お客様の御要望で、バックストラップの位置を付け直して納品します。
この製品は1920年代のワークパンツを模したデザインで、背中心のベルトループ位置に重なるようにバックストラップ(尾錠)が取り付けられています。ベルトループが付いていても、尾錠が邪魔をして事実上ベルトが使えないデザインになっています。もともとこのタイプの尾錠は、バックルに付けられた二本ピンが生地を貫通してしっかり留まるようになっているのでベルト不要なのですが、PL法(製造物責任法)の関係で、現在ではピン付きの尾錠が使えません。ピンなしの尾錠ではすぐに緩んで収まりが悪いため、ベルトを装着出来るように尾錠位置を下にずらす作業をおこないます。
ちなみに、20年以上前のシュガーケーン製品ではピン付きの尾錠が使われていました。
画像1/ビフォー。
画像2/移動して同色の綿糸で縫い付け。
画像3/アフター。