レ・ミゼラブル

レ・ミゼラブル
ミュージカル映画というのにはあまり興味が無く、ほとんど観たことがなかった。
この作品は評判が高かったので、たまにはいいかということで今回家族連れで劇場鑑賞してみた。
それが以外にも冒頭の迫力ある船着き場のシーンから引き込まれ、最後までダレる亊無く楽しめた作品であった。
ほとんど歌で繋がれた3時間近くの長い映画だったが、適度に緩急があり、たくさんの登場キャラクターも巧みに描き分けられ、わかりやすく物語りが進んでいく。
ジャン・バルジャン役のヒュー・ジャックマンの圧倒的な声量は胸に迫ってくるものがある。ラッセル・クロウもこの古典的作品の敵役をきっちり演じきっている。アン・ハサウェイが感情を絞り出すように歌う「夢やぶれて」はスーザン・ボイルが歌ったことで良く知られている曲だが、この女優さんの歌は期待以上に素晴らしかった。
こういった作品は自宅鑑賞ではなく、劇場で観てこそと思わせる大作だった。