店長日記

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ジーンズ&ワークパンツ裾上げ
持ち込みでジーンズとヒッコリーパンツの裾上げ依頼。
其々詰める寸法が少ないため、縫い代を確保するために三巻きされている裾線を解体します。
解体とプレスが伴うため、料金は1500円+500円(税別)となります。

画像1/ヘビーオンスのデニムとヒッコリー。ビフォー。

画像4/アフター。デニムはチェーンステッチ、ヒッコリーは広幅三巻きシングル。
A-3メカニックキャップ ペイント開始
関東のお客様のオーダーで、バズリクソンズのメカニックキャップの鍔の裏側にペイントを入れます。
ステンシルを作って吹き付ける手法も検討しましたが、狭いスペースに小さく沢山描き入れるので、細筆で手描きすることにしました。
バックペイントの応用ですが、ヘリンボーン生地なので、塗料が染み出さないように粘度を調整しながら行います。
まずは下描きから…。
バックペイント完成
日本陸軍の肆式戦闘機(疾風)のバックペイント完成。
レイアウトはオーダー主様からいただいた画像を元にし、ディテールは別のお客様からお預かりした資料を参考にさせていただきました。

*本日(3日)は祭日のため、営業いたします(AM11:00〜PM8:00)。
本日の修理品/シュガーケーン フィクションロマンス ジーンズ
ビンテージウエアのディテールにに拘ったフィクションロマンスのシリーズ。
このパンツにはデッドストックの「フックレス」ファスナーが装着されています。
「フックレス」は、引手の裏側にピンが出ており、ファスナーを上げて引手を戻したときに、そのピンでスライダーをロックして、勝手に開かないようになっているのです。
そのピンが摩耗して、ロックできない状態になったので、お持ちになりました。
問題個所は引手だけなのですが、ファスナーごと交換となり、デッドストックだけに入手困難です。東洋エンタープライズにはストックがあり、交換は可能なのですが、弊社の担当に見積もりさせたところ、ファスナー+交換工賃で12000円(税別・送料別)という鬼みたいな値段でした。
お客様のご予算もあり、同じデッドストックと交換してもいずれ同様の症状が出そうなので、当店に在庫していたYKKの真鍮製ファスナーをカットして流用しました。

画像1、2/ビフォー

画像3/上前立て、下前立てを解体、ファスナーが挟み込まれている腰帯の先端も解体します。

画像4、5/アフター。今回のファスナー+交換工賃は3000円(税別)

*明日(3日)は祭日のため、営業いたします(AM11:00〜PM8:00)。
【速報】レナウン、再建を断念し破産へ

名門レナウン、月内に破産へ移行
5月15日に民事再生法の適用を申請し、再生手続きを進めていた(株)レナウン(TSR企業コード:295833440、江東区)は10月30日、東京地裁より民事再生手続廃止決定を受けた。4週間後を目途に破産開始決定を受ける見通し。
(以上引用)

アパレル業界人として、動向を注視していた。
30年ほど前には、日本一の経営規模だったアパレルメーカー。業績低迷で、中国企業に身売りする羽目になっていた。
現在の大手アパレルといえば、製造を海外委託しているところばかり。


本日のニュースより
初代ボンドのショーン・コネリーさん、死す 90歳…日本のテレビCMにも出演

英BBCによると、人気スパイ映画「007」シリーズの初代ジェームズ・ボンド役などで知られる英スコットランド出身の世界的俳優ショーン・コネリーさんが滞在していた大西洋の島国バハマの自宅で死去した。90歳だった。家族が明かした。死亡日時や死因は伝えていない。コネリーさんは体調不良を訴え、眠っている間に息を引き取ったという。
(以上引用)

「007」役では、英国スーツの着こなしのお手本のようだった。
「アンタッチャブル」でのタフな警官役も印象深い。

…合掌
LIXILが1200人の希望退職者を募集

住宅設備大手のLIXILグループは、1200人の希望退職者を募集すると発表しました。
LIXILグループによりますと、新築住宅の市場が縮小し、事業構造の転換が必要だとして、子会社のLIXILで1200人の希望退職を募るということです。対象は40歳以上で勤続10年以上となる正社員で、全体の7%に当たります。
(以上引用)

元々常滑市の地場産業だった陶器メーカーのINAX(その昔は伊奈製陶だった)が住宅関連メーカー何社かと統合されてできた会社。
旧INAXの工場は今でも地元にあり、当店のお客様も勤めている。
この時期に、40歳以上で自発的に退職を「希望」する人がどれだけいるんだろうか。
本日の修理品/バズリクソンズ スウェット
これは難しいケースで、右肘付近が薄くなって裂けている状態。
カットオフして半袖にするリメイクもご提案したんですが、なんとかそのままの形で補修してほしいとのご要望。
裂け目周囲を接着芯で裏張りして、ミシンで補強のステッチを入れて処理しました。

画像1、2、3/ビフォー

画像5/アフター。
パッチ縫い付け/CWU-36P
CWUの裏地は、ミシンの送りがスリップしやすいため、微調整が必要です。
糸色は、表側はパッチのコバに色合わせし、裏側は裏地の色に合わせています。
バックペイント鋭意制作中
肆式戦闘機のバックペイントは、ベースの国防色に色を重ねて、影や日が当たっている部分のトーンで塗り分けていきます。
各部のディテールを描き込むのはこの後です。
パッチ縫い付け/CWU-36P
次の作業は、CWUをパッチ仕様にカスタム。
両腕、左右見頃に合計7枚のパッチを縫い付け予定。
本日の修理品/ダブルアールエル ジーンズ
左右ポケットの底の穴を塞ぐために解体しますが、ポケット口左右に隠しリベットが打ち込まれているため、そこを残して取り外します。

画像1/穴の裏には薄手のデニムを挟み込んで糊付け。

画像2/接着芯地を圧着。

画像3/底穴の上をタタキで補修。ポケットの飾りステッチの上を目立たないように地縫いして、接着芯地を固定。

画像4/作業完了。
バックペイント鋭意制作中
ミシン作業はひとまず置いておいて、別件のペインティングを…。
レイアウトが決まっている肆式戦闘機のバックペイント。
とりあえずベースとなる国防色を作って地塗り。
大まかに陰影を加えておき、乾燥させます
本日の修理品/ダブルアールエル ジーンズ
ラルフローレンがビンテージラインとして展開しているRRLのジーンズ。
両ポケットの底に穴が開いているので、取り外して補修を行います。
○○リフォームさんからのご紹介案件。
パッチ縫い付け/M-65
難易度の高い部分もありましたが、8枚のパッチを所定の位置に取り付け、M-65のカスタム完成。
オンライン展示会
昨日、インスタ・ライブでおこなわれたダブルワークスの展示会。
この度の武漢肺炎の影響で、アパレルメーカーの4月以降の展示会は次々に休止となりました。ここにきてやっと通常開催されるようにもなりましたが、メーカーによってはこれを契機に従来の展示会による受注方式を改めるようにもなっています。
ディーラーサイトをより充実させて、そこで受注が完結するようにしたり、ライブ配信で企画商品を紹介したりといったやり方が、今後拡がっていきそうな情勢です。
パッチ縫い付け/M-65
無地のM-65フィールドジャケットに、8枚のパッチを縫い付け予定。
短冊状になっているパッチは、あらかじめアイロンでしっかり折り込んでおきます。