店長日記

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A-2カスタム完成
描き上がったレザーパッチをバズリクソンズのA-2に縫い付け。
ネームプレートは先月取り付けさせていただいたもので、今回、レザーパッチを追加注文いただきました。
ジーンズリメイク/ドゥニームXX
20年以上前、オリゾンティ時代のドゥニーム・ダブルエックス。
太めのストレートシルエットですが、お客様のリクエストで大幅なリメイクを行います。
ペニーローファーに合わせ、ワタリを細く詰め、丈は4センチカット。イメージとしてはシュガーケーンのSC42021のようなテーパードシルエット。
幅詰めは、アウトシーム(耳側)は触らずに、インシーム側で行います。
ドゥニーム製品でありがちな、ボタンホールの芯糸抜けも補修します。
スコードロンパッチ完成
ご注文いただいた365bombのスコードロンパッチ完成。
この後、バズリクソンズのA-2に取り付けを行います。

画像1/完成した手描きパッチ。

画像2/向かって左が、資料としていただいた当時物のパッチ画像。今回取り付けるA-2の状態が良いので、ひび割れなどのエイジング加工は行いません。
ebay出品準備中
ebay出品のためのアカウント作成と、決済のための銀行口座への紐づけ等、面倒な作業を知人に丸投げしたのが3月の初めころ。
決済のためにキャッシュカードも必要ということになり、申請して20日ほどでカードが送られてきた。キャッシュカードを作ったのは実に何十年ぶり。前回作ったのは、アメリカへ買い付けに行っていた頃で、レンタカーを借りるために必須だったから。帰ってきてすぐ破棄してしまったし、国内でカードを使ったことは一度もない。
昔のカードといえば、表面にカード番号がエンボス加工してあり、スライド式の複写機で転写するようなものだった。
送られてきた最新のカードは表面に何の記載もないし、有効期限すら印字されてない。ebay決済のために入力する情報は、スマホにカード会社のアプリをダウンロードし、そこから情報ページに入らないと何も確認できない。私のスマホは2018年のアイフォン6で、スムーズに進まなくて難儀した。しかもパソコンからはアクセスできないシステムになっているのだ。
ここまでのところで、とりあえずebayで買い物は出来る段階。
販売のための「ペイオニア/外貨受け取り」の登録まであと少し…。
ネームプレート制作中
県外のお客様より通販でご注文いただいた分を製作。
外回りには縫い付けの時の目安になるネン押し。
自然乾燥するのを待って郵便発送(84円)します。

A-2、B-10、B-15などに縫い付けるネームプレートは、縦は約18ミリ、横は文字数により100~120ミリで製作しています。ヌメ革にお客様の指定の文字を刻印します。

価格/3300円(税込み)
三分咲き
毎年初夏の訪れを告げるように咲き始めるメキシコ万年草だが、今年は例年よりも開花が早い。
昨年から多年草を中心にいろいろ植え始めたので、地植えスペースがかなり賑やかな印象。
エキナセアが一輪、フライングで咲いた。
先月苗を植えたばかりのクレマチスも、なぜか一輪だけ、大きな花をつけている。
スコードロンパッチ鋭意製作中
前回ネームプレートを制作し、取り付けさせていただいた関東のお客様の追加オーダー。
365bombのスコードロンを手描き制作。
絵柄は、当時物のローカルメイドの画像をいただいており、それを基にペイントしていきます。
大阪出張
昨日は、約5か月ぶりの大阪出張。
午前中に新幹線と在来線を乗り継いで、東大阪荒本にあるファニー本社を訪問。昨年のこの時期と比べると、列車も込み合っていて、人出は確実に多くなっている。マスクをしていない人もちらほら見受けられるようになった。
ホールセール場にもなっているファニー本社では、現物商品の雑貨小物をピックアップ。このところの輸送コストの上昇+円安で、嵩の張るブランケット類の価格上昇がすさまじい。4年前の倍以上にもなっている。
午後からは心斎橋のレンタル会場で行われる東洋エンタープライズの秋冬モノ展示会。
7時頃に名古屋に帰着して、前からお訪ねしたいと思っていた今池「きも善」さんで夕食。
創業から60年を数える老舗居酒屋で、二代目御主人は当店のお客様。
かなり大箱のお店だが、平日のこの時間で満席。焼き物、揚げ物、煮物すべて美味しくいただいた。お店に入れずに帰っていった人も何人かいたくらいで、人気の高さが窺がえる。

画像/荒本にあるファニー本社。

東洋の展示会は撮影禁止なので画像はありません。きも善さんの画像は撮り忘れました。
ジーンズ裾上げ
一般のお客様からの持ち込み品で、国産ブラックジーンズ。
上下共20番手の糸を使用します。

ジーンズの裾上げにつきましては、持ち込み品にも対応しております。
綿100%のカタン糸で、糸番手は20/30番手を使用します。
糸色は当店が販売する製品に合わせたラインナップですので、その中で近似色を選択しております。

製品持ち込みの場合/¥1,650(ただしカット分3.5センチ以下の場合、縫代出しの為プラス¥550)

*製品持ち込みの場合、予め採寸し、仕上がり位置をご指定下さい。当店でアシストはいたしません。
*裾線の汚れ、ほこりは機械の故障原因となりますので、製品は必ず洗ってお持ち下さい。
*煩忙時、持ち込み品の裾仕上げはお断りする場合がございます。
*当店で通常扱うジーンズの生地に合わせてミシンをセッティングしています。他社製品で極端に生地の厚いものには対応出来ません。
ウォッチブレスレットのコンチョ交換
お買い上げいただいたケイシイズのウォッチブレスレット。
ケースを留めている革タブの二つのコンチョを、ファニー製の真鍮ビクターに交換して納品いたします。
このコンチョは、ファニーが従来展開していたシルバー製のビクターと同型です。素材を真鍮にすることで一個3300円と、比較的リーズナブルな価格設定となっています。
元々付いていた5セントコンチョとは軸の径が異なり、そのままポン付けは出来ません。
取り付けの際には微調整が必要になります。

画像1/ビフォー。

画像3/アフター。
スコードロンパッチ完成
描き上がったら馬革のトリミングを縫い付けて、第1航空軍のショルダーパッチ完成。
こちらはB-15Aに取り付け予定。
ネットでお買い物…コーチスクリュー
先日、土台から組み直した枕木階段の連結には、大型の鎹(かすがい)を使った。
黒皮付きの鎹は、視覚的に枕木との相性が良い。
ただし側面(木の切り口)の連結は、鎹ではしっかりとは留まらないので、ステーと6ミリのコーチスクリューを別途購入した。
ステーは、厚みがあって艶消し黒のものを選択、コーチスクリューは黒のものは見つからず、ユニクロメッキのものを購入。留めた後で頭の部分だけ黒塗りすることにした。
下穴開けは必須で、ラチェットレンチを使ってグリグリとねじ込む。
スコードロンパッチ鋭意製作中
ちょっと間が空きましたが、オーダー品の第1航空軍章の手描き製作。
通常のエアフォースマークの上に「1」が入るシンプルなデザイン。
ペイント完成後、革トリムを取り付けます。
ナイロンジャケットリメイク
カレッジプリント(ジョージタウン大オフィシャル)入りのナイロンジャケット。
丈が長すぎるので、20センチほどカットしたいというご要望でお持ちになりました。
守備範囲の広い当店でも、あまり扱わないケースです。
物性的に縫いずれが起きやすいので、その点に注意して作業を進めました。
ドローコードは、上げ直した裾線の中に収めてあります。

画像1/ビフォー。

画像2/縫い代を残して裁断。全体に薄い裏地が付いていて、前端には見返しも付いています。

画像3、4/アフター。
エクステリアもDIYで
想定外の大作業になってしまった正面階段の改修。

画像1/長尺の杉板と水平器を利用して高さ調整。

画像2/枕木の積み直し。黄色いペンキ跡が付いたのが、今回差し替えたもの。状態が良いだけに重い。

画像3/組み直した状態。

画像4/ネット購入した黒皮の「鎹」で連結。この後、さらにステーを追加して、作業完了。
エクステリアもDIYで
先月末に調達した枕木を、傷んだものと交換する作業に着手したが、土台として縦方向に組んであった2×4材も腐っていて、予想外な大工事になってしまった。
高さ調整のブロックにも不具合があったので、セメントを買ってきて固定し直すことに…。

画像1、2/階段として積んでいた枕木をすべて取り外し。

画像3/腐食した2×4材。

画像4/土台のブロックをセメントで固定。腐食した2×4材材料は、キシラデコールを塗った新品と交換。
メディスンバッグカスタム
中央のコンチョをジャーマンシルバーのものからファニーのフィリグリーコンチョに交換。
フラップの左右にはポリッシュしたフジツボ型のコンチョを追加。
両サイドのベロアのヒモにはプラスチックのビーズが付いていましたが、これを取り外し。
その穴に茶色の鹿ヒモを通してシルバー、ボーン、ガラスのビーズで意匠しました。
スピーディップ
長年お使いいただいているケイシイズのメディスンバッグ。
中央のコンチョを交換し、さらにシルバーコンチョとビーズ類を追加してアップグレードします。
作業の前に、取り付けるフジツボコンチョの表面の汚れをスピーディップで漂泊しておきます。
シルバー製品の黒ずみを簡単に除去してくれるスピーディップは、特に複雑な形状の物をポリッシュするのに有効です。シルバークロス(研磨剤)では磨ききれない凹部の汚れが除去され、真っ白な地金の状態が現れます。
あとはしっかり水洗いをするだけで地金を傷めることなく、元の輝きを取り戻すことができるのです。

画像2/ビフォー。

画像4/アフター。
本日の修理品/シュガーケーン スタンダードジーンズ
50年代のジッパーフライを模したSC42955。
1947モデルに近いストレートシルエット。生地は別物ですが、こちらもメリハリの利いた色落ちが楽しめます。
仕事でハードにお使いになっているので、後ろ見頃に糸切れ数箇所。
縫い目が開いてしまう前の段階でお持ちになりました。

画像2/環縫いの糸切れは放置しておくと広がってしまいます。

画像3、4/綿糸を使ってタタキで補修。

デニム製品のリペアについて、電話やメールで料金、納期等お問い合わせをいただくことがありますが、以下の点をあらかじめご了承ください。

*料金について
修理品の状態は千差万別ですので、正確な金額は店頭で見積もってみないとわかりません。ご呈示した見積もり金額でご了解いただいてから作業に入ります(メール画像では判断が難しく、見積もり違いも発生します。また、宅急便を介してのやりとりですと時間的にロスが大きいので、店頭受付のみとさせていただきます)。

*納期について
可能な限り迅速、丁寧を心がけておりますが、人手もスペースも限られた中で対応しておりますので、いつでもすぐに対応出来るわけではありません。また、たて込んでいる時期には、当然ながら自店で販売した商品を優先的に扱います。

*リペアをお受け出来ないケース
洗濯されていない製品の汚れ、ほこりは機械の故障原因となりますので、洗い上がりの状態以外はお受けしかねます。