名著であるため、ご紹介
『テレビは見てはいけない』苫米地英人著 PHP新書
サブタイトルが「脱・奴隷の生き方」となっており、日本のテレビメディアが、いかにに国民大衆を洗脳し、隷属させてきたかを論じている。
この天才科学者は、昔から言うことが壮大すぎて現実味が無く、やたら聞きなれない英単語を連発するので敬遠してきたが、タイトルに惹かれて読んでみた。
テレビメディアが、人間の視覚情報に映像で訴えかけ、巧みに心理操作していく手法を科学的に説明するくだりは面白い。日本では戦後ずっと、テレビメディアの取り上げるものこそ「価値」があり、テレビ報道こそが「真実」であると思い込まされてきた。
後半からは、なんだか自己啓発書みたいになってきて、平均的日本人の価値観自体にも批判的。
この人は脳科学者としてオウム信者の脱洗脳にかかわり、江原某らテレビメディアを利用した詐欺師たちを厳しく批判してきた。洗脳のメカニズムを説き、警鐘を鳴らしてきた。そういうところでは実績が大きい。
しかし、いささか言動が突飛で、なかなかついていけない。
熱烈な支持者もいるみたいだけど、この(脱洗脳のスペシャリスト)に傾倒する人は、たぶん体質的に洗脳にもハマり易いんじゃないかと思う。
サブタイトルが「脱・奴隷の生き方」となっており、日本のテレビメディアが、いかにに国民大衆を洗脳し、隷属させてきたかを論じている。
この天才科学者は、昔から言うことが壮大すぎて現実味が無く、やたら聞きなれない英単語を連発するので敬遠してきたが、タイトルに惹かれて読んでみた。
テレビメディアが、人間の視覚情報に映像で訴えかけ、巧みに心理操作していく手法を科学的に説明するくだりは面白い。日本では戦後ずっと、テレビメディアの取り上げるものこそ「価値」があり、テレビ報道こそが「真実」であると思い込まされてきた。
後半からは、なんだか自己啓発書みたいになってきて、平均的日本人の価値観自体にも批判的。
この人は脳科学者としてオウム信者の脱洗脳にかかわり、江原某らテレビメディアを利用した詐欺師たちを厳しく批判してきた。洗脳のメカニズムを説き、警鐘を鳴らしてきた。そういうところでは実績が大きい。
しかし、いささか言動が突飛で、なかなかついていけない。
熱烈な支持者もいるみたいだけど、この(脱洗脳のスペシャリスト)に傾倒する人は、たぶん体質的に洗脳にもハマり易いんじゃないかと思う。