ライダースウォレットのクリーニング&メンテナンス(補足)
昨日の日記の補足です。
レザー製品に適度なメンテナンスは必要ですが、購入直後にレザーオイルをベッタリ塗るのはあまり意味がありません。むしろ革の表面に開いたピンホールを塞いでしまい、通気性が無くなってしまうという弊害があります。湿気が溜まり易くなり、カビの原因になったりもします。
とくにタン色のハンドバスケットやカービングの工程は、
革に水を打って刻印→乾いたら全体にニートラックというラッカーを塗布(凸面保護のため)→凹面に色を入れるためペースト状の塗料を全体にすりこむ→すぐに拭き取り→凸面は塗料が拭き取られ、凹面だけに色が残る→仕上げ剤を塗って凹面の塗料を定着させるとともに全体をコーティング→陰影のあるクラフト完成
という手順で、仕上がり時点で表面は2回コーティングされていることになります。この状態でさらに上からバターのようにミンクオイルなど塗っても意味無いのです。凹面にオイルのロウ質が残って白くなることもあります。
ということで、新品購入後、半年以上はそのまま使っていただけると思います。
メンテナンスが必要な段階になっても、出来るだけ薄く伸ばして一定の脂質を加えてやる程度で十分です。当店では、メンテナンス用には伸びが良く塗り易いコロニル社のものをおすすめしています。
レザー製品に適度なメンテナンスは必要ですが、購入直後にレザーオイルをベッタリ塗るのはあまり意味がありません。むしろ革の表面に開いたピンホールを塞いでしまい、通気性が無くなってしまうという弊害があります。湿気が溜まり易くなり、カビの原因になったりもします。
とくにタン色のハンドバスケットやカービングの工程は、
革に水を打って刻印→乾いたら全体にニートラックというラッカーを塗布(凸面保護のため)→凹面に色を入れるためペースト状の塗料を全体にすりこむ→すぐに拭き取り→凸面は塗料が拭き取られ、凹面だけに色が残る→仕上げ剤を塗って凹面の塗料を定着させるとともに全体をコーティング→陰影のあるクラフト完成
という手順で、仕上がり時点で表面は2回コーティングされていることになります。この状態でさらに上からバターのようにミンクオイルなど塗っても意味無いのです。凹面にオイルのロウ質が残って白くなることもあります。
ということで、新品購入後、半年以上はそのまま使っていただけると思います。
メンテナンスが必要な段階になっても、出来るだけ薄く伸ばして一定の脂質を加えてやる程度で十分です。当店では、メンテナンス用には伸びが良く塗り易いコロニル社のものをおすすめしています。