ビュイック始末記(エキゾースト編)

ビュイック始末記(エキゾースト編)
V8独特のドロドロという排気音はなかなかいいものだが、音量は可能な限り控えめの方が良いと思っている。
大柄なアメ車で、ヘリコプターみたいな爆音で走っているアホをたまに見かけるが、顔を見ると、やはり「アホ」と書いてあるので、こいつらと同列に置かれるのだけはなんとしても避けなければならない。
納車時にエンジンをビッグブロックからスモールブロックに換装したので、排気関係もやり直すことになり、極力、音を抑えるようにリクエストした。けれどアメ車屋の社長は、ひとの話を聞いているのかいないのか、いざ納車されてみるとやっぱりうるさくて、仕方が無いので小さなマフラーを追加で取付けて、長年しのいでいた。
前々回の車検時に、ガレージ井口さんが径の合いそうなDYNO MAXというメーカーのマフラーを探してくれ、音量も抑え気味で良さげなので排気管をカットして溶接してもらった。
ただ、それでも踏み込んだときの音が小さくはないので、排気口のパイプ内径に合わせて旋盤で削り出したアルミのバッフルを取付け、さらに音量を絞ってある。
排気効率も別に問題無さそうで、ちゃんとCDの音楽が聴け、ほどほどにV8の音も楽しめるバランスにおさまっている。