バズリクソンズ、初期のM品番、B−15Cの修理品が入りました。
左ポケット口の玉縁端が裂けて中綿が見えている状態です。スナップ釦をはずす時に負荷がかかって縫い代部分の生地が裂けてしまったようです。
縫い代が無くなっているケースでは元通りに修復することは困難です。
またポケット口は表生地を裁断して最初の工程でつくりつける部分ですから、ある程度解体しないと手を入れられません。
今回は玉縁をミシンで修理するとともに、スナップ釦の下側を新品で打ち直しますが、その際には大きめのスペーサーを噛ませて、引っ張られたときに一点に負荷がかからないようにします。