本日の修理品/リーバイス ビンテージ70505

本日の修理品/リーバイス ビンテージ70505
70505のビッグEの実際のリペア。
ほとんどのパーツの縫い合わせにチェーンステッチ(環縫い)が使われており、摩擦で糸切れを起こしています。
切れたところからは縫い始め方向に向かって糸が抜けていきます。
補修の仕方は様々ですが、当店では、糸切れした部分の上から綿糸で地縫いしています。
地色に近いブルー系の麵糸を使いますので、手を加えていないように見えますが、これで充分な強度が保てます。
これがチェーンで糸切れしたところを再度チェーンで縫い直すとなると、残った糸をすべて抜いてからの作業になります。ジャケットは二本針巻き伏せでチェーンステッチされている箇所も多く、元通りの再縫製は困難です。

画像1/ビフォー。

画像2/綿100パーセントのカタン糸。ちなみに大多数のリフォーム業者さんでは、化繊糸を使用しています。

画像3/アフター。画像では分かり辛いですが、リペア済みです。