本日の修理品

本日の修理品
このパンツは、お持ち込みになったお客様のお話では1930年代の囚人服だそうです。
ライトオンスのデニムとヒッコリーのコンビネーションになっており、身頃にはSFPD(サンフランシスコ・ポリス・デパートメント?)のステンシル入り。現代のタウンウエアで充分通用するデザインです。古着屋でデッドストックで購入し、洗いこんだが思ったほど縮まず、丈が長いのでカットしたいとの事。裾は広幅の三つ巻きシングルステッチで30番手の綿糸使いです。糸の色合わせが難しいのですが、在庫の糸の中で出来るだけ近いものを選び出し、巻き幅も合わせて仕上げました。
古着屋さんは販売後の修理対応をしているところは少なく、そうした商品が持ち込まれる事は時々あり、当店の業務に支障のない範囲で対応しています。