2010年3月

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ストレイキャッツ風?カスタマイズ
せっかくの週末に雨が続きますが、花粉の飛散量が少なくて、その点は助かります。
さて、ホームセンターで売られていたチープなアルミのパイプ椅子にちょっと手を加えてみました。
ペラペラのビニールのシートとパットをフリース素材のヒョウ柄に張り替えです。
生地は衣料用のサンプル反として購入したままストックになっていたものを使ってみました。
ロカビリーな仕上がりで、市販のパイプ椅子とはずいぶん印象が違うと思いますがいかがでしょうか?
サンサーフ(SUN SURF)ハワイアン
寒暖の差がはげしい今日この頃ですが、店頭には春を飛び越して盛夏の商材が入荷しております。夏の定番アイテム、ハワイアンシャツをご紹介します。
サンサーフで展開するハワイアンシャツは、レギュラーラインとスペシャルエディション、さらにはケオニ・オブ・ハワイと三つのラインに分かれています。
その違いを簡単にご説明しますと、まずボリュームゾーン向けのレギュラーラインは、基本的に同型のボディに様々な生地をあて込んで生産する体制で、安定した品質とサイズ展開、10000円前後というコストパフォーマンスを実現しています。
そしてスペシャルエディションは、東洋エンタープライズがサンプリングした膨大なビンテージコレクションの中からの復刻品ということで、各々のデザインごとに型紙製作からおこなっています。したがってシルエットも、縫製仕様も個々に異なっています。コストアップの分だけ、価格も高くなります。
ケオニ・オブ・ハワイは、一歩進めて創作的な(作品)という意味でのハワイアンシャツを追求しており、デザイナーの感性を取り入れたものづくりに重点を置きます。
当店ではケオニを除く、レギュラーとスペシャルエディションを毎年展開しております。
当H,Pでは、容量の問題もあってスペシャルエディションしかご紹介しておりませんが、店頭ではレギュラー品も相当数あつかっております。
ここ20年程で、すっかり市民権を得たかのようなハワイアンシャツ。
昔の、チンピラ&ヤンキー御用達イメージはすっかり無くなり、最近は普通の人がサラリと着こなせるアイテムになりました。
デニムやチノとも相性が良く、コーデュネートの幅も意外にひろく、着回しもききます。
まだお持ちでない方も、一度トライしてみてはいかがでしょうか?
ショルダーバッグ完成しました。
蓋の部分の革は茶系のスムースレザーと、濃茶のシュリンクレザー(牛革を薬品に付けて縮ませた加工革)の二種類を使い、各々2個ずつ出来上がりました。後ほどBAGのページにUPします。
価格はスムースの方が13440円、シュリンクの方が14490円です。
今後も革のバリエーションを増やして、少ロットで製作を続けていきます。
本日の修理品
これもよくあるケースです。
ポケット口の部分でダブルステッチがほつれ、袋布が破れて口を開けています。
放っておくと穴が広がってきますから、裏から綿のテープを当てて補修します。
袋布のスレキ生地自体がダメになっている場合は、袋布ごと新品で作り直すことも出来ますが、リベットも全部外して前身頃を解体することになるので大変です。
今回は当て布の対応で充分です。
工賃1000円也。

デニム製品のリペアについて、電話やメールで料金、納期等お問い合わせをいただくことがありますが、以下の点をあらかじめご了承ください。

*料金について
修理品の状態は千差万別ですので、正確な金額は店頭で見積もってみないとわかりません。目安としては、カケツギで裏打ちする場合は一カ所2500円以上になります。小さな穴でも生地が薄くなっている場合は、お客様の想像以上の範囲を裏打ちするケースが多いです。

*納期について
可能な限り迅速、丁寧を心がけておりますが、人手もスペースも限られた中で対応しておりますので、いつでもすぐに対応出来るわけではありません。また、たて込んでいる時期には、当然ながら自店で販売した商品を優先的に扱います。

*リペアをお受け出来ないケース
洗濯されていない製品の汚れ、ほこりは機械の故障原因となりますので、洗い上がりの状態以外はお受けしかねます。
コロニル・ディアマンテ
天然のシダーウッドオイルを抽出した最高級の保革クリームです。
過日、TVショッピングを観るともなく観ていたら紹介されていました。

司会者が、用意されたヨレヨレの古靴、バッグを前に、
『こんな状態でも、このディアマンテをさ〜っと一塗り、磨き上げるとほ〜ら、ご覧下さい!』
ピカピカと光り輝く中古品を前にタレントが、
『すご〜い!びっくり〜、信じられな〜い』
(私)…おおげさに言うなよ!インチキくせ〜よ。
つづけて司会が
『今回、このドイツ生まれのディアマンテを数量限定でお届けします。お値段、驚きの2625円!!!』
タレント『えぇ〜っ!!!私も欲しい〜♡』
(私)…なんだ、定価じゃねえかよ!限定とか言うなバカ!

ちなみにこのディアマンテ、当店の店頭では常時販売しております。
実際、伸びも良く、皮革用クリームとしての品質は最高です。
お値段、定価の2625円!
本日の修理品
レディースのパンツ2本の裾上げのご依頼です。
セレクトショップ系の商品だと思いますが、1本は綿100%、もう1本はポリウレタン混のいわゆる伸び伸びジーンズです。この伸び伸びのほうは、なかなか扱いづらい素材で、キレイに仕上がりにくいものです。裾線をハサミでカットし、機械で三ツ巻きにしていくと横伸びてしまい、仕上がりがヨレヨレになりやすいのです。出来るだけテンションをかけずに縫っていきますが、どうしてもヨレた感じが残ってしまいます。あらかじめご説明した上で、作業に入らせていただきました。2本共裾上げの後、裾線にアタリを付ける加工を施して完了です。

それにしてもレディースのジーンズは(上代が高くても安くても)素材的には安価なものが多いようです。縫製も、肝腎なところにはあまり手がかかっておらず、必要最低限の工程でつくられています。
やはりデザイン優先で、素材の質や、縫製の良し悪しはあまり問題にならないのでしょう。
メンズのように何年にもわたって酷使されるようなことはまずないのですから当然と言えば当然ですが…