トンプソン木部再仕上げ

トンプソン木部再仕上げ
先月、ディスプレイの配置替えの際に、ミリタリーつながりでバズリクソンズのウエア近くに移動したトンプソンのサブマシンガン。
その内の一丁は、40年ほど前、名古屋のユニモール地下街にあったMGCボンドショップで購入したもの。
ダイキャスト製で、実銃並みに4キロ以上ある。今考えると、よくこんな重いものを手に提げて電車を乗り継いで帰ってきたものだと思う。当時は道路事情も今ほど良くなく、車で名古屋まで買い物に出るという発想自体が無かったのだ。
その後何度か引っ越したが、捨てずに手元に置いていた(実際には捨てるのも難しい!)。長い年月を経て、木製のグリップと銃床には傷が多い。安っぽいニス仕上げもイマイチなので、仕上げ直ししてやることにした。
先日、自宅リビングのテーブルとロッキングチェアを再塗装するのに使った「ワトコオイル」が余っているので、これを使ってやろうと思う。
しっとりした艶と、木目の表情が生きるオイル仕上げの方が、実銃のイメージにも近い。
とりあえず分解し、塗装を剥離するところから…。

画像1/1921年型のトンプソンは、アル・カポネや、ジョン・デリンジャーといった禁酒法時代の悪者の御用達であり、第二次大戦では米軍のみならず英軍も正式採用していた史上最もポピュラーなサブマシンガン。銃弾は、コルト・ガバメントと共用の45ACP。

画像2/画像だとわかりにくいが、小傷が多い。機関部の状態は良好。

画像3/本体から木部を取り外し、メッシュシートをセットしたサンダーで古い塗装を剥離。

画像4/400番のサンドペーパーでさらに磨き。角が丸くなり過ぎないように当て材を利用。