店長日記

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本日の修理品
ブライドルバックルが特徴的なカウボーイズウォレットは最初期の製品。
お買い上げいただいてからずいぶん長くお使い頂きました。ドロップハンドルとファスナーの引き手を紛失した状態だったのですが、市外のお客様だったため、なかなかご来店いただけませんでした。

画像1/赤茶のラティーゴレザーは、手脂とポケットへの出し入れによって自然な艶を増している。

画像2/ドロップハンドル欠損。この旧タイプは革帯が本体を貫通して、片側に配置されたコインケースとカードケースを束ねるような独特の設計だが、現在は仕様が変更された。

画像3/新品のドロップハンドル取り付け。

画像4/ファスナーの引き手欠損。

画像5/新品取り付け。
一人区では自民全勝で、オセロゲームのようにパタパタと勢力図が変わっていった。もう民主党は解党するしか無い。社民や生活が惨敗したのも当然とは言え、実に喜ばしい。票を投じた維新の中山恭子議員も早々と当選を決めたので安心した。意外だったのは東京選挙区で中核派推薦のタレントが当選したこと。今後も原発の危険性を必要以上に主張して大衆を煽動し、国力低下に一役買うのだろうか。
<参院選>全都道府県で投票率低下 午後4時27.21%

第23回参院選の投票が21日朝、全国で始まった。期日前投票、不在者投票及び在外投票を除いた午後4時現在の投票率は27.21%で、前回参院選の午後4時現在(33.85%)に比べ6.64ポイント下回った。
(以上引用)

個人的に注目しているのは東京選挙区で、維新政党新風(日本維新とは無関係・念のため)の鈴木信行代表が出馬した。韓国に渡って日本大使館の前に設置された(でっちあげの)従軍慰安婦像に「竹島は日本固有の領土」と書かれた杭をくくりつけ、韓国から入国禁止になっている政治活動家。日韓断交を公約に掲げ、選挙運動期間中は200カ所以上でポスターを破られ、HPが閲覧不能になるなど組織的な妨害を受けていた。当選は難しいかと思うが、どこまで支持が伸びるか見守りたい。
鈴木氏はメディアに徹底的に黙殺されたが、一方で脱原発を掲げてメディアに取り上げられることの多かった山本太郎(中核派)の得票数にも注目している。こんなアホに騙されるお人好しがどのくらいいるのか気になっているためだ。
選挙の朝に…
早い時間に投票を済ませ、選挙戦の喧噪が止んで静かな街中をビュイックで一回りして開店準備。
キャブレターの調整後は絶好調で、アイドリングも安定しきっていてスムーズそのもの。
今日は民主党の残党狩りのような選挙となるが、とくに注目している選挙区もあるので、仕事の合間にネットで状況を追っていきたいと思っている。
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種植えしたプチトマトはやっと実が色づいてきたところ。
与党、圧勝の勢い維持 民主・海江田代表は続投 参院選あす投開票

昨年12月の第2次安倍晋三内閣発足後、初の大型国政選挙となる第23回参院選は21日に投票が行われ、即日開票される。自民、公明両党が圧勝する勢いを維持しており、野党が参院で多数を占める「ねじれ国会」の解消が確実視される。一方、野党は改選1人区で軒並み苦戦し、複数区で議席争いを展開。ただ、民主党の海江田万里代表、日本維新の会の橋下徹共同代表(大阪市長)の責任論は高まっておらず、ともに続投する見通しとなった。
(以上引用)

やっぱり組織票の割合が多い(=投票率が低い)と、投票日の前日におおむねの結果予想がついてしまう。とくに地元愛知ではトヨタの影響力が圧倒的だと思う。
6年前の参院選では、支援組織の無いある地元候補の応援でポスター張りをさせていただいたが、徒手空拳で戦うことの厳しさを思い知らされた。結果的に最低得票数にも届かず、供託金すら没収されたのである。
今回は自分が重要だと思うテーマを取り上げている候補は地元にいないので、選挙区候補の投票先をまだ決めかねている。
本日の修理品
以前にフライトジャケットのカスタムでお世話になった関東のお客様からの依頼品。
米軍のショルダーバッグのスナップボタンの打ち直しです。
オス側は二カ所とも破損し、フラップが閉じられない状態です。メス側はそのままでも使えなくはありませんが、御希望によりこの際新品に交換します。このスナップはジャケットにも多用される規格で、当店にもストックがあります。オス側はポケットの付属のテープを挟んで留め付けているのでかなりの厚みがあり、長足タイプでがっちり打ち直します。

画像1/フラップとサイドポケット下部の二カ所をスナップで留めるショルダーバッグ。

画像2/オス側は破損した状態。メス側も若干変形している。

画像3/残ったスナップを取り外し、同径の新品に打ち換える。

画像4/ポケット底のオス側は長足タイプを使用。

画像5/メス側(キャップ&ソケット)も新品交換。

画像6/作業完了。
いただきもの
安倍首相が本日沖縄の宮古島に赴き、海上保安官らを激励するとともに現地で演説をおこなっている。
この選挙期間中の異例の訪問は、東アジアの癌・支那の動きを牽制する狙いがあるのはもちろん、国民に向けての断固たるメッセージもこめられている。
…さすがである。
ところで、安倍首相の訪問とは全く何の関係も無いが、昨日当店の内外装の施工を引き受けてくれている武豊町のイエローガレージさんから宮古島産のマンゴーのお裾分けをいただいた。
これを栽培しているのは、昔名古屋市内で草創期のジーンズショップを経営しておられた方。その後家族で宮古島に移住して、ずっと農業をやっているらしい。なにか思うところがあってのことだろうが、ずいぶん思い切ったものである。
マンゴーは強烈に甘い香りを放っているが、後一日二日で完熟状態になるとのこと。
本日の修理品
両膝が大きく破れたリーバイスのスリムフィット系のデニム。
このオレンジタブの製品は各所が2本針でがっちり縫製されています。それだけに解体を伴う修理はかえってやりにくいと言えます。膝の中央部にミシンをかける際は、通常脇のシームをひらいて作業しますが、この製品のように両脇とも二本針ミシンで巻き伏せ縫いされているものは手を付け辛いのです。

画像1/リーバイスのオレンジタブ(ビッグE)品番不明。

画像2/両膝共大きく裂けている状態。

画像3/今回はインシームの側で40センチ程解体した。穴のあいた部分はデニムで裏打ちし、さらに補強のためツイル生地を広範囲に当てる。穴の周囲は生地が伸びきっているので、あらかじめプレスして表面を整えておく。

画像4/パンツを裏返した状態でひらいた脇からカケツギ。

画像5/カケツギ仕上り状態。

画像6/インシームを縫製し直して作業完了。

画像7/裏側の状態。補強のツイル生地は並行ステッチで目立たないよう留め付けている。

デニム製品のリペアについて、電話やメールで料金、納期等お問い合わせをいただくことがありますが、以下の点をあらかじめご了承ください。

*料金について
修理品の状態は千差万別ですので、正確な金額は店頭で見積もってみないとわかりません。ご呈示した見積もり金額でご了解いただいてから作業に入ります。

*納期について
可能な限り迅速、丁寧を心がけておりますが、人手もスペースも限られた中で対応しておりますので、いつでもすぐに対応出来るわけではありません。また、たて込んでいる時期には、当然ながら自店で販売した商品を優先的に扱います。

*リペアをお受け出来ないケース
洗濯されていない製品の汚れ、ほこりは機械の故障原因となりますので、洗い上がりの状態以外はお受けしかねます。
本日の修理品
少し前に縮緬のハワイアンシャツのボタンホールの修復をしましたが、今回はボタン付け側が引っ張られて裂けてしまったケースです。
フィラメントレーヨン生地で、スタンダードな総柄の製品。
第一、第三、第四ボタンの周囲が大きく裂けてしまっています。
ボタンを取り外し、穴のあいた部分に裏側から芯地を当てて補強した上でボタンを付け直します。

画像1/サンサーフの製品。

画像2/第一ボタンの周囲が裂けて広がった状態。

画像3/同じく第二ボタン。

画像4/第四ボタンの周囲の裂けが大きい。

画像5/ボタンを取り外して見返しをひろげた状態。

画像6、7/穴のあいた部分に裏側から芯地を当ててアイロン接着。

画像8/ボタンを付け直して修理完了。
身近にあるミリタリークロージング
大日本帝国陸軍四伍式軍衣は、明治45年の勅令によって採用された型式。
これは30年以上前に他界した祖父の遺品で、私が管理しているもの。裏地には検定印があり、大正十年支給の印字と筆書きの祖父の名がある。この詰め襟の軍服は第一次大戦を経て昭和13年まで採用され、その後は折り襟に変更になる。戦時中を描いた映画やドラマで登場するのはほとんど後年の折り襟タイプ。一方古参兵ではこの詰め襟の軍服も混在し、併用が認められたらしい。我が家に残された軍服は立ち襟の物のみだが、祖父が二つの戦争をこのタイプで通したのか、あるいは他の型式のものは紛失してしまったのか、今となっては確認のしようもない。もう一点の在郷軍人用の上着も立ち襟で、おそらく同年代のもの。ほかにも未使用のゲートル(脚絆)が二組遺されている。
遺品である上に資料としても貴重なものなので、これ以上傷みが進まぬよう、目の届くところに置いて保存していくつもりである。
名著であるため、ご紹介
『睡魔』梁石日著 幻冬舎

『血と骨』の筆者がマルチ商法の実態を描いた作品。
フィクションとあるが、主人公の出自や経歴は筆者そのもので、かなりの部分、実体験をもとに描いたものではないだろうか。
事業に失敗し、大阪から出奔した主人公はタクシー運転手として生計を立てていたが、自堕落な生活で借金は嵩み、いよいよ生活に困窮する。そんなときに旧知の在日同胞から高額な健康器具の無店舗販売を持ちかけられ、最初は拒否するが、だんだんとその深みにはまっていく。
販売会社が、かき集めてきた人間をセミナーを通じてマインドコントロールしていく様は巧みである。ノルマの達成者には派手な演出で新車が贈られ、舞台装置のひとつとして有名芸能人のショーまでおこなわれる。いずれも挫折感やコンプレックスを持ち、成功体験のない人間達の心情に上手く働きかけ、強固な集金システムが出来上がるのだ。冷静に考えれば、必ず行き詰まるだろうことはわかりそうなものだが、目の前の成功者の体験談や、異常な高揚感で思考が働かなくなってしまうのである。
当然ながら販売先の開拓が続かなければしくみは破綻し、家族や友人を巻き込んだビジネスで残るのは借金と無価値な商品の山ということになる。親会社は一人勝ちを収めるが、無店舗販売自体が法に問われることはない。なぜならねずみ講と違い、商品の売買が中心にある以上(道義的にどうであれ)合法的なビジネスなのだ。常識的な無店舗販売業者との線引きも難しい。
今後もけして無くなることのないマルチ商法の実態を詳細に描き出した力作であった。
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そういえば民主党政権下では、マルチ商法の推進者で、マルチ業者から政治献金を受け取って業者を支援する議連まで立ち上げていた山岡賢次が、まさかの国家公安委員長、内閣府特命担当大臣(消費者及び食品安全担当)を兼務するという冗談のような人事がおこなわれていた。
緑化計画進行中
種まきから一月半ほどで大きく伸びたプチトマト。
乾燥気味に育てた方が糖度が増すらしいが、ここ数日は35度を超えるほどの猛暑が続いているので多少多めに水をやっている。
花をつけたあとに実が出来始めたので、収穫まであと少しといったところ。
参院選近し…
選挙区ではとくに推したいような候補がいないのが悩ましいところ。
比例区では、西村真悟衆院議員事務所を通じて推薦のはがきをいただいた中山恭子議員に投票する。
この一見おっとりした方は、外見や喋り方からはとても想像出来ないような、いくつもの修羅場をくぐってきた政治家なのだ。
北朝鮮に拉致された被害者5人が一時帰国した時、(北朝鮮との)約束にしたがって送り返すように進言した腰抜けの外務省幹部の主張を断固はねつけたのはこの方である。
その数年前には、ウズベキスタン大使として就任直後、イスラムゲリラが日本人鉱山技師を拉致する事件が発生。反政府ゲリラのキャンプに自ら赴き、機関銃を向けられながらも直接交渉にあたって全員を奪還した。
アイアンレディー・中山議員の数々の実績を知る人は多いが、今回は組織票の期待出来ない維新の会からの出馬になる。
しかしなんとか国政にとどまってほしいとおもっている。
ショルダーバッグリメイク
エルパソサドル社のラグを使ったバッグは、バリエーションが多数あり、価格も1500円からと非常にリーズナブルで人気があります。
しかし、中には持ち手が貧弱だったり、ストラップの長さが不都合だったりするものが時々あるのです。まさに取って付けたような大雑把な仕事ぶりで、お客様のご要望に応じて部分的に店頭で手を加えることも多いのです。
今回は、両サイドに付けられた四つ編みの毛糸がそのまま延長されてストラップになったデザインのバッグをリメイクします。一体どういう意図なのか、四つ編みのストラップの長さが150センチもあり、そのままではあまりに長過ぎるので、どこかで玉結びしないとおさまらない製品です。デザインとしてそうしているのか、単に長さを間違えて裁断しているのか、このシリーズはすべてこの長さになっています。
玉結びの状態ではゴロついて使い辛いということで、四つ編みのストラップはカットしてデザインとして残し、頑丈なコットンテープでショルダーストラップを作り直します。

画像1/毛糸で四つ編みされたストラップの先端を結んで斜め掛けした状態。結び目を作らないと長すぎて掛けられない。

画像2/必要な長さのコットングログランのテープを用意。

画像3/フリンジとなる長さを残してストラップをカット。

画像4/本体裏側にテープをたたきつけ。

画像5/リメイク完了。

画像6/斜め掛けした状態。
レイバン・アウトドアーズマン
前回の三ケ根山正参道ツアーの際、紫外線対策として使用した私物。
30年以上前に購入した古いモノだが、ほとんど使用する機会もなく、長い間カウボーイマネキンのきよじに掛けさせていた。
ツル巻きのフレームはしっかりしていて、ツルの部分を覆っているゴム質にも劣化はみられない。
このティアドロップ型のサングラスは周期的にブームを起こしているが、私の場合はロバート・レッドフォードやポール・ニューマン(平成生まれの人は名前すら知らないかもしれないが…)といった当時のハリウッドスター達のイメージが強い。
時代を遡れば、敵軍の将だったマッカーサーもこのメーカーのタイプ違いを愛用していた。
このアメリカを代表するサングラス(現在はイタリア企業傘下)は、元々は飛行士の目を守るために開発され、その技術が民間向けに転用された。
ちなみに衣料品でもアウトドアウエアの素材は軍用開発→民間転用のパターンが非常に多い。
ファニー/ウエスタンレザーの試作品
ファニーがリリースするレザー製品の中で「ウエスタンレザー」のブランドロゴが付く商品群があります。
これらは東大阪にあるファニー工場内で、ガンベルトやチャップスといった、よりウエスタンテイストの強い製品を作り続けている一人の職人によるものです。その人はファニーのスタッフではなく、個人事業主として、ファニーの工場内でモノづくりをするといった、ちょっと変わった形態になっています。
今回ロングセラーのキャンティーンキーホルダーのデザインを一新し、その方が仕上げた試作品が送られてきました。従来ものよりタンを大型にし、キーが振れた時にパンツに当たらないようになっています。ベルトに留めるストラップ部分にも改良が加えられています。
コンチョが省かれたデザインも含め、従来ものをお使いのお客様にご意見をいただければと思っております。

予価/3700円

画像1/従来のキャンティーンキーホルダー(左)と新型。

画像2/新型はストラップをスナップで開閉出来るようになっている。上側にワンウェイスナップを採用。

画像3/ウエスタンレザーの刻印。
スタッズベルト製作
本日納品予定のスタッズベルト。
ベースとなる革帯は30~36インチでご用意しておりますが、今回は30インチ(ピンからセンター穴まで79センチで設定)での製作です。
フローラルのポイント部分も含め、すべて真鍮を使用します。
本日の修理品
エルスモックのブーツカットのリペアの続きです。

画像1/後ろ裾が破れている状態。長さを変えずに補修。

画像2/内側をテープで補強した上で破れ目をタタく。

画像3/左ポケット口の破れ。

画像4/内側をテープで補強した上で破れ目をタタく。

画像5、6/同様に右ポケット口も補修する。

デニム製品のリペアについて、電話やメールで料金、納期等お問い合わせをいただくことがありますが、以下の点をあらかじめご了承ください。

*料金について
修理品の状態は千差万別ですので、正確な金額は店頭で見積もってみないとわかりません。ご呈示した見積もり金額でご了解いただいてから作業に入ります。

*納期について
可能な限り迅速、丁寧を心がけておりますが、人手もスペースも限られた中で対応しておりますので、いつでもすぐに対応出来るわけではありません。また、たて込んでいる時期には、当然ながら自店で販売した商品を優先的に扱います。

*リペアをお受け出来ないケース
洗濯されていない製品の汚れ、ほこりは機械の故障原因となりますので、洗い上がりの状態以外はお受けしかねます。
本日の修理品
フェローズとウエアハウスのコラボレーション企画で誕生した期間限定ブランド『エルスモック』。
ガチガチのノンウォッシュ状態での販売でしたが、かなり穿き込まれ、各部に傷みが出ていますのでリペアをおこないます。
まずは右の後ろポケットの穴あきの補修から。

画像1/この製品はブーツカットモデル。ディテールはラングラーに近い。

画像2/ライダースワレットの収まりが良い縦長のポケット。ワレットのスナップ釦の部分で穴が空いている。このポケットは内側下半分にスレキの補強布が入っている。

画像3/補修のため、下半分のコバステッチを解く。

画像4/穴の空いた表地とスレキの間に補強布を挟み込む。

画像5/上から穴の位置を中心にタタキつけ。

画像6/周囲のステッチを入れ直してポケット修理は完了。

順次、他の部分も修理していきます。
初夏の三ヶ根山・殉国七士廟再訪(その弐)
参拝と昼食を終えた後、Iさんの奥様に聞いたヤマモモの木が生えているあたりを目指して歩き出す。
すると整地されたスカイラインの脇を下った傾斜地にそれらしき場所を発見した。かなりの勾配の斜面に何本ものヤマモモの木が無秩序に生い茂り、たわわに実を付けている。まだ青い実もあったが、完熟して落下したり、鳥につつかれたりしたものも多い。食べ頃なのをもぎって次々に口に入れ、独特の酸味を味わった。食感は枇杷に近いような感じだろうか。
斜面を吹き上がってくる風が気持ち良く、寝転がって一時間程休憩。頭上をゆっくりと大きな鳥が旋回している。
充分に体力が回復した後、トレッキングモードに戻って下山することにした。復路は緩やかだが、道が見えない程草が伸びきった所もあり、かきわけながらのトレッキングとなった。
今回は懸念していたほどの蒸し暑さもなく、偶然山の幸も口にすることが出来、充実感も満腹感も一杯の一日であった。

画像1/傾斜地に根を張るヤマモモの木々。山肌に沿って風が吹き上がってきて気持ち良い。この一帯はマムシの生息地でもあるということだったが、当日は出会いがなかった。

画像2、3、4/ヤマモモは一般的な桃とは全く種類が異なるらしい。ジャムにすることも多いとのこと。昨年11月の登頂時にはムカゴ(地上に自生する山芋)と野いちごを味わったが、このような野生の食物との出会いも意義深い。