良書であるため、ご紹介
『昭和激流・四元義隆の生涯』金子淳一著 新潮社
本書は血盟団事件の首謀者であり、戦後政界の黒幕として絶大な影響力を誇った四元義隆氏の生涯を記したものです。
東大在学中に右翼のテロリストとして一人一殺を唱え、殺人罪で下獄、小菅刑務所で8年あまり服役した四元氏は、太平洋戦争直前に出所します。近衛首相を補佐し、陸軍の暴走に対抗しますが戦端はひらかれ、敗戦。日本再興のため文字通り身体を張って東奔西走する氏の生涯は、壮大なドラマそのものです。本書には氏と関わりのあった著名人がたくさん登場しますが、そうした人々の横顔、裏面も垣間みることが出来ます。
読了したあとに感じる爽やかさは、四元氏の徹底して無私な求道者としての姿勢、捨て石を覚悟した憂国の志によるのでしょう。
歴代総理の指南役、右翼の大立て者といわれる男の生涯は感動に満ちています。
本書は血盟団事件の首謀者であり、戦後政界の黒幕として絶大な影響力を誇った四元義隆氏の生涯を記したものです。
東大在学中に右翼のテロリストとして一人一殺を唱え、殺人罪で下獄、小菅刑務所で8年あまり服役した四元氏は、太平洋戦争直前に出所します。近衛首相を補佐し、陸軍の暴走に対抗しますが戦端はひらかれ、敗戦。日本再興のため文字通り身体を張って東奔西走する氏の生涯は、壮大なドラマそのものです。本書には氏と関わりのあった著名人がたくさん登場しますが、そうした人々の横顔、裏面も垣間みることが出来ます。
読了したあとに感じる爽やかさは、四元氏の徹底して無私な求道者としての姿勢、捨て石を覚悟した憂国の志によるのでしょう。
歴代総理の指南役、右翼の大立て者といわれる男の生涯は感動に満ちています。