栃木レザーのベジタンを使ったギャリソンベルト。
元のライトブラウンの染めは退色し、油分も抜けていますので、染め直して保革油で仕上げ直します。
ラッカー系などの顔料仕上げと違い、染め上げたものは必ず色が抜けます。部分的な補修は困難で、全体を再染色することになります。
画像1/ビフォー。かすれた感じも味といえば味ですが、放っておけばひび割れになります。
画像2/アルコール染料を希釈せずに使用し、二回染め。
画像3/コバも毛羽立っているので、糊を塗って磨き直し。
画像4/アフター。仕上げには乳化性のオイルを使用。