本日の修理品
2001年頃まで生産していたシュガーケーンの3RDモデルです。当時はラインナップにノンウォッシュ(20790円)しかなく、レア生地からはき込んでいただいたものですが、素晴らしいタテ落ち感です。このモデルは現行のスタンダードモデル生産開始とともにフェードアウトしましたが、力織機で織ったゴリゴリした触感が非常に良かったと思います。旧式の力織機は生産効率が非常に悪く、生地幅がわずか70センチほどで、織れる長さも一台の織機で一日2反(100メートル)程度ということで、国内では主に岡山県で生産されています。糸のテンションがきちんと引き揃わなかったり、ネップ(糸のかたまり)があったりしますが、それがデニム本来の味わいとなり、非常に魅力があります。一方現在主流の高速織機は生地幅もW(148センチ)があたりまえですので、生産性が全く違いますね。シュガーケーンのジーンズはラインナップも多くなりましたが、いまだに力織機にこだわったアナログ生産を続けています。
さて、このジーンズは以前に股ぐりと膝とポケットの修理をしていますが、今回は前立て横の穴開きを塞ぎ、崩れてしまったボタンホールを修復しました。これでまたしばらくははいていただけるのではないかと思います。
さて、このジーンズは以前に股ぐりと膝とポケットの修理をしていますが、今回は前立て横の穴開きを塞ぎ、崩れてしまったボタンホールを修復しました。これでまたしばらくははいていただけるのではないかと思います。