常事態だ。政府の責任は極めて重い」と断じた。共産党の小池晃書記局長は「内閣総辞職に値する問題に発展する」と強調した。
(以上引用)

安倍内閣打倒に社運を賭けた朝日新聞の大げさな報道に乗っかる野党。
こんなことで国会運営が頓挫し、喜んでいるのはどこの国か。
乗せられやすい有権者が、安倍内閣不支持に傾いているのが残念。


いただきもの
先月、ブライアンセッツァー・オーケストラのコンサートに一緒に出向いたお客様から。
ストレイキャッツ全盛時代のベスト集。
若い頃のブライアンはさすがにほっそりしている。
パッチ縫い付け/モーターサイクルベスト
バイカーであるお客様の旅の記録。
イベントで入手した刺繍パッチをヌメ革ベストに縫い付け。
今回は4枚縫い付けますが、すでに余白が無くなりつつあり、以前縫い付けたパッチに被さる箇所が出てきます。
100均でお買い物…ミルクペイント
近頃、インテリア小物を百均で購入し、それにアンティーク風の塗装を施すのがおばさんたちのブームになっているらしい。
使用する塗料としてはカゼイン(牛乳)を原料とした水性のものがほとんど。アーリーアメリカン家具風の艶なしの仕上がりになる。当店でも什器に多用しているが、この塗料は一部の塗料メーカーのものしかなくて、割高感があった。ところが、先日近くの百均に行ったところ、そのカゼイン塗料が、そのものずばりミルクペイントの名前で販売されているのを発見。
さすがトレンドに敏い百均だけに、おばさん需要を見込んで、塗料までラインナップに加えた模様。
80mlの小ボトルだが、ものは試しで何色か買ってみることにした。ふと見ると、クラッキングメディウムまで置いてある。
合わせて購入し、店内のミラーフレームで試してみたところ、専門メーカーのものと比べても遜色は無い。
百円均一侮り難し!

画像1/専門メーカーのミルクペイントと比較すると、同じ容量で1/3以下の価格となる。

画像2/素地のミラーフレームに試すことにした。

画像3/ビフォー。

画像4/マスキングしてグリーン系で地塗り。乾いたらクラッキングメディウムを上塗り。

画像5/淡いピンクで上塗り。ひび割れが起きて、下地のグリーンが所々顔を出す。
ミッションワイルド
邦題の付け方がいいかげんで、ぜんぜんワイルドな西部劇とは趣が違う。
あのトミー・リー・ジョーンズが監督、主演を兼ねた作品で、DVDを借りてきて鑑賞。
ヒラリー・スワンクやメリル・ストリープ、ジェームズ・スペイダーといった主役級スターを配しながら、全く話題にならなかった地味な作品。
日本人にはピンとこないが、これは西部開拓史を舞台にしたキリスト教の自己犠牲や、目覚めをテーマにしているのだと思われる。
トミー・リー・ ジョーンズ演じる処刑寸前のならず者が、助命と引き換えに精神を病んだ女性たちを護送するトレイルに加わる。依頼主の女性は旅半ばで自死してしまうが、いろいろな障害に出くわしながらも最終的に目的地に到着する。
トミー・リー・ジョーンズは、キリストの処刑と引き換えに命を得たバラバのような役回り。狡くて情けない初老のガンマンを演じ、「ロンサム・ダブ」で演じたウッドロウのような格好良さは全くない。
アクション西部劇を期待する人には全く不向きであると言える。
しかし、宗教的な観方をすれば、多くのシーンが示唆に富んでおり、なかなか余韻のある良作であると言えよう。
スコードロンパッチ完成
今回は台座を別革で制作した334th「ファイティングイーグル」のレザーパッチ。
ジャケットへの縫い付けも考慮して台座の余白もつけてあります。
本日のニュースより
李明博元大統領に出頭要請 収賄疑惑など=韓国検察

韓国のソウル中央地検は6日、100億ウォン(約9億8700万円)以上の収賄疑惑などが持たれている李明博(イ・ミョンバク)元大統領に対し、14日午前に出頭するよう求めた。容疑者として聴取する方針だ。
(以上引用)

権力の座から転がり落ちた途端、石もて追われるのが土人の国の習わし。
一人の例外もなく、長期刑を科されるのがお約束。
本日の修理品/ケイシイズ ビルフォード
使い込まれて美しい艶の出たケイシイズのビルフォード。
コインケースの蓋に付いているバネホックのバネが利かなくなっている状態です。
受けの中に入っている二の字のバネが破損しており、これを取り外して打ち換えします。

画像2/バネが破損している状態のホックと交換用の新品パーツ 

画像3/破損したホックは削って取り外し。
スコードロンパッチ鋭意製作中
前回と同じ334th「ファイティングイーグル」のスコードロンパッチを、違う手法で製作。
絵柄部分と背景を別々に作り、縫い合わせる。
ベースのヌメ革は、出来るだけ薄く漉いて使用。
名著であるため、ご紹介
『悪童殿下』工藤美代子著 幻冬舎

工藤美代子さんの人物伝はほとんど読んでいるが、これは女学生時代から接点があり、直接インタビューする機会もあった「髭の殿下」こと寛仁親王殿下についてのオマージュ。
とにかく型破りな皇族として、メディアに取り上げられることが多かった寛仁親王殿下。
学生時代から酒にタバコ、応援団長として他校の学生と殴り合うなど、およそ「宮様」のイメージとはかけ離れた生活から、成人後の命を削っての福祉活動への取り組み、長年にわたるガン闘病、家庭問題まで、著者との信頼関係によって明らかにされたエピソード満載。
軽妙洒脱な愛すべき人物であり、一方で、一般人が想像できないほどのストレスにさらされた生涯でもあった。
戦後皇族方の意外な日常も垣間見ることが出来る一冊。
D・E・OSCARの現在
ファニー直営のメキシコ工場で製作されるオリジナルブランド「D.E.オスカー」。
バックルやペンダント、リング、コンチョ等、スターリングシルバーを鍛造で成型し、鏨でカービングを施した素晴らしい商品を展開しています。
それが昨年末より、残念ながらメキシコ(人)特有の事情により、生産ラインがストップしております。
いずれ再開の運びとなるでしょうが、なにせメキシコ(人)のことですから予断を許しません。
店頭商品もフォローがきかないままの状態ですが、生産再開まで今しばらくお待ちください。
梅春
今年は寒さが長引いたせいで、ずいぶん遅い開花。