暗黒街

暗黒街
予備情報なしにタイトルだけ見て借りてきた久々のイタリア映画。
これが意外にも完成度が高くて楽しめた。
ベルルスコーニ元首相が絡んだ汚職事件がヒントになったフィクションだが、いかにもイタリア社会ではありそうなストーリー。
カジノ誘致のために暗躍する与野党の大物政治家、利権に食らいつくマフィア、バチカン関係者、女衒、娼婦、ジプシー等々、キャラクターが多いが、関係性はわかりやすく整理されていて、全員が悪党。
映像は耽美的で、音楽も良い。
なかなか凝ったつくりで、娯楽作品としては観て損はない。