本日の修理品 バズリクソンズ A-2

本日の修理品 バズリクソンズ A-2
今回は袖リブの穴あき補修なんですが、虫食いや着用時に擦り切れたわけではなく、メンテナンスによって逆に傷つけてしまったという残念なケースです。
ウールの表面にできる毛玉を取るために、お客様が市販の電動毛玉取りを購入して使ってみたところ、刃が編地をブチブチ切ってしまったということです。4箇所が糸切れしており、そのうち1箇所は3列切れているので元通りの修復は困難ですが、これ以上穴が拡がらないように手作業でカケツギをおこないます。
電動毛玉取りは安易に使うと悲しい結末になります。糸の細いニットパーツには使わないほうが無難でしょう。
…お気を付けください。

画像2/ワックス仕上げの馬革は着用皺が刻まれ、アタリが出始めていて素敵です。