中日VS読売

野球の話ではなくて、新聞拡張団の仁義なき戦いの話。
当店のお客様で中日新聞の販売店を経営しておられる方がいる(ちなみに当店は産経新聞を購読)。
長年地元の市場を朝日新聞と二分するかたちで盤石経営だったが、今年に入って関東から鉄砲玉のような読売新聞の拡張団が入り込んできて、ローラー作戦で強引な顧客開拓を行い、相当頭に来ているということだった。
乗り換えに応じる客には生活用品の配布はもちろんのこと、金券を配布して事実上6ヶ月間、月1000円の値引き。しかもそのときのセールストークで(6ヶ月後に気に入らなければ中日新聞に戻してもらってもかまわない。その際は中日新聞も必ず同等のサービスに応じるから損はないですよ)と、いいかげんなことを言い、真に受けた既存のお客さんから解約の電話が相次いでいるという。
さすがインテリが書いてヤクザが売ると言われるだけあって、末端での販売競争はえげつない。
中日と読売では報道のスタンスがだいぶ違うが、新聞拡張団は新聞なんか読まないような人ばっかりなので、内容の違いをアピールすることは絶対に無く、ひたすら値引きとつまらないオマケでゴリ押しする。
当節新聞の購読層は減っていく一方なので、再販制度にあぐらをかいていられるはずもなく、すでに消耗戦の時代に入ったと言えよう。
個人的には、日本人の精神に毒をタレ流し続けてきた朝日新聞社が熾烈な販売競争に破れ、経営破綻するのが待ち遠しい。