J.L.クームス改

J.L.クームス改
自前のクームスのリングブーツは、不具合があってあまり履いていなかった。
厚い一枚革を縫い合わせて作るモカシン製法のブーツで、ソールも頑丈なものが取り付けられており、一見履きやすそうな印象。
問題は、サイドに付いたダブルリングでストラップを固定して履くのだが、このストラップが歩き出して数歩で緩んでしまい、全く用を為さないのだ。
甲革の左右には深く切り込みが入っており、ストラップが効かないと足の動きに付いてこず、サンダルよりも歩き辛い。
ダブルリングがツルツルしすぎているのがダメなのかと思い、メッキの表面をサンドペーパーで荒らしてみたが、結果は同じだった。
デザイン重視で実用性を考えておらず、ムダに高額なアメリカブランドの一例。
仕方ないので、ストラップの上下にベルクロを縫い付け、ダブルリングを通した位置でしっかり固定できるようにした。