ジグザグミシンベルト切れ

ジグザグミシンベルト切れ
1980年頃まで生産されたブラザーのジグザグミシンを使用中、急に作動がおかしくなったと思ったら、本体とモーターを繋ぐベルトがプチンと切れた。
もうこうなると作業はストップしてしまう。プーリーの小さいこのミシンは、手回しで縫うことが困難なのだ。当店ではそれほど使用頻度の高くないミシンで、主にデニムのパッチワークで使っている。ヘッドが左右に首を振りながら下糸をとらえて縫い進めていく構造。20年位前に中古で買ったものだが、購入したミシン屋さんはとっくに廃業しているので、ネットで適合するベルトを見つけるしかない。
ちなみに、ミシンは大まかに分けると家庭用、職業用、工業用とあり、これは所謂職業用ミシンで、小型ながら鋳物製のセミプロ用のもの。工業用ミシンのように縫製工が一日中使っても壊れないような頑丈さはないが、たまに使う分には機械的な故障はまずない。一方で家庭用ミシンは多機能なものが多く、一台で様々な縫い方が出来るが、あくまで家庭用。軽量化のためプラスチックパーツを多用していて、モーターも非力で耐久性が低い。コンピューター制御のため、故障したら修理ではなく買い替えになるケースが多い。
稀に趣味でミシンを買って作業をしてみたいという方がいるが、新品の家庭用ミシンを買うより、程度の良い中古の職業用ミシンの購入をお薦めしている。