ファニー今昔

ファニー今昔
資料として残している、25~30年くらい前のファニーの総合カタログ。
日本のウエスタンカルチャーを牽引する代表的なメーカーの貴重な当時のカタログ。この当時の主力商品はインポートのウエスタンブーツ、アクセサリー類で、顧客の中心層は、西部劇をリアルタイムで観てきた人達(団塊世代)だった。自社生産するレザー製品は、モカシンやベルト、ビルフォードなどがあったが、バリエーションも多くはなく、現在とは比較にならないくらいの規模だった。それでもインポート製品よりもクオリティの高い仕上がりで評価を得て、着実にシェアを伸ばしてきたのだ。今現在、ファニーと言えば、一般の方にはインポーターとしてのイメージはなく、メーカーとして認知されている。
ちなみに私は、大阪でサラリーマンだった頃、ナビオ阪急にあった直営店に顧客として通っていた。
このカタログで紹介されている荒本本社の様子は今とほとんど変わらない。

画像2/見開きページは国内製造のオリジナル商品。左ページ上のクラッチバッグは既に廃番。タバコポーチも喫煙者の減少で生産を減らしている。ビルフォード、ウォレットは、現在とは比較にならないくらいバリエーションが少なかった。

画像3/左ページはインポートの雑貨類。右ページは現在も変わらない荒本本社の様子。

画像4/本社ロフト部分のかなりのスペースを占拠しているFRPのブーツは、後に引っ越し便で愛知県に運ばれ、当店の看板として日の目を見た(→現在ポケモンスポット)。