ライダースウォレットのクリーニング&メンテナンス

ライダースウォレットのクリーニング&メンテナンス
昨日下取りさせていただいたFUNNYのバスケット・ウォレットのクリーニング&メンテナンスをしています(当店は衣類商として古物営業・買い取りの許可をもっています)。
かわりにお客さまには熟考の上、最高クラスのウォレットをお買い上げいただきました。
さて、かなり使い込まれたこのウォレット、当店のメニューにしたがって細部まで一通り手を入れます。まずネジ留めされているコンチョ、ドロップハンドルを外します。この段階でネジ、スナップのキャップ、ナスカンが傷んでいれば組付けのときに新品交換しますが、今回は交換不要でした。シルバーのコンチョは小キズが目立つのでバフがけすることにします。本体は、内側ポケットの裏面の仕上げの糊が剥がれて毛羽立っていますので、あらためてヘラでペースト状の糊を打って、ガラス片で磨きこみます。キーホルダーも同様に裏面を仕上げ直します。表面のバスケット彫りの部分は、まずBALMで汚れ落しをしますが、バスケットの場合は凹面がありますので、歯ブラシを使用します(色焼けと、デニムの色が移っている部分は元にはもどりません)。その後、全体にコンディショナーを塗って仕上げます(革が枯れかかっている場合はフットオイルを使用しています)。
リフレッシュされ、程よく使い込まれた革の味わいが出て、とても良い雰囲気です。
FUNNYの製品は元々のつくりが良いですから定期的なメンテナンスで長くお使い頂けます。