ジーンズ裾上げ

ジーンズ裾上げ
持ち込みでチェーンステッチでの裾上げ依頼。
リーバイスのテーパード505で、工場出しでシングルステッチされているものを、チェーンステッチで丈詰めします。
強度を持たすために内側のシームが二本針ミシンで巻き伏せ縫いされており、その部分が厚く(巻き伏せで4枚×三つ折り=12枚)なっているので、地縫い(シングルステッチ)での縫製のほうが望ましいのですが、あえてチェーンでというご要望です。ちなみにビンテージ系ジーンズでは、ほとんどインシームは縫い代を片倒ししているので、ここまでの厚みになることはありません(片倒しで3枚×三つ折り=9枚)。
何が問題かといえば、穿いているうちにインシームで糸切れしやすいので、チェーンステッチの場合はそのまま糸が縫い始めの方向に滑脱することが多いのです。