ギャリソンベルト、リボーン!

ギャリソンベルト、リボーン!
昨日サドルレザーのウエスタンベルトの染め直しをご紹介しましたが、今回は別のベルトでの裏面の糊の打ち直しです。
一枚革のベルトは、裏面の毛羽立ちを抑え、スムーズに脱着できるよう、水溶性の粉末糊(グリコール酸ナトリウム)を塗って磨き込みして仕上げられています。ベルトに限らず、バッグや財布などでも、まともな製品であれば裏面は糊打ちされています。
ただし永久に保つものではなく、使用に伴って剥がれ落ち、数年経つと毛羽立ってきますので、同じ工程で仕上げ直しいたしました。
ちなみにこの革帯は先染めのアメリカンラティーゴで、何年お使いいただいても表面の退色はありません。

画像1/ビフォー(手前が裏面)。

画像2/ゲル状の糊を塗る。

画像3/半乾きの状態で、樹脂製のコバ磨きで磨き上げ。

画像4/側面もコバ磨きの溝で磨く。

画像5/アフター。