B-15CとMA-1

B-15CとMA-1
今日は女性オーナーのご希望で、B-15C(モディファイド)のオリーブグリーンに当店で製作したパッチを縫い付けました。第8空軍の8にドラゴンが絡んでいる、ローカルメイドのパッチを元に製作しました。ちょっとなごみ系です。
ところで、B-15C(MOD)と、後継のMA-1(その間にB-15Dもありますが)の大きな違いは色(B-15C/オリーブまたはネイビー MA-1/セージグリーン)とジッパー等の付属関係ですが、縫製の仕様にも大きな違いがあります。両方をお持ちの方はおわかりでしょうが、着用感が全く違います。両方共に中綿にウールパイルが入りますが、B-15Cでは袖口と裾線をとじるとき、表地と裏地でリブで挟み込みますが、中綿は縫い込まずに浮いた状態(ふらし)で始末します。それに対してMA-1では中綿も同時に縫い込みます。これによって縫い代部分が張り出してガッチリしたフォルムになります。MA-1の方がしゃちこばった感じになるのはこのためです。この方が戦闘服らしいといえばらしいのですが、街着としてさらりと着るにはB-15系の方がなじみやすいかもしれません。このへんは好みが分かれるところですね。