店長日記

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オールドコインコンチョ値上げのお知らせ
一昨日、ファニー本社から「重要なお知らせ」のメールが届きました。
以下本文をそのまま転載します。
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昨今の貴金属の高騰に伴い、古銭市場での各種銀貨にも多大な影響が出ておりました。
FUNNYでは、数々の策を講じて現行の価格を保持してまいりましたが、円高以上に急騰する銀貨の価格に、この度価格の見直しをせざるをえない状況になりました。
価格変更に伴う混乱など大変ご迷惑をおかけしますが、何卒ご理解、ご協力をお願いします。
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ということだそうです。
銀製品の暴騰についてはたびたびお伝えしてきましたが、前回の値上がりからそれほど日を置かずに今回の値上げとなってしまいました。
具体的には一番ポピュラーな1964年50セントイーグル(900/1000)が3800円から5000円に、同様に50セントリバティーも3800円が5000円になります。1921年1ドルモーガン(900/1000シルバー)は8500円から11000円へと値上がりします。
当店では現状の店頭在庫につきましては据え置き価格での販売になりますが、8月10日以降の入荷分は新価格での販売になります。
尚、ファニーとしては主力製品の50セントイーグルを本体とキーホルダーに使ったライダースワレットの価格を抑制するため、苦肉の策ですが50セントのコインそのものを1965年以降の銀の比率が低いコイン(銀40/銅60 一個2500円)に変更する方向で進めています。今後はこれがスタンダードとなり、従来の50セント(900/1000)はオプション扱いとなりそうです。
しかし年号以外の刻印は全く同じで、一見見分けがつかないため、これはこれで販売の際に混乱を起こすおそれがあります。ややこしくて扱う方も大変ですが、お客様には出来るだけわかりやすく告知していかなければならないと思っています。
コンドル
この75年のスパイ映画の傑作を最初に見たのはTVのロードショー番組だったと思う。
最初は充分内容が理解出来ず、ただ無表情なマックス・フォン・シドーの殺し屋ぶりが強烈な印象だった。
何度か観返すうちに私の中では評価が高くなり、最も好きな作品のひとつになった。
国際的な石油利権の獲得を背景にしたCIAの内紛がテーマになっているが、派手なスパイ・アクションものとは全く趣が違う。ロバート・レッドフォード演じる主人公はCIAの末端局員だが、主たる仕事は日がな一日世界中の書物を読んで、資料として局のコンピューターに入力する事。実戦経験などまったく無い。ところがある日突然その部署が3人の暗殺チームに襲撃され、同僚が全員射殺される。あやうく難を逃れた主人公(コードネーム・コンドル)は秘書の女性が護身用に持っていたコルト・ガバメントをとっさにつかみ、その場を離れる。局に連絡を取るが、またしても暗殺されかけ、もはや誰にも頼れない状況を悟る。たまたま知り合った女性とともに殺し屋の執拗な追及をかわし、逃亡を続けながら事件の核心に迫っていくというストーリー。
最後にはCIAに一矢報いるつもりで事件の全容を新聞社にばらすが、元上司の「掲載される事は無い」という確信に満ちたセリフで物語りは終わる。
この作品は小説がベースになっているが、脚本は良く練られていて、配役も良い。行きがかりでコンドルの逃亡を助けることになるフェイ・ダナウェイは、本作のような物憂いでちょっとなげやりな女性役にはピタリと収まる。そしてなんといっても長身のマックス・フォン・シドーの存在感は圧倒的で、本職さながらである。
昨今のスーパーマンのような不死身のスパイが活躍する映画に飽き飽きした方にお奨めしたい傑作。
スコードロンパッチ完成
先週からかかっていた334THイーグルスのハンドペイントパッチ、仕上げ段階です。
黒いアウトラインを引いた後に白でハイライトを入れると立体感が出ます。
ペイント作業が完了したら外回りをカットし、完成です。
本日のニュースより
鳩山元首相、脱原発デモに参加=党内冷ややか

民主党の鳩山由紀夫元首相は20日夕、首相官邸前で行われた原発再稼働の抗議デモに参加した。マイクを握った鳩山氏は「皆さんの新しい民主主義の流れを大事にしなければならない。再稼働を止めるべきだ」と訴えた。
鳩山氏は「これから官邸に乗り込んで皆さんの思いを伝える」と宣言。そのまま歩いて官邸に入り、藤村修官房長官に、野田佳彦首相がデモ参加者の声を聞く場を設けるよう求めた。藤村長官は「首相に伝える」と語った。首相は、鳩山氏の要請について、視察先の福岡県柳川市で記者団に「さまざまな声を聞いていきたい」と述べた。
 デモに参加した理由について、鳩山氏は記者団に「政治家として民主主義の新しいうねりを肌で感じる必要がある」と説明。しかし、党内からは「党の元代表、元首相の参加はいかがなものか」(城島光力国対委員長)と冷めた声が聞かれた。 
(以上引用)

このバカは「温室効果ガス25パーセント削減」を世界に向けて勝手に約束したことをすっかり忘れているらしい。
でも、こいつの言動は民主党の解体を促進させる働きがあるので、今は温かく見守ってあげよう♥
本日の修理品
日常的な業務のひとつであるデニム修理の依頼ですが、裏張りにバンダナを使って欲しいということで、パンツとともにペーズリー柄のバンダナもお持ちになりました。
バンダナの生地だけでは薄すぎるので、裏張りの11オンスのデニムに挟み込んで使用します。
現状で大きく穴が開いているわけではありませんが、生地が薄くなって横糸だけになっているところの周りは細かくタタくことをせず、バンダナの色が覗くように仕上げてあります。

画像上/縦に25センチほど裏張りする。

画像中/脇を割ってバンダナを挟んだ生地をタタき付け。

画像下/作業完了。綻びが進むと横糸が抜け、バンダナが覗く。
スコードロンパッチ鋭意製作中
引き続き334THイーグルスのパッチをハンドペイントで製作します。

画像上/下絵に沿って全体に色を入れた状態。

画像下/アウトラインを細筆で描きこむ。今回はアウトラインを際立たせるため後で描きこんだが、絵柄によっては手順が逆になることもある。
駐車場にて
このところあまりの暑さのためか姿を現さなくなっていた黒猫。
日が落ちてからヒョコヒョコと来店した。
パッチ縫い付け
近県のお客様の依頼で、ジャングルファテーグにネームテープと部隊章、L-2Aに刺繍パッチを縫い付けます。

画像1/ネームテープの端は内側に折り込んでたたき付け。実物などでは裁ち端をそのまま表側に出してたたいている場合もある。

画像2/リムが盛り上がった刺繍の部隊章。上糸は色合いの近い糸を使用。

画像4/L-2Aはバズリクソンズのファクトリー・パッチモデルで、今回取り付けたのは右腕のみ。直径が10センチ以上ある刺繍パッチで、きれいにおさめるにはギリギリの大きさ。
スコードロンパッチ鋭意製作中
今回のパッチは、グラブの先端と足先が円の外にはみ出す変形モノです。
外周りは粗裁ちのままでペイントし、最後に絵のアウトラインに沿って裁断する予定です。
昨日のニュースより
ロンドン五輪 米のユニホーム「ぜ〜んぶ中国製」 批判噴出…でも「変更ムリ」

ロンドン五輪に出場する米国代表団が、開会式で着る公式ユニホームが「メード・イン・チャイナ」であることが判明し、物議を醸している。貿易不均衡をめぐる対中批判がくすぶる中、11月の大統領選を控えて政界からも批判が噴出。米国オリンピック委員会(USOC)は13日、2014年の冬季五輪では米国製にすると発表するなど火消しに躍起となっている。CNNテレビによると、ユニホームは米国の著名デザイナー、ラルフ・ローレン氏が担当。ブレザーとベレー帽に男子はズボン、女子はスカートだが、靴に至るまですべて中国製だ。インターネットの短文投稿サイト「ツイッター」などを中心にユニホームを作り直すべきだとの大合唱が起こり、政界からも「すべてのユニホームを集めて燃やし、一からやり直せ」(民主党のリード上院院内総務)と批判が強まった。USOCは13日の声明で、すでに一部の選手がロンドン入りしていることなどから、ユニホームの変更は「残念ながらできない」としたが、14年の五輪の開会式と閉会式では、米国産のユニホームにすることにラルフ・ローレン社が合意したと発表した。
(以上引用)

アメリカとしては沽券に関わる問題だろうが、いまさらそんなことを言うのは無理がある。
アメリカはもうとっくに衣料品の生産国ではなくなっている。自分たちの政策の結果、工場も海外移転が進み、もっと言えば原糸メーカー、織布メーカーなどは原材料の調達自体海外依存度が高いはずだ(ちょっと前まで自国で黒人奴隷をしばき倒して綿花を摘ませ、それで衣料品を作っていた時代があったが…)。素材から純アメリカ産で調達出来そうなのは靴ぐらいだろうか。
しかしMADE IN USAのタグを付けるだけなら実は簡単である。
そんなもの何カ国にまたがってつくられていても、最終工程をUSAで仕上げて検品すれば表記上モンダイは無いのだから。実際のところ、原材料の段階から製品仕上げまですべて一国でまかなうことは現代の衣料品では少ないと思う。
そういえば当店のラインナップにもMADE IN USAをうたったものがあるが、これとて素材まで米綿とは限らない。メキシコ綿やインド綿、またはそれらの混合だってありうるのだ。
H君と愛用品たち
ロン毛の富豪H君はいつも唐突にあらわれる。
今日は召使いもしたがえず、車もロールス・ロイスではなく、地味な日本車を運転してやってきた。土木作業に使う鹿革のグラブをわざわざ遠くから買いにきてくれたのだ。
アメリカで牧童の経験も有るH君は、この何年も使える鹿革のパフォーマンスを良く理解している。
彼は自分の眼にかなったものを購入し、徹底的に使い倒すのが昔からの流儀なのだ。
ついでなので、そんな彼の身の回り品をご紹介しよう。

画像上/その風貌から、道を歩けば人が振り返り、警察からは職務質問されるにちがいないH君。
お気に入りのビルフォードはカスタムオーダーのクロコダイル製。内部パーツは普通牛革を使うが、これには薄く漉いたクロコの腹の革が使われている。ちなみに同じクロコダイルを全面に使って製作した、怪しすぎるジャケットも愛用している。

画像中/金無垢のロレックス・デイトナ。画像ではわかりにくいが、全面的に傷だらけである。裏側には、購入時の記念として彼自ら釘で彫ったイニシャル入り。この時計をこんな風にラフに使うのは彼以外見た事が無い。金無垢のヨットマスターも同じように使っている。

画像下/一見してこれがエルメスのバッグだとは誰も思わないだろう。使い込みすぎて薄汚れたハンプの所々にほつれが出ている。しかしさすがは馬具メーカーが出自の会社で基本設計がしっかりしており、型くずれも無く、腰のある最上級の革を使っている。なんでも現金主義のH君は、いつもこの中に札束を詰め込んで持ち歩いているのだ。
スコードロンパッチ鋭意製作中
今回は334THイーグルスのパッチをハンドペイントで製作します。
この図柄は非常に有名で、復刻品も多くつくられています。
細部まで指示をいただいているので、出来るだけそれに忠実に製作いたします。
ひかり回線の周辺機器の故障のため、現在電話回線が不通になっております。
すでに修理を依頼しておりますが、対応が明日の午後になる為、それまでは使用できない状態です。
ご迷惑をおかけいたしますが、何卒よろしくお願い申し上げます。
本日の修理品
こまごました案件に対応していたため間が空いてしまいましたが、お預かりしていたギャリソンベルトのサイズ詰めの仕上げです。

画像1/折り返し部分より先を漉きとって薄くした後でバックルを収めるための穴を開けていきます。元は手縫いでしたがバックルの取り外しが出来るようにスナップ釦に変更。ベルト幅が細めなので横2列で穴開け。

画像2/裁ち端は角を取った後に着色。

画像3/スナップ釦の打ち込み。

画像4/完成。
本日のニュースより
新党名「国民の生活が第一」、代表に小沢氏就任

民主党を除籍(除名)された小沢一郎元代表らによる新党の結党大会が11日午後6時、東京・永田町の憲政記念館で始まり、党名は「国民の生活が第一」と発表された。
(以上引用)

「国民の生活が第一」……WWW
もしかして隣の国の国民の事?
本日の修理品
ワレットチェーンSE-1の破損したナスカンを新品交換します。
この合金のチェーンはそこそこの重さがあるので、負荷のかかるナスカンの消耗は革のレーンに比べて早いようです。
ナスカンとチェーン本体は丸カンで接続されており、この丸カンはつなぎ目がロウ付けされています。ナスカン交換の際にはこの丸カンも断ち切ってしまい新品パーツでつなぎ直します。
当店ではナスカン、付属パーツ共、常時各サイズをストックしておりますので即時対応可能です。

*通販でお買い上げいただいた遠方のお客様も、修理品をお送りいただいて対応しておりますのでご利用ください。
ベルトサイズ詰め
今日は先週末にお預かりしたベルトのサイズ詰めの作業に入ります。
ご本人の体型が変化し、用をなさなくなってしまった定尺ベルト。
ヌメ革の状態も良く、まだまだ使用可能なので、この際サイズを詰めて奥様にお譲りになるそうです。参考に奥様が現在お使いのベルトをお持ちになり、10センチほどカットしてセンター穴にバックルが収まるよう仕上げます。

画像1/加工前。バックルはシニューで手縫いされて留められている。

画像2/先端を革包丁でカット。あらたにバックルを取り付ける位置をマークする。

画像3/先端をカットしてアールを付けた状態。

画像4/曲げ代を革漉きで薄くします。

画像5/漉きあがった状態。
本日の修理品
ホルスタータイプのモバイルケースは、ループ部分をベルトに通しスナップで留めて固定します。
この先端のワンウエイスナップはウォレットのキーホルダーにも採用されていますが、着用時のはずれ防止のために片側からのみ脱着出来るようになっています。
今回はそのスナップが急に固くなって取り外しが困難な状態になり、修理にお持ちになりました。
こうしたケースはスナップのキャップ(メス)側のリムの変形か、スタッド(オス)側の中心部分のカシメが緩んで浮き上がってくることで起こります。
キャップ側は取り外して新品に交換し、スタッドには少し緩みがあったのでカシメ直して修理完了です。
本日のニュースより
政府、尖閣諸島国有化の方針 

地権者と交渉東京都が購入交渉を進めている沖縄・尖閣諸島について、政府は国有化する方針を固め、地権者との交渉に入っていることが明らかになった。
尖閣諸島の主な5島のうち1つは国有だが、他は民有地で、現在は国が賃料を支払って管理している。東京・石原都知事はこれらの島々を来年3月末までに都として購入することを表明し、都は地権者との交渉を進めていた。
関係者によると、政府はこれらの島々を国有化する方針を固め、すでに地権者との交渉にも入っているという。こうした国有化の方針については、政府関係者がこれまで都側に非公式に接触を重ね、伝えているという。
(以上引用)

アホか…WWW
政権崩壊間近の今頃になって何を言っているのか。
支持率浮揚策のつもりなのだろうが、地権者には相手にされまい。