パッチ縫い付け

パッチ縫い付け
大阪市の方からのご依頼です。
A-2とパッチ3点(ブラッドチット、フライングタイガーの胸章、CBIの肩章)は持ち込みで、それに加えて当店のAAF章を右腕に縫い付けました。
CBI(シナ・ビルマ・インドシナ)戦線仕様はマニアの方には非常に人気があります。背中のブラッドチットは縦長のタイプで、ビルマ旗の下に救難要請の文章が書かれています。通常左腕に縫い付けるAAF章は、この仕様に限っては右腕に付いていることが多いのでそれに準じました。左腕にCBI章、左胸には飛虎のパッチを縫い付けます。
最近はフライトジャケットのパッチを専門に製作している業者さんも多く、ネットで簡単に購入出来ます。しかし縫い付けには対応していないケースがほとんどのようで、当店にお持ち込みになるケースが増えています。
つくりはピンからキリまでありますが、縫い付けることを考慮せずに作られていることも多くて、非常に柔らかくて伸びやすい腹の部分の革が使われていたり、縁ギリギリのところに段差があってミシンの送り歯がかかり辛かったりします。革が2枚合わせになっているものもありますが、接着剤のねばりが強くて抵抗になり、ミシンの針が進んでいかないこともありました。
いつもすんなりとはいきませんが、遠方からもご依頼いただけるのですから有り難いことです。