本日のニュースより

「半年給与なし。仕事保証なし」京都・西陣織職人の「弟子募集」はブラックと言えるのか

伝統工芸の職人と弟子の関係は「ブラック労働」にあたるのか――。
京都の西陣織職人がツイッターで弟子を募集したところ、その求人条件が「ひどすぎる」としてインターネット上で批判を浴びる騒動があった。
実際、今回問題となった募集ツイートでは、「最初の半年間は給与が出ない」「その後の仕事も保証できない」などと説明していた。
(以上引用)

もともと徒弟制度で成り立っているような機屋業界に、最初から一人前の給料や、社会保障を期待するのは無理がある。
「ブラック」なんて言葉が定着するずっと前だが、私の知人(機屋とは業態が違うが…)で、採用した見習いを半年以上無給で使っていた経営者がいた。
使う方は、何一つ出来ない小僧に、時間を割いて一から教え込んでやるんだからあたりまえという感覚であった。
結果的に、そのガッツのある見習いはモノになり、特殊な技能職として一人前になっている。
めでたし、めでたし。
このように、使うほうも使われるほうも納得ずくならオーライじゃないか。
視点を変えれば、たいして役にも立たない技術系の専門学校に通うのだって学費が要る。
それを思えば、タダで技術を習得できるのだから、手弁当でもありがたいと思えと言ったら言い過ぎだろうか…。